蠱惑の刻

蠱惑の刻

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レビュー

探偵である主人公(と助手)が山奥の館に迷い込み、館の住人達の凌辱劇に巻き込まれる。

本作は、見方によって駄作とも傑作ともなり得る作品だ。ADVとしての完成度を重視するならば、間違いなく駄作である。しかし、グロテスクと称せるほど過激なエロを貴重と考えるなら、お宝級の価値が認められる。

1. ADVとしては駄作

本作には、各ヒロインの共通ルートがない。各ヒロインごとに、世界観だけ共有したパラレルなストーリーが用意されている。そして各ヒロインを攻略するたびに、館にまつわる謎が少しずつ解けていく構成になっている。

しかし、そうした複雑な構成をとっている割には、個々のストーリー構成は杜撰だ。どのヒロインから攻略しても、超展開は避けられない。特に桃子から攻略すると、ストーリー展開の飛躍が酷すぎて、話についていけない。まともに話を追いたければ、チャート通りに攻略すると多少はマシ……かもしれない。

各ヒロインのトゥルーエンディングは、どれも内容が滅茶苦茶。プレイヤーを置いてけぼりにした展開の果てに、夢オチやSFオチで終止符を打たれる。

攻略に関しては、自力攻略は絶対に止めるべきだ。条件達成によるルート開放や隠し選択肢の出現が多すぎて、面倒くさい。また条件を達成しても、どこで何の隠し要素が開放されたのか、さっぱり分からない。

2. 倫理の限界に挑戦するエロシーン

本作のエロシーンは、現在ではまずお目にかかれないような、とても過激な内容だ。あまりに過激すぎてグロテスクの領域に達しており、耐性がない者にとってはトラウマものである。

エロシーンの種類は非常に豊富で、ぱっと思いつく限りのほぼ全ての凌辱プレイが網羅されている。藍以外のヒロインは子を孕まされ、それを出産するシーンまで描かれる。エロシーンの詳細については「エッチ内容について」を読んでいただくとして、ここでは各ヒロインごとに少しコメントしておく。

2-a. 藍の場合

藍

藍は、4人のヒロイン中、最も控えめに凌辱される。といっても、控えめとは作中の相対的な評価で、他の作品と比べるなら十分酷い。

藍は、主人公にはじめから無条件で懐いている。彼からきつい調教を受けても、気持ちが揺らがない。そのため主人公の調教は、はじめソフトだったものが、段々とハードにエスカレートしていく。

個人的には、藍を犬として扱うプレイがお気に入り。プレイ中は藍に人格を認めず、「わん」と吠えさせ、雌犬として可愛がる。これがなかなか粘着質なやり方で、フェティッシュな性欲を掻き立てられた。

2-b. 桃子の場合

桃子

桃子編のシナリオは、最も出来が悪い。基本的に桃子視点で進められるが、ストーリー展開に無理がありすぎて、心理描写に説得力がない。

エロシーンでは、調教師によって最も酷く凌辱される。四肢切断や眼窩姦などのスプラッタシーンは、彼女が引き受けている。グロに興味がないなら、読み飛ばすのも良いかもしれない。

2-c. 雪乃の場合

雪乃

雪乃は、主人公とセックスする前からある程度調教されている。とはいえ、身も心も完全に堕ちているわけではない。凌辱劇から逃れられない己の運命に絶望してはいるが、ちゃんと正気を保ち続けている。

エロシーンは、過去に犯された様子を撮影したビデオの鑑賞中心。どれも惨い凌辱ばかりで、大量の精液による責めや輪姦が目立つ。

例えば、大量の精液をカテーテルで膀胱や子宮、腸内に注入されたり、口だけでなく鼻や耳の中にも射精されたりする。凌辱される場は調教部屋だけではなく、学園のトイレで男子生徒達に輪姦されることもある。

2-d. 桜花・菊花の場合

桜花・菊花編は、おまけシナリオ扱い。おまけなので、やりたい放題な展開になっている。

エロシーンは、本編にはなかった触手責め中心。蜘蛛の子出産は桃子以上にグロくて、桃子では動じなかった私もこれだけはきつかった……。

評価とコメント

1.で述べたように、ADVとしての完成度は低い。システムは使いにくく、私の環境ではセーブやロードを行うだけでエラーを吐いた(パッケージ版の場合)。声優さんについては、瑠璃子役の演技が日常・エロともに酷い。本作をDLdou基準で評価するなら凡作程度といったところだが、そもそも本作を買うような方は、ADVとしてどうかという評価を求めてはいないだろう。

エッチ内容について

エロシーンの詳細

作品情報

CGの詳細
タイトル 蠱惑の刻
ブランド TinkerBell
発売日 2007年7月27日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋