僕の性処理係はイジメッ子ギャル 感想

僕の性処理係はイジメッ子ギャル

批評・感想

家が金持ちということだけが自慢の小野寺ユウタは、3人の同級生(井上レイカ、千草すもも、夢路彩音)にいじめられていた。ある日ユウタが帰宅すると、拘束されて黒服に取り囲まれた3人がいた。どうやら彼女達の親が借金の形に娘を売り払ったらしい。ユウタは、「3人をソープに沈める」という父の言葉を退け、代わりに彼女達を自分の性処理係に任命した。

『僕の性処理係はイジメッ子ギャル』は、同人CG集にしては話の流れとキャラ設定が良く出来た作品だ。

学校カーストの頂点にいる彼女達の憎たらしさがこちらに十分伝った上で、ある日突然立場が逆転する。彼女達のうち彩音は、今までの行いを棚上げして「小野寺助けて!」と泣き叫ぶ。そして、彼女達はどうにかソープ送りだけは免れたものの、今までの自分達の行いをユウタに指摘されて不安がっている様子をみると、黒い優越感がこみ上げてくる。

性処理係に任じられた際の、3人の反応はそれぞれ異なる。レイカは虚勢を張り、すももは幻滅し、彩音だけは何故かほっと一安心。3人のキャラクター性は、肌の色だけでなく、性格や態度についても最後まできっちり差別化されている。

ユウタが3人とセックスするときは、中出しが基本だ。レイカとすももは中出しを嫌がるが、彩音だけはここでもすんなり受け入れる。3人とも根がビッチなので、性処理係という役割を受け入れるまでは早い。しかし、これまでストレス解消の相手でしかなかったユウタにへりくだることはプライドが許さないのか、性処理中でも態度はデカいままだ。

本作の基本CG枚数は16枚、差分込みで112枚。台詞付と無しがそれぞれ用意されており、解像度は1754×1240の縦横2種類が混在。基本CGの内訳は、レイカ(4)、すもも(3)、彩音(3)、3人(6)となっている。

以下では、各ヒロインとエロシーンについて軽く感想を述べていく。

井上レイカ(商品画像左の娘)

胸の大きさは彩音未満、しかしすもものようなお子様体型ではない。ユウタへの態度も彩音ほど割り切っておらず、すももほどツンデレでもないという中途半端なキャラクターは、肌の色が示唆するとおりだ。

学内のイケメンを片っ端から食いまくるビッチだが、面食いなのでユウタとセックスするのは嫌らしい。さっさと射精させて終わらせたいからフェラチオを頑張ってみたり、ユウタの思い通りになるのが嫌でパイズリを拒否したりする。しかし、どんな態度を取ろうとその悉くが裏目に出て、涙目になってしまうところが可愛らしかった。

千草すもも(中央の娘)

作中の設定では子供体型。商品画像を見ただけではピンとこないが、3人並んで立ったCGをみると、その違いがよく分かる。その容姿ゆえに全学年に熱狂的なファンがいて、すももはファン達を下僕扱いし、定期的な乱交大会を開いているという。

すももは、分かりにくいツンデレキャラである。彼女は胸が小さいからか、他2人とは少し扱われ方が違う。ローターを挿入したまま一日過ごさせられたり、エロゲーで抜く時のオナホ扱いされたりする。あんまりな扱いに怒って、涙ぐみながらデレてるのかキレてるのかよく分からない台詞を吐く場面にはニヤニヤさせられた。

夢路彩音(右の娘)

正真正銘のビッチで、1メートル越の巨乳。彼女にとってセックスは娯楽であり、欲しいものがあれば援交も厭わないらしい。

実際、ユウタの性処理係にされても、彩音はまったく動じることがなかった。中出しされても別に気にしている様子はない。彩音とのエッチは、基本彼女がリードしている。自慢のデカ乳でパイズリし射精させた時、「パイズってた癖に全然射精ないじゃん」と外野に煽られて、「ばーか(笑)乳奥で超射精てんだって」と返すところが、個人的にツボだった。

本作はかなり丁寧に作られた作品で、DLsiteでの評価が高いのも頷ける(執筆時点)。カテゴリー的には陵辱になるだろうが、雰囲気はだいぶ明るいので、和姦派でも十分使えるのではないかと思う。

作品情報

タイトル 僕の性処理係はイジメッ子ギャル
ブランド セルビッチ水産
発売日 2014年09月30日
ダウンロード販売 DLsite DMM