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ヴェルディア幻奏曲 レビュー

ヴェルディア幻奏曲について

ヴェルディア幻奏曲

ストーリー概要

ストーリー概要は、こちらを参照。

総評 95/200点(不可)

凡作未満の見本のような作品。月並みながらそこそこ纏まってはいるものの、これといった売りがない。「この作品はどうだった?」といえば「フツー」、「どこが面白いの?」と聞かれたら「さあ?」としか答えられない。

この作品は大々的に酷評されることはないだろうが、多くの人に絶賛されることもまたあり得ないだろう。誰かに薦めるとしたら、それは平和でのんびりとした作風が好みな方くらいか。

シナリオについての評価・レビュー 30/80点

ヴェルディア祭に参加するために帰郷した主人公が、現地で(女の子の)仲間を増やして、音楽祭の予選・本選を突破していく、という話。+αもあるが、ネタバレになるのでそれは省略。

主人公とヒロインたちは最初からラブラブというわけではないが、かといって恋に落ちる過程が濃厚に描かれているわけでもない。音楽祭へ向けて行動を共にしていたら、自然と仲が進んでいた、といった具合だ。イチャラブ展開は、どちらかといえばやや薄め。

『ヴェルディア幻奏曲』のシナリオは、物語全体を通してみても達成感に欠ける。それは共通ルートの冗長さや個別ルートの薄っぺらさ、そしてクライマックスの緊張感の無さ、果てはテキストの平凡さに起因する。

本作品のシナリオは音楽祭を軸に展開するが、物語を読み進めていくと、何だかその音楽祭の格式自体が低く感じられる。というのは、まず主人公たちの練習風景がいかにもアマチュア――喩えるなら学校の部活じみていて、どう見てもセミプロ以上の意識を持って取り組んでいるようには思えないからである。
いかに「実力者が集まる祭典」と言葉面だけで説明されても、そんな彼らがゴリ押しで良いところまで進めてしまうような音楽祭では、「結局その程度なのか」という感想しか持てない。

シナリオ終盤では、それまでの展開とは打って変わって、異世界ファンタジーらしい展開になってくる。だが、そこに至るまでの幾多の伏線がどれもか細く、あのような『転』を導き出すにはいまいち機能していないように思う。
その結果、音楽祭以降のシナリオ展開は、超展開とまではいかなくても、何だか取ってつけたような感がある。各キャラのエンディングを見ても不完全燃焼な心地がするのは、たぶんこのせいだろう。

総じて、『ヴェルディア幻奏曲』のシナリオにはカタルシスがない。恋愛のカタルシス、目的達成のカタルシス、クライマックスのカタルシス――それらが著しく乏しい。演奏シーンのテキストも、リズミカルに表現しようとする努力は垣間見られるが、紡ぐ言葉が月並みなのと体言止めが下手なのとで、逆に白々しく感じられる。

CGについての評価・レビュー 25/60点

CGの塗りはそこそこ綺麗だが、元の絵はそれほど上手くない。立ち絵のポーズのセンスがいまいち良くないし、特にフィーナとシンシアのポーズは格好悪い。

CG枚数はたったの68枚で、かなり足りていない。肝心の演奏シーンに使い回しが多く、さらに苛立つのはエロCGの使い回しだ。各キャラに3シーンずつしかないエロシーンで、CGの使い回しをするなんて舐めている。

音楽・声優についての評価・レビュー 30/40点

音楽は、さすがに音楽をテーマにした作品ということもあって充実している。ただ民族音楽調のBGMとしてのみ聞くなら、どれも上質といっていい。

しかし、各キャラが集まって演奏する際、その演奏と通常のBGMとの境界が曖昧である。キャラクターの演奏とBGMは明確に区別されるべきなのに、実際には雰囲気が少し違う程度にしか感じ取れない。
純粋な音楽としてはOSTがちょっと欲しくなるくらいには良いが、演出も兼ねて評価するなら、それほど高くは点数を付けられない。

システムについての評価・レビュー 10/20点

デザインのために機能性を犠牲にしている感がある。クイックセーブはメッセージウィンドウ横に備えられているのに、それをロードするためにはメニューを開いて、クイックロードの項目を選択する必要がある。オプションを表示するのにも、同様の操作をする必要がある。

スキップ機能だけは評価できる。『最速』に設定すると、既読のテキストはほぼ全文スキップできる。

エッチ内容について

プレイはオーソドックスな内容ばかり。これで抜けるなら、どんなエロゲでも実用可能である(⇒Ranking)。

作品情報

ゲーム名:ヴェルディア幻奏曲
ブランド名:Escu:de
ゲームジャンル:アドベンチャー
定価: 9,240円
体験版:

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良:70-75(140-155)点⇒推薦
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不可:40-45(80-95)点⇒非推奨
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