Paraphilia ~ペット志願~ 感想

Paraphilia ~ペット志願~

ストーリー概要

――とある出会い系サイトで、偶然見つけた書き込み。
『20歳・フリーター。ペット志願の女の子。ご主人様になってくれる方募集しています』

主人公は冗談半分でメールを送ったが、意外なことに返事はすぐに返ってきた。
『ぜひ飼ってください』と。

こうして、主人公と変態マゾ娘 早百合の、身体だけの関係がはじまった。二人が会えるのは休日のみ。あなたは、早百合の貪欲で変態的な性欲を満たし、彼女を自分だけのモノにできるだろうか。

総評 70/100点(良)

本作品のメインタイトル『Paraphilia』とは、精神医学用語で『性的倒錯』の意。真性マゾの美少女を自分だけの性奴隷にしたい――そんな危ない性的願望をもつ変態紳士には、この作品を強くオススメしよう。

『Paraphilia』のCGモザイクは激薄で、CG枚数は基本15枚。プレイ内容は”普通の”アブノーマルプレイは勿論、口枷・緊縛から飲尿・浣腸まで網羅されている。お手軽な変態エッチを求めている方へ。

シナリオ 20/30点

性奴隷調教モノだが、強制ではなく和姦である。早百合は最初から変態的なマゾ性に目覚めており、そのことは彼女自身も自覚している。それゆえ、どんな変態プレイを行っても彼女は嫌がったりはせず、むしろ狂喜してそれを求めてくる。

奴隷モノが和姦というのは、好みにもよるだろうが、私的には有りだと思う。真性マゾ娘が求めるがままに快楽を与え、時には彼女の予想を超えた調教をし、自分だけの性奴隷として開発していくのもソソる展開だ。

CG 25/30点

CGのクオリティは、同人としてはかなり高水準。
早百合の恍惚とした表情は、彼女の性に対する狂気をうまく表現している。愛液や精液は透明感を保ちつつも、ベトベトとした質感が厭らしく描写されている。

モザイクはあって無いような薄さで、性器の形がぼんやりと分かるようになっている。ペニス挿入時の断面図も有。早百合の恥部は、ぬるいエロゲにありがちなパイパンではなく、ちゃんと陰毛が生えている。

音楽・声優 15/20点

こんな変態的な内容なのに、声優さんは本当に良くやっている。恍惚としつつも興奮した声であんなふうに求められると、こちらも俄然やる気が出てくる。

しかし、早百合が興奮して息切れしている声を乱発するのは演出過剰だ。ああいうのは、もっと調教が進んでからで良いと思う。最初のうちからクライマックスな演出をされても、ちょっと萎えてしまう。

システム 10/20点

『Paraphilia ~ペット志願~』のゲームシステムは、行動選択型のAVG方式になっている。早百合とエッチする休日以外は、バイトをしてアダルトグッズを買う資金を貯めたり、彼女に電話して交流を深めたりする。そしてエッチ時には、多数のプレイオプションを選んで、早百合の身体を開発していく。

このシステムは最初のうちは面白いのだが、未回収CGを回収する際にはすごく面倒くさい。同じエッチプレイは何度やっても同じテキストなので、せめて既出エッチはフルスキップできるようにしてほしかった。

エッチ内容について

まずはパイズリやフェラ、オナニーをさせる。そしてその後は、精液を髪や胸、膣に塗りたくる。セックスは、膣もアナルも当然中出し。これが本作品のノーマルだ。

二人のなかが少し進展してくると、早百合のほうからスカトロプレイを要求してきたりする。口枷や鼻フック、縄を使ったソフトSMなんて前菜に過ぎない。早百合は本当にどうしようもないビッチだが、しかしそれが良い。

(※) 脱糞表現があることに注意。苦手なら浣腸プレイは、ENTERでやりすごそう。

作品情報

タイトル Paraphilia ~ペット志願~
ブランド ソフトさーくるクレージュ
発売日 2006年12月31日
ダウンロード販売 DLsite