- 2008-09-18 (木) 2:11
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奴隷市場 Renaissanceについて
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ストーリー概要
ヴェネツィア共和国の軍人であるキャシアスは、ロンバルディア同盟と敵対関係にあるアイマール帝国に赴き、共和国の要人にして同盟の代表たるバルバリゴ大使の密命を受ける。
密命の内容は、「アイマール帝国との開戦がいよいよ確実となった際、ヴェネツィアにその情報を何としてでも持ち帰れ」とのこと。同盟と帝国の関係は酷く拗れており、明日にでも宣戦布告が成されてもおかしくない状況にあったのだ。
だがそのような任務が下命される以前に、キャシアスは親友 ファルコの勧めにより、奴隷市場で女奴隷を一人買い取っていた。しかし帝国の律法では、奴隷の国外持ち出しは禁じられており、またそれを強行するのはあまりに無謀だという。
お気に入りの女奴隷との避けられない別れが刻一刻と迫るなか、キャシアスは彼女たちを単なる欲望の捌け口として使い捨てるか――はたまた、奴隷との恋愛という愚行を犯すのか――。
総評 85/200(不可)
奴隷制度をテーマにした17世紀欧州のラブロマンス。タイトルから誤解されがちだが、本作品のメインストーリーは明らかに純愛であって、陵辱はおまけに過ぎない。買い取った奴隷との濃厚な陵辱プレイを期待しているなら、本作品の購入は考え直したほうがいい。
シナリオについての評価・レビュー 20/80点
本作品の趣旨を簡単に言えば、買い取った奴隷と純愛するか――それとも陵辱に徹するか、という内容。選んだ選択肢によって女奴隷のステータスが変動し、純愛ルートと陵辱ルートに分岐、またはエンディングが分岐する。
総評 でも述べたが、本作品のシナリオのメインは純愛であって陵辱ではない。純愛ルートは比較的密度のある内容になっているが、陵辱ルートはバッドエンドだらけのやっつけ仕事。エッチの内容もあまり過激とはいえず、多くの陵辱ファンが満足できる水準には達していない。
世界観について
ビザンツ帝国とほぼ同地域に興ったアイマール帝国の首都 コンスタンティノヴァールが、物語の舞台となる。時代・設定にはフィクションを多分に含んでいるものの、史実とリンクしている設定もたくさんある。
欧州史への興味がほんの少しあれば、「ふ~ん」とか「へ~」とか言いながら、『奴隷市場』の世界観を楽しめるかも。個人的には、本編よりも用語集のほうが読んでいて楽しかった。
シナリオ構成について
世界観が良く練り込まれているのとは対照的に、シナリオ構成はあまりに杜撰すぎる――というか、あまりに短すぎるのだ。
純愛ルートにしろ陵辱ルートにしろ、どちらもOPからEDまで、たった数日間の出来事でしかない。なのに、『共和国・同盟・帝国の関係』とか『戦争』といった大作級の題材を扱っているせいで、どうしても物語の進行がジェットコースターになってしまっている。
またそれだけに留まらず、女奴隷の過去や身の上についても重大な謎を持たせているのが、マイナス要因になっている。
ただでさえ物語の尺に余裕がないというのに、そんな設定を作ったら未消化になるか、かなり強引な展開になってしまうのは分かり切っている。それにもかかわらず、敢えてそのような設定が押し切られているため、シナリオ中後半からは目も当てられないような”怒涛の展開”が繰り広げられてしまう……。
『奴隷市場』のシナリオは、現状の3倍くらいの分量があれば、少なくとも凡作~良作級の評価には届いたはず。しかしながら、絶望的な尺の短さゆえに、駄作としか言いようがないレベルに堕ちてしまっている、残念な内容だった。
テキストについて
『奴隷市場』のテキストは、一文が無駄に長かったりスラッシュを多用していたりして、やたらと読みづらい。まあこの文体だから良いと思える場面もあるのだが、全体を通して読むのはとても億劫だ。
エロゲのテキストは文学小説などと違って、さくさく読み進められるものが好ましい。長文を使わなくていいような場面では、当然に短くする工夫をすべきだ。
エロシーンについて
エロシーンは、実用向きとは言いがたい。ストーリー上無くてはならないものだという点では妥当だが、問題はそのテキストを読み進めるのが面倒くさいということ。もっと使えるシチュエーションとプレイ、読みやすいテキストを用意してほしい。
CGについての評価・レビュー 20/60点
基本CG枚数は119枚、エロシーンは35枚。CGの絵柄はサンプル画像をみて分かるように、かなり個性的で、たぶん多くの人には受け入れがたいと思う。しかし、キャラごとの書き分けについては、最近の絵師のそれと比べると、かなり明確だ。
ただ、幼女の立ち絵は、生理的に受け付けられないほど気持ち悪い。まるで胴体の上に、大きな顔が乗っかっているかのようだ。
エロCGについて
エロCGは、乳輪の描き方がいまいち。精液は濁った白ペンキか、千切れた布のよう。
モザイクについては、性器からはみ出して大きくかかる手抜き仕様。こんな大きなモザイクを見せつけられると、萎えてしまう。
音楽・声優についての評価・レビュー 35/40点
BGMは30曲。どの曲も作品の雰囲気に合っている上に、曲だけ聴いてもかなり良い。なかでも、テーマソング『To lose in amber』はなかなかの名曲。
声優さんについては、女性は勿論のこと、男性声優の演技が素晴らしい。特にファルコ役は、あの優男然とした雰囲気のある声で、鬼畜な発言をさらりと言ってのけるところがゾクゾクする。
システムについての評価・レビュー 10/20点
昔の作品なので、操作性はあまり良くない。スキップ・オート・バックログ以外のコマンドは、メニューに一括されている。そのため、セーブするのに数クリックを要する。クイック機能はもちろん無い。
エッチ内容について
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作品情報
ゲーム名:奴隷市場 Renaissance
ブランド名:ruf
定価:2,800円
体験版:無
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