Category: 美少女ゲーム

美少女ゲームのレビュー記事のアーカイブです。

死神の接吻は別離の味 レビュー

死神の接吻は別離の味

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ストーリー概要

主人公は、幼い頃、最愛の幼馴染を自分のせいで亡くしてしまったと思い込んでいる。彼の母親は再婚し、義父の連れ子である雫は彼の義妹となった。主人公は雫を可愛がり、学園の女の子たちにも密かにモテていたが、彼自身は昔の彼女のことをずっと忘れられないでいた。彼女の代わりに自分が死ねばよかった、とさえ思っていた。

あれから10年以上が過ぎたある日、主人公の前に、死神の鎌を持つ不思議な少女が現れた。彼女は、これから死んでいく者にしか見えないはずの存在だ。では、なぜ主人公は彼女を見えるのか? 「あなたの死に顔を見たい」と、少女はいう。主人公と死神少女の甘く切ない物語が、こうして幕を開けた。

総評 105/200(可)

参加スタッフの地味な人気に甘えた愚作。シナリオとCGの質・量ともに、価格と釣り合いがとれていない。ライターも絵師も活かしきれていない。スタッフよりもブランドに対して文句を言いたい、まともに評価するなら酷評せざるを得ない出来の作品だ。

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かぎろひ ~勺景~ レビュー

かぎろひ ~勺景~

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総評 85/200(不可)

サウンドノベル形式の伝奇風アドベンチャー。シナリオにもグラフィックにも見所はあるものの、構成や作画が稚拙すぎる。この作品が商業処女作であるらしいので、次回作では今よりずっと洗練されたものを期待したい。

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漆黒のシャルノス What a beautiful tomorrow レビュー

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総評 145/200(良)

架空の19世紀末ロンドンを舞台にしたファンタジー(注)。エロゲの流行路線を無視し、言葉遊戯が好きな方々の嗜好を満たすことに特化している。①言葉遊び ②ヴィクトリア朝の文化 ③古典的な探偵小説 ④頭を使うボードゲーム などが好きな方なら、それなりに楽しめると思う。

『漆黒のシャルノス』を購入するかどうかは、体験版をプレイしてから決めたほうがいい。体験版で良い印象を受けたなら、製品版も大体においてその印象に適っている。いくつかのこと(後述)に注意した上で、購入を検討するといい。

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竜†恋(サバト鍋) レビュー

総評 160/200(優)

『サバト鍋』というニトロファン向けのアミューズメントディスクに収録されている短編ラブコメディ(AVG)。プレイ時間は2時間に満たない。

世界観は、叙事詩『ニーベルンゲンの歌』にインスパイアされた、竜の女の子が登場するファンタジー。作品全体に”何でもあり”な雰囲気が漂っているが、実はけっこう作り込まれている節があり、考察にも向いた作品になっている。

『竜†恋』のシナリオは、素直に面白い。そしてシナリオだけでなく、音楽も良い。『サバト鍋』の価格は安い(3,990円)ので、ぜひサウンドトラックと合わせて購入することをオススメする。ニトロファンでラブコメ好きなら、きっと満足できると思う。

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沙耶の唄 レビュー

沙耶の唄 Nitro The Best! Vol.2

総評 160/200(優)

『沙耶の唄』は、グロ描写で有名な作品である。だが、”グロいから”という理由だけで評価されているのではない。

本作品に、量産型のキャラ萌えはない。誰もが心地良いと感じる雰囲気もなければ、プレイし終えた後の達成感もない。そこにあるのは狂気と純愛だけで、それ以外の『友情』とか『正義』といった要素は最初から拒絶されている。

本作品は、杜撰な構成ゆえに人を選ぶのではなく、その偏った内容ゆえに人を選ぶ。その秀逸なシナリオとグラフィックとサウンドの三位一体でもって、狂気と純愛を強烈に主張してくる。『沙耶の唄』のそういうエロゲとして異質なところが、個人的にはかなり気に入っている。

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スマガ レビュー

スマガ

総評 155/200(良)

シナリオの構成美を放棄し、テーマ性と面白さをとことん追求した問題作。しかも、ループものでセカイ系とくれば、激しく人を選ぶのは致し方ない。

良くも悪くも”何でもあり”な展開を受け入れられる方なら、本作品を心から楽しめるだろう。しかし、ご都合主義の連続に堪えられない方は、プレイするのを避けたほうがいい(以下、超長文)。

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てとてトライオン! レビュー

てとてトライオン!

総評 130/200(可)

エキセントリックな登場人物たちが繰り広げる、ドタバタ学園コメディ。

シナリオはどう好意的に評価しても並以下だが、それ以外はとても素晴らしい。声優さんの演技や演出の良さが、シナリオの拙さをばっちりフォローしている。そのおかげで、『てとてトライオン!』は、”まるで良作のような”雰囲気のある作品に仕上がっている。

『てとてトライオン!』を心から楽しめるかどうかは、エロゲの何を重視するかで分かれる。
物語の完成度よりもキャラクターの魅力――つまり、萌えを重視する方々には、本作品をオススメできる。しかし逆に、緻密な設定や物語の妙を重視する方々にとっては、本作品は駄作以外の何物でもない。

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BackStage(TJR) レビュー

BackStage

ストーリー概要

やる気と実力はあるがなかなか表舞台に立てない俳優志望の主人公 光明。ある日、光明は、尊敬する演出家の先輩 水鏡京香から、舞台出演の依頼を持ちかけられる。
出演を依頼されたのは、JDS――日本の第一線で活躍する現役芸能人たちが集う演劇祭である。光明はあまりの大舞台に戸惑うが、しかしこれは千載一隅のチャンスでもあった。

水鏡と光明は、現役のアイドルや声優、演劇部の女学生、さらには演劇の素人といったユニークな人材を集め、演劇団体『バックセット』を結成。来るべきJDSの舞台に向けて、練習・公演を重ねていくが……。

総評 140/200点(良)

センスの良いコメディ。ニヤニヤが止まらないデレ展開。ストーリー重視なのに魅力的なエロテキスト。登場人物は全員キャラが立っていて、不要な人物は一人もいない。

BackStageは、久しぶりに(18歳以上の)万人に推薦できる良作だった。私的には、”ツンデレ”や”アホの子”、”元気っ子”属性のある紳士へ、特にオススメする。

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春色桜瀬 レビュー

総評 100/200点(可)

ハイレベルの演出、音楽、システムの良さが光る作品――だが、それら全ての功績を、愚にも付かない最低のシナリオが台無しにしてしまっている。

制作者は、ちゃんとプロットを組んで、こんなシナリオを書いたのか。私がこれを読む限り、アイディアを思いついた端から詰め込んで、やっつけ仕事を仕上げたようにしか思えない。プロとしてはまったく話にならない、お粗末なシナリオ構成だ。

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