裏教師 ~背徳の淫悦授業~

裏教師 ~背徳の淫悦授業~

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レビューと評価 135/200(可)

エリートだが性的倒錯者である主人公が、4人の女生徒と女監察官を無理やり調教する。

本作のセールスポイントである「視姦・絶倫システム」には不満がある。エロはいつも通り、つまり期待通りの出来だが、それ以外の要素は劣化している。

1. いろいろと欠けているシナリオ

「こんな最低なやつに犯されるなんて……でも悔しい、感じちゃう!」というテンプレートは、本作にも当然受け継がれている。ただ本作の場合、「信頼していたイケメン先生が、実は最低な強姦魔だった」という一文がその前に付け加えられる。

本作の主人公は、最初から女生徒たちに悪い印象を持たれてはいなかった。むしろ評判の良いエリート教師であり、女生徒たちからの評判は黄色である。もし仮に彼が真っ当な作法で求愛したとしても、女生徒を手篭めにすることは十分可能であったろう。

それにもかかわらず、主人公はあえてヒロインたちを強姦し、脅迫し、調教する道を選んだのだ。となれば、彼は余程の性的倒錯者。真っ当な恋愛では味わえないハードプレイを期待したいところだが、そこはBISHOP、やはり程々の内容で抑えられている。しかし、ブランドカラーや性的嗜好の多様性を考えると、私はそれについてどうこう評するつもりはない。

それより残念に思ったのは、「ヒロインは信頼を裏切られた」という部分が活かされていないことだ。信頼を裏切られる前の主人公と、裏切った後の彼とで、人格を比較し、葛藤するような描写が弱すぎた。無理やり犯されて弱みを握られた後は、結局いつものBISHOP様式に則った展開になってしまう。

また今回は、視姦システムのためにイベントを割きすぎたせいか、日常におけるヒロインとの会話がほとんどない。これでは、所詮属性ありきのヒロインを犯しているに過ぎない。

このシナリオには、BISHOPの作品であることが、良い意味でも悪い意味でも作用しているように思う。先に指摘した他、例えばプロローグをみると、今回はその簡潔さに驚く。いつもはグダグダながら主人公が女を調教する動機やら何やらが描かれるはずが、本作ではそれがかなり省略されている。

これについては、過去のBISHOPの学園物を知っていれば脳内補完することが可能ではある。どうせ細部は違っても大部は同じなのだから、むしろ無くていい、とも思える。しかし、それはあくまで過去作を知っていることが前提の考えであり、それらと切り離した1本の新作としてみれば、過去の積み重ねに甘えすぎた内容だと評せなくもない。

2. ひたすら面倒なゲームデザイン

今回、私が最も気に入らなかったのは、「視姦・絶倫システム」だ。これは簡潔にいえば、ヒロインを遠目に視姦することで絶倫Lvを蓄積し、絶倫Lvに応じて調教イベントにおける射精回数が変化するシステムである。

2-a. 視姦システム

視姦中は、ヒロインの局部がアップされるのだが、衣装のパターンは複数あっても個々のビジュアル的変化に乏しい。長いゲーム期間(10週間)のせいもあって、何度も同じ絵を見せられている感じが強い。

テキストで微妙な変化を楽しめということだろうか? しかしはっきり言って、この良くも悪くも凡庸なテキストから、フェティシズムを読み取ってあげられるほど、我々は今時のおかずに飢えてはいないのだ。

BISHOPのエロさは、まず贅沢なビジュアルありきと考える。ビジュアルに入魂できなければ、せめてオプショナルな要素としてやってほしい。それをゲームの根幹部分に組み込んではいけない。

2-b. 絶倫システム

絶倫システムについては、射精回数が変化(=ぼて腹表現の変化)するというアイディアは歓迎しよう。視姦や悪戯によって上昇する絶倫Lvには幅があって、一回の行為につきLv0~2上昇する。絶倫Lvは高ければ高いほど、ヒロインのぼて腹が膨らみ、中出し快楽に喘ぐことになる。となれば、ぼて腹表現好きとしては全部Lv6(MAX)でこなしたいところだ。

しかし、どの視姦・悪戯で絶倫Lvが大きく上がるのかは、やってみなければ分からない。しかも本作は、ゲーム期間にあまり余裕がない(特にハーレムルート)。そのため、最大上昇値のイベントを探す作業を繰り返すことになりやすいし、上昇効率のいいイベントは何度も繰り返し観るハメになるだろう。そして、それを繰り返すことで、本当に観たい、やりたいイベントはスルーせざるを得なくなる。

また、どんな絶倫Lvにしろ、1度観た調教イベントを別のLvで観直すのは苦痛だ。繰り返し言うが、BISHOPのエロさは、まず贅沢なビジュアルありき。ぼて腹表現くらいしかビジュアル変化がないのであれば、ぼて腹好きならLv6を観た時点で満足するし、ぼて腹嫌いならその逆で満足するだろう。テキストや僅かな差分を回収するために、わざわざ同じシーンを繰り返し観るのは嫌なのだ。

こうしたストレス要因を取り除くには、ゲーム期間に余裕を持たせ、1度観た調教イベントは残りの差分も自動的に回収される仕様にすればよかった。しかし本作は、そういう詰めを怠った。

3. いつも通りのエロさ

1-2.では辛く評価したが、少なくともエロに関する部分は、いつも通りのBISHOPといえる水準で仕上がっている。

ダイナミックで贅沢なグラフィックは相変わらず、ノイズにならないテキストの安定感も相変わらず。どこまでも中庸で、やり過ぎることのないヌルめの凌辱も相変わらず。極端なエロさを求める方には必ずしも適さないにしても、大多数の妥協できる範囲内で、丁寧で圧倒的なボリュームのある仕事をするのがBISHOPの美点だ。

本作で際立った性癖を持つのは、朝美(青)と沙織(黄)。朝美は露出癖があり、沙織はマゾ体質である。しかし本人にその自覚はなく、主人公の調教により徐々に自分の性癖が開花していく。

椿(黒)と貴子(赤)については、性癖の開花よりも貞淑の崩壊を楽しむためのヒロインか。どちらも男性一般に対して苦手意識や嫌悪感を持っているので、それを快楽で上書きしていくのが面白い。ちなみに、ピンクの子はいつも通りの天然淫乱だ。

評価とコメント

繰り返すが、最も重要なエロについては評価する。しかしゲームデザインが悪いため、シナリオ・グラフィック・システムからそれぞれ減点。シナリオもグラフィックも視姦システムを活かせず、面倒な攻略をサポートするシステムも用意されていなかった。ゲーム性を高めようとしたことが、単に作業性を高めるだけの結果を招いた。

  • 総合評価 135/200点
  • シナリオ 20/60点
  • グラフィック 70/80点
  • 音声 35/40点
  • システム 10/20点
エロシーンの詳細

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル 裏教師 ~背徳の淫悦授業~
ブランド BISHOP
発売日 2011年8月5日
ダウンロード販売 DLsite DMM
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