監獄戦艦3 ~熱砂の洗脳航路~

監獄戦艦3~熱砂の洗脳航路~

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Summary 175/200(優)

本作のあらすじ
ディ・エルデ初代議長ドニ・ボーガンは、火星における戦闘でクシャナ軍に大敗し、右腕と大勢の部下達を失った。復讐を誓ったボーガンは、永世中立のリブラ軍大佐に成りすましてクシャナ母娘を歓待し、二人を洗脳改造するための計画を実行する。

レビューの要旨
監獄戦艦シリーズの正統進化。絵だけでなく、緊張感のあるシナリオも優れている。洗脳改造シーンに力が入っており、かなり実用的な作品である。

備考
本作は続編物である。時系列は、1→2→3となる。2は本作のストーリーに直接関わらないが、1は多少関わる。本作は1と2を知らなくても楽しめる作りになっているが、知っていればストーリーの理解がより深まるだろう。

エロシーンの属性
洗脳改造(改造内容はレビュー参照)。様々な属性を網羅しているが、精飲、排泄器官(尿道・アナル)責めが濃厚。輪姦・乱交あり。妊娠プレイ、露出・野外プレイもあり(After Story)。刺青、落書きもあり(ただし、恒久的ではない)。

目次

  1. 緊張感のある復讐劇
  2. 監獄戦艦史上、最もハードな洗脳改造
  3. やはり親子
  4. コメント

1. 緊張感のある復讐劇

今回のLiLiTHは、絵だけでなくシナリオも高いレベルで仕上げてきた。

本作のシナリオは、最初から最後まで緊張感が維持されている。クシャナ母娘を洗脳改造にかけるまでの過程はもちろんのこと、洗脳後の展開も油断ならないものだった。

母娘に対するボーガンの復讐の動機づけは充分であり、感情移入できる。母娘の性は鬼畜である。先の敗戦であれほどの恥辱を味わわされたからには、必ず復讐せねばならない。

復讐に燃えるボーガンもまた鬼畜の輩である。彼は母娘に一切の情けをかけない。自分が受けた以上の恥辱を与える腹積もりだ。それは一生性奴隷として飼い殺すというだけでは足りない。彼女らのすべて――国も地位も名誉もプライドも家族も全部、根こそぎ奪い取ろうというのである。こうした非情のカタルシスは、一般の創作物ではとても味わえない、まさにアンダーグラウンドなエロゲーならではのものだ。

途中で読み進めるのが嫌にならないLiLiTHのシナリオは希少である。本作はその数少ないなかでも、さらに最高の部類に属する出来栄えだ。そしてもちろん、後述するように、エロに関しても手抜かりない作品だ。

2. 監獄戦艦史上、最もハードな洗脳改造

クシャナ母娘に施される洗脳改造の概要は、以下のとおりだ。

脳改造(快楽中枢の強化)
骨格改造(骨格への媚薬及びナノマシンの注入)
味覚改造(ザーメンを至高の味と感じるように)
尿道改造(尿道を削り取り、性感細胞を移植)
直腸改造(尿道改造と同じことを直腸に)
クリリング装着(陰核にリングを装着され、剥き出しの状態に)

LiLiTHは改造シーンをあっさり流してしまうことがあるが、本作の場合は注力されている。改造シーンは複数あり、どれもエロシーンとして成立する尺の長さを持っている。改造内容はストーリーやエロシーンに深く関わっており、改造されてからずっとヒロインを責め続ける――苦痛ではなく快楽によって。しかし、気位の高いヒロインはそれを受け入れることができないため、正気のうちはひたすら悶え苦しむ。

出典:Anime LiLiTH『監獄戦艦3 ~熱砂の洗脳航路~』
kangokuIII-1
洗脳前と後とでギャップが酷すぎて、ついつい笑いがこみ上げてくる。

夜になり館内の照明が赤に変わると、クシャナ母娘は渉外任務を遂行する女性将校となる。渉外任務とは要するに男性への性的奉仕であり、洗脳によって常識を書き換えられた母娘はこれに何の疑問も持たない。夫とのセックスによって使い古された母親は凛々しいままだが、未だ処女の娘の戸惑いは洗脳によって無粋に隠蔽されるものではない。初期のシーンでは、この二人の対比がとても興味深い。

味覚・尿道・直腸を改造されることからお察しのように、本作の精飲・排泄快楽系のエロシーンには力が入っている。ヒロインはチンカスまみれの包茎ペニスを貪り、膣やアナルだけでなく口内にも大量の精液を流し込まれる。

出典:同上
KangokuIII-2
この絵面から次に起こることを察せないようでは、本作のハードプレイは直視に堪えない。

アナルも尿道も当然のように開発される。アナル開発は、どちらかといえばスカトロ寄りである。何日も強制的に排便を止められた上で、怪しげな技術によって排泄快楽も仕込まれる。食糞もある(ただし、完食はなし)。開発された尿道は排尿するだけで快楽を感じるが、もちろん排尿だけで済ませてもらえるはずがない。

クリリング装着のように日常的な陰核への責めは、例えば寄生虫さんの漫画を思い起こさせるシチュエーションだ(未読の方は『公園で栗拾い』あたりをぜひ読んでみてほしい)。終日クリトリスを剥き出しにされたまま、参ってしまうヒロインの姿はたいへん滑稽で、見ていると心が晴れやかになる。

本作は洗脳状態でのエロシーンをメインとするが、非洗脳状態でのエロシーンもある。渉外任務に積極的な洗脳状態とはまったく違う、嫌悪感剥き出しのプレイの存在が良いメリハリになっている。

3. やはり親子

ベアトリスとキラは、外見上はまったく似ていない母娘である。まず肌と髪の色が違う。顔つきは似ているとは言えず、肉体のボリューム感も異なる。それ故、本当に親子なのか? という疑問が湧いてくるのは無理のないことだ。

しかし、外見ではなく内面で比べるなら、これはもう瓜二つなのである。高慢で冷血で残忍なところがまず共通しているが、それは所詮上辺のことだ。この親子はもっと深いところで酷似しており、そのことは完堕ち一歩手前からの愉快な展開で自ずと明らかになるだろう。

本作にはバッドエンドを除くと3つのエンディングがあるが、そのどちらも内容が似通っている。これは普通に考えるとマイナスポイントだが、クシャナ母娘の性格を考慮に入れれば、妥当な帰結だと思える。

4. コメント

監獄戦艦シリーズの正統進化。「シナリオが弱点」でお馴染みのLiLiTHとは思えないほど、優れたシナリオであった。グラフィックとコストパフォーマンスの良さについては、当サイト的にはもはや語るまでもないことだ。

もしこのくらいのクオリティを維持できるなら、他にLiLiTHに望むことは、音の貧弱さと時代遅れのシステムの改善だけだ。更なるクオリティアップを期待したい。

  • 総合評価 175/200点
  • シナリオ 55/60点
  • グラフィック 80/80点
  • 音声 30/40点
  • システム 10/20点

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル 監獄戦艦3 ~熱砂の洗脳航路~
ブランド Lilith
発売日 2013年12月25日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋