射精管理する姉

射精管理する姉

実質1本道なので、攻略チャートは作成していません。

Summary

本作のあらすじ
姉の下着でオナニーをしているところを見つかってしまった主人公が、姉に射精を管理されたまま調教されてしまう。

レビューの要旨
非常にマニアックで、激しく人を選ぶ作品。男性被虐と近親姦が好きで、”おあずけ”されることにむしろ喜びを覚え、精神的マゾヒズムにも耐性がある人でなければ、本作を受け入れることはできないだろう。しかし、受け入れられるなら、評点では表せない本作の希少価値を見い出せるはずだ。

エロシーンの属性
男性被虐に特化。ペニスやアナルを主に開発される。寝取られ(未遂)や寝取らせプレイの要素もある。

目次

  1. 男性被虐ものとして
  2. 近親相姦ものとして
  3. チープな名作

1. 男性被虐ものとして

本作の姉は、弟のペニスとアナルを段階的に、執拗に開発していく。プレイヤーは調教レベルごとに5回、どちらを開発されたいか選べる。

しかし、それぞれの調教回数はあらかじめ定められている。例えば、あるレベルではペニスを3回、アナルを2回開発されることになっている。そのため、常にペニスの調教を願い続けたとしても、4回以上調教されることはない。姉がその要望を却下し、結局はアナル調教も2回受けることになるのだ。

1-1. ペニスの貞操帯

ある程度ストーリーが進むと、姉は弟に貞操帯を身につけさせる。この貞操帯の機能的なディテールは、かなり詳細に設定されている。

まず、貞操帯のサイズは勃起したペニスよりも小さめだ。装着したまま勃起すると、ペニスが圧迫されて苦痛を感じるらしい。しかし、貞操帯には南京錠がついており、自分で外すことはできない。先端には排尿用の穴があるが、綺麗に排尿しきれるほど大きくはないようだ。貞操帯をつけたまま内部を洗うことはできないので、なかのペニスはどうしても汚れ、臭ってしまう。

ようやく貞操帯が外されたとき、その状態をみた姉がどういう反応をするか、ぜひ想像してみてほしい。

1-2. 射精管理する姉

凶悪な貞操帯によって、弟の射精は姉に管理されることになった。これは同時に、プレイヤーの射精も管理されることを意味する。何故ならば、姉は滅多に弟の射精を許さず、ペニスやアナルを開発しても、射精する寸前で寸止めし続けるからだ。

姉の射精管理の方針は徹底的な禁欲であり、いくらこちらが射精したいと願っても、「だめ」としか言わない。賽の河原で積石を崩す鬼のような御人である。

しかし、姉は心根まで鬼なのではない。姉は調教の最中、何度も弟を気遣ってくれる。どうしても我慢しきれずに射精してしまった場合でも、姉は弟を叱りつつもどこか楽しげな表情をみせる。

1-3. 段階的かつ執拗な開発

このレビューには様々な属性タグがつけられているが、これらのタグの対象は、ほとんどの場合、姉ではなく弟だ。つまり、「剃毛」されてパイパンチンポになるのは弟であり、「アナル」処女をペニバンで犯されるのも弟である。ただし、「放尿」するのは姉だけだ。姉は褒美として、弟のペニスに小便をぶっかけてくれる。

本作にはサプライズ的なプレイもいろいろあるけれども、基本はあくまでペニスとアナルの開発である。この開発は、先にも述べたように、段階的かつ執拗に行われる。

例えば、アナルの開発は、指の第一関節まで入れることから始まる。いきなり、全部の指を突っ込んだりするなど、乱暴なことはしない。まずは指1本から慣らしてゆき、2本、3本と増やしていく。そうして最終的には、ペニバンでアナルセックスすることを目的とする。

が、必ずしもスムーズに事が運ぶわけではない。姉の調教は、上手くいかないこともある。その場合はまた根気強く、別の道具を使ったりして開発していく。決して独りよがりの暴君のようには開発せず、弟の反応も伺ってくる。例えば、ペニスの開発で尿道内に異物を挿入したりもするが、弟が本気で嫌がっているのが分かれば、中断することもある。

本作のそういう描写には、ある種のリアリティを感じる。調教とは、あくまで両者の合意に基づいて行うものなのだ、と。独りよがりはただの暴力なのだ、と。凌辱調教ではみられない、和姦調教ならではの良さが感じられるのだ。

2. 近親相姦ものとして

本作を近親相姦ものとして楽しむなら、エロシーンにおける描写の裏を読むようにして進めよう。どうして姉は弟の我慢強くない反応をみて喜ぶのか、どうしてそんなプレイをさせたがるのか、と疑問に思いながら、伏線と思われるところを拾ってゆき、姉の心情を解釈するのだ。

本作では、姉の心情が直接的に描写されることはほぼない。弟のいないところで姉視点に切り替わったり、気持ちをつらつら独白する等、誰の目からみても解釈が一様となるような場面はエンディングまでない。

普段の姉は、かなりクールだ。弟の射精をきっちり管理し、淡々とペニスやアナルを開発していく。言葉責めでなじりもする。だが、弟の反応への配慮も忘れていない。時には失敗もし、そんなときは素直に謝ってくれる……。

そういう姉の態度や台詞回しから、姉の心情を解釈していく。姉に対する弟の想いも合わせて考えると、ニヤニヤが止まらない。そうしてこの不器用な関係にどっぷり感情移入していけばいくほど、クライマックス付近に設置された爆弾の威力が増加する。

人によっては、豆腐のような心が消し飛ぶかもしれない。本作の”それ”は、下手に”それ”に特化したゲームよりも破壊力がある。未遂なのが救いだが、それでも胸を押し潰されるような思いがする。

しかし、そこが本作の良いところでもある。何より本作は男性被虐に特化した作品なのだから、精神的なマゾヒズムの存在が告知されなかったとしても許されるべきだ。

終盤はもう少し丁寧な描写が欲しいところもあったが、他とは一味違った近親相姦ものとして興味深く読めるシナリオであった。

3. チープな名作

さて、ここまでは主にシナリオに焦点を当てて、レビューしてきた。話をまとめると、本作は、

・姉によって弟のペニスやアナルが段階的かつ執拗に開発される
・姉はサディスティックに責めるが、弟をちゃんと気遣う
・近親相姦ものとして楽しむには描写の裏を読む必要がある
・精神的マゾヒズムがきついので、耐性がないとつらい

という内容であり、私としてはかなり好感を持っている作品だ。これまで述べてきた内容のみに着目するなら、人を選びすぎるほど突き抜けた作品として、高く評価したいところだ。

しかし、本作を総合的に評価するなら、どうしても高い評点はつけられない。というのは、本作の全体的な出来はとてもチープだからである。

CGをみれば、5年以上前に進化を停滞させたような彩色が目につく。テキストウィンドウは透過できないのに、なぜか一枚絵は性器が画面下にくる構図ばかりだ。モザイクはかなり雑で、覆う必要のないところも巻き込んでしまっている。

表情差分が不足しており、テキストの内容に照らして違和感を覚える。演出的には少ない一枚絵を効果的に用いようとする努力がみられるものの、そうすること自体が低予算の哀愁をひしひしと伝えてくるので、痛々しい。

グラフィック関係以外では、BGMや効果音の貧弱さ、システムの使いづらさが弱点だ。つまり、シナリオ以外のほぼ全部がチープなのだ。評価にあたっては作品全体の完成度を重視するDLdouとしては、いくらシナリオ面が優れていても、この完成度では良作以上の評点はつけられない。

しかしながら、本作には、他にはない突出した魅力があるのも事実だ。もし本作の価値を一言で言い表すとしたら、「チープな名作」といったところだろう。作りはどう見ても安っぽいけれど、点数などでは表現できない価値のある作品なのだ。ただし、その価値は、尖った魅力に支えられたものであるがゆえに、ヒット作に備わっている類の一般性は皆無であり、マニア向けの”希少価値”なのだけれども。

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル 射精管理する姉
ブランド 13cm
発売日 2012年6月8日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋