- 2008-09-12 (金) 2:28
- 18禁SLG・RPG レビュー
天ツ風 ~傀儡陣風帖~について
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(DLsite)(DMM)(DiGiket)(Gyutto)( |
ストーリー概要
DLsiteの『天ツ風 ~傀儡陣風帖~』紹介ページを参照。
総評 150/200(良)
演出の素晴らしさが光る忍者活劇SLG。シナリオ構成などに荒が目立つものの、総合的にみれば良作の部類に入る。購入の予定があるなら、取り敢えず買って損はないと思う。
ただし、本作品のプレイ時間は初回で数十時間に達する。すべてコンプリートしようとすると、膨大な時間が必要となることに注意してほしい。
シナリオについての評価・レビュー 35/60点
『天ツ風』のシナリオは、浅賀で暗躍する冥獄党と、東間の忍者集団 霞谷衆(山吹組)との戦いが軸になって展開する。内容的には時代小説よりも、少年向けの忍術バトル漫画に近い。
『天ツ風』の登場人物たちは、皆それぞれの大儀や思想、目的を持っている。自分自身の信念に生き、そして死んでいく者たちの志を受け継いでいく――そういう魅力的な登場人物たちが繰り広げる物語は、素直に面白かった。
だがそれでも、本作品のシナリオを真っ当に評価するとしたら、可より上は付けられない。というのは、以下に述べるように、『天ツ風』のシナリオには構成上の欠陥が多く見受けられるからだ。
欠陥①―矛盾とご都合主義
『天ツ風』のシナリオは、物語が進むにつれて設定矛盾とご都合主義がひどく目立ってくる。序章から1章まではまあ許容範囲だが、2章終盤からは眉を顰めるほどに、4章以降は呆れるほどに杜撰である。
欠陥②―同一パターンのループ
シナリオ構成それ自体は、一定のパターンを最初から最後までループしているに過ぎない。すなわち、「①冥獄党と戦闘⇒②苦戦⇒③新しい能力や技が発動⇒④撤退」を延々と繰り返す。特に③で発現する能力やら技は、その時々の状況においてあまりに都合が良すぎる。
欠陥③―シナリオと戦闘システムの不調和
シナリオと戦闘システムの連携がいまいち取れていない。プレイヤーが戦闘で勝利しても、何故かシナリオ上では負けているのと同じ扱いになることが多い。そのせいで、勝利のカタルシスが減退し、戦闘が半ば作業化してしまっている。
欠陥④―シナリオが無駄に長い
全年齢対象ならともかく、18歳以上のアダルトを捉まえて、プレイ時間数十時間というのは長すぎる。まあそれだけ尺を取る必然性があるなら良いのだが、本作品の場合は削る余地があり過ぎる(Ex.外法七人衆は7人も要らない)。
CGについての評価・レビュー 50/60点
『天ツ風』のキャラクターデザインは、ちょっと古臭いというか、いまいち20世紀の垢が抜けていない感がある。CGそれ自体の質も良いものは良いが、なかにはギャグみたいな表情をしたキャラ絵がある(Ex.破軍の円らな瞳、駆ける陣馬の横顔のアニメーションなど)。
しかし、本作品の基本CGはなんと184枚もある。演出用のCGもやたらと豊富で、戦闘シーンではキャラクターが本当に良く動く。これだけ気合の入った演出を魅せつけられたら、もう優より下の評価は付けられない。
音楽・声優についての評価・レビュー 35/40点
声優さんの演技は、全体的にみて素晴らしい。特に白夜役の演技は終盤で鬼気迫るものがあって、聞いていて鳥肌が立った。一方、男性陣では弥七郎の棒読みじみた演技が本当に残念だった。彼は脇役ながらとても重要な役柄なので、もっと良い声優を当てて欲しかった。
BGMや効果音は、効果的に場を盛り上げていた。曲だけ聴いてもかなり上質だ。個人的にお気に入りなのは、「悲恋の記憶」、「例えるなら、美しく残酷な華」、「想歌」など。
システムについての評価・レビュー 30/40点
基本システム
基本システムには、クイックセーブやシーンスキップなどの必要な機能は一通り揃っている。また、こちらのマシンスペックに合わせて動作を最適化できるのも良い。プレイヤーへの配慮が隅々まで行き届いていることに好印象。
戦闘システム
戦闘システムは、ジャンケンをモチーフにしたカードバトルになっている(※)。
ジャンケンという時点で運否天賦のにおいがするが、相手の手札が見えたりスペルカードがあるぶん、一応の戦略性を備えている。もちろんそれ専門のPCゲーム程ではないが、この作品がエロゲであることを鑑みれば、良く出来ているほうだと思う。
(※)プレイヤーと対戦相手はそれぞれデッキを持っていて、そこから手札が5枚になるようにカードを引く。手札のカードは相手方に見えるようになっている。カードにはグー・チョキ・パーの属性があって、「グー⇒チョキ⇒パー⇒……」というように、規定枚数までコンボを組んで場に出せる。
プレイヤーは、対戦相手の手札から場に出されるカードを予測しながら、ジャンケンバトルを進めていく。ジャンケンに勝つと、そのカードの攻撃やスペル、必殺技が発動し、相手のHPを削ったり、自分や相手の能力値が上下したりする。そうして最終的に相手のHPを0にしたほうが、戦闘の勝利者となる。
エッチ内容について
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- その他
- 蟲責め、輪姦、その他
作品情報
ゲーム名:天ツ風 ~傀儡陣風帖~
ブランド名:ninetail
定価:9,240円(DL版 3,990円)
体験版:有(DMM)(Gyutto)(Vector)(Prop)
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