美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」

美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」

総評 125/200(可)

黒髪で黒タイツのお嬢様に罵倒されながらも、彼女に調教を施していく抜きゲー。登場する女の子たちは全員処女で、しかも完全独占エッチの大半はタイツ着用で行われ、フェチズムの表現はなかなかにツボを押さえている。

『美脚性奴会長 亜衣』は、フェチゲーとしてはオススメできる作品だ。実際、私はプレイして良かったと思っているし、同ブランドの前作品の購入も検討している。

ただしこの作品をオススメするのは、そのコンセプトを高く評価しているからであって、話が面白いからというわけではない。『美脚性奴会長 亜衣』のシナリオは物語性が乏しく、調教システムは作業的である。ゲーム時間で30日間、ねちねちとフェティッシュな調教を続けるのがダルいと思うなら、本作品をプレイするのは避けたほうがいい。

シナリオ 20/60点

物語の大筋は、「亜衣の弱みを握って脅迫 ⇒ 調教し続ける」という流れになっている。調教の進み具合に応じてイベントが起こるが、それはまあ取ってつけたようなもの。全体を通してのストーリー性はほとんど無い。

亜衣以外のヒロインについては、さつきルートが合意の上での準和姦、真奈ルートが和姦風恋愛となっている。ただし、サブヒロイン二人のルートは亜衣編のおまけみたいなもの。サブキャラに至っては、ほとんどヤるだけの内容だ。

亜衣について

生徒会長の亜衣は、文武両道の才人にして日本有数の財閥のお嬢様。欠点は、特定の人を見下してかかるところ。主人公の言を借りれば、「口を開けば罵詈雑言・傍若無人・我儘放題のとんでもない女」である。

主人公はそんな亜衣を脅迫して調教するわけだが、彼女は主人公に姦される際にも、罵詈雑言を吐く。例えば、

「……地獄に堕ちるがいいわ、恥知らずな屑が!」

などと言われつつ、調教することになる。そして調教の最中にも、

「いちいち注文のうるさい男ね……変質者の偏執狂なだけはあるわね……!」

亜衣は主人公を罵ることを忘れない。たとえ快楽を感じようとも、常に暴言を吐き続ける。そう、最初のうちは……。

本作品の醍醐味

『美脚性奴会長 亜衣』の醍醐味は、何といってもフェティッシュなエロシーンである。大半のエロシーンでは黒・赤紫・赤・白のタイツを着用し、タイツを活かしたプレイもたくさんある。例えば、タイツをペニスに被せて手コキしたり、足コキしたりするなど。タイツを履かせたまま緊縛し、失禁させるという変態プレイもある。

そういったエッチをヒロインたちに要求していくと、彼女たちはだんだんと快楽に溺れていく。例えば、亜衣は調教初めのうちは相変わらずツンツンしているが、調教が進むにつれて言葉の棘が取れていく。それで最終的にどうなるかについては……まあ、実際にプレイしてからのお楽しみとしておきたい。

不満点

不満点は、亜衣がらみのエンディングをコンプリートする難易度が高すぎること。シナリオの中身が空っぽなので、何をどうしたらどのエンディングへ行き着くのかが全然分からない。しかも調教の際の選択肢がウザいほど多くて、どの選択肢をどの順番でどのように選べばいいのか、さっぱり分からない。

運や要領が悪いと、たった数シーンを埋めるために、延々と同じシーン、同じテキストを鑑賞させられる破目になる――いや、たとえ要領が良くても、2週目以降は「無駄に多い選択肢を選び ⇒ スキップ ⇒ ……」の作業は避けられない構成になっている。

大体、この作品は単なる抜きゲーに過ぎないのだから、こんなストレスの溜まる分岐を作る必要性がない。なぜ物語性のないシナリオなんかのために、延々と無意味な作業プレイを続行しなければならないのか。本当に馬鹿げている。

グラフィック 65/80点

基本CG枚数は80枚、差分は多め。

エロシーンは、39本。その内訳は、ヒロインについては、亜衣(11)、さつき(7)、真奈(7)、亜衣&さつき(1)、亜衣&真奈(1)、亜衣&さつき&真奈(2)、となっている。サブキャラについては、さくら、恭子、瑞希、春奈の4人がそれぞれ2本ずつ、4人ハーレムが1本、となっている。

美脚性奴会長亜衣のサンプル

表情

ヒロインたちは、はじめのうち、多少の快楽を感じていても顰め面をしている。だが、調教(または恋愛)が進むにつれて、だんだんと矜持よりも快楽のほうが優先されてきて、表情もまた変化してくる。最終的にはとても淫靡な表情をするようになる。そうなるまでの過程が、この作品のCGからはちゃんと見て取れる。

タイツ

タイツの質感の表現は及第点には達しているものの、やや光沢が強すぎる。タイツから透視できるような、でも視えないような――そういう微妙な肌の雰囲気が、あまり上手く表現できていない。というか、何だかパンティーストッキングのようにも見える。要改善。

湯気

湯気は、やや不自然なものが多い。暗所でのセックスでは、湯気がはっきり見えても違和感はないが、明るいところで円状の湯気がくっきり見えすぎる。要改善。

明暗

イベントCGは、暗所と明所で肌の魅せ方が異なる。明暗を意識しているこの塗り分けには好印象。夜肌はむっちりとした質感がより強調されて、たいへん好ましい。

使い回し

調教モードでは、使い回しが目立つ。まあ、これは作業抜きゲーの宿命といっていい。嫌いな方はとことん嫌気がさすだろう。私も嫌いだ。

モザイクと精液

モザイクは大粒ではないが小粒でもなく、商業としては並程度の濃さ。精液の表現は粘着感がちゃんとあって、その量はエロゲ的には普通程度。

その他の不満点

本作品のエロシーンには、精液塗れになったショーツやタイツをヒロインに履かせる記述がある。しかし、この履かせた後のCGが存在しないのが残念だ。立ち絵すらないようなサブキャラのエロシーンに回すCGがあるなら、こういうフェティッシュなところを充実させてほしい。

音楽・声優 30/40点

BGMは全12曲。名曲の類はないが、ちゃんと雰囲気に合わせている。声優さんは、下表をみて分かるとおり磐石である。

亜衣 かわしまりの さつき 春日アン
真奈 青葉りんご

システム 10/20点

クリックで、オートやスキップが解除されるのが不満。調教システムが作業なのだから、オートやスキップの継続は当然にあるべきだろう。むしろシーンスキップがあっても良いくらいだ。

作品情報

タイトル 美脚性奴会長 亜衣「こ、この変態! 私のタイツになんてことを……!」
ブランド オーバードーズ
発売日 2008年10月31日
ダウンロード販売 DLsite DMM
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