淫烙の巫女NTR ~泥濘の新婚生活~ 感想

淫烙の巫女NTR ~義父の魔の手~

レビュー

『淫楽の巫女NTR』の第1話は、遥の肉体が過去に調教された快楽の味を徐々に思い出していく展開であった。今回レビューする第2話は、肉欲に抗えなくなった遥が、精神的にも墜ちていく過程を描いている。

第2話は遥が再び剛蔵に本格調教される話、かと思いきや、今回彼はあまり積極的には仕掛けてこない。ひどいセクハラは普段通りに行なうものの、第1話のようにあからさまな脅迫によって遥を寝取ろうとはしない。どうやら剛蔵は、遥が自分から望んで抱かれたいのでなければ、手出しをしないつもりのようだ。

第1話で彼は、遥にとって単に厭わしい舅でしかなかった。しかし、第2話では頼りがいがあり気遣いもできる一面をみせている。遥はそんな舅に、少しずつ「男」を感じ始めているようだ。

遥にそんなふうに思わせること自体が、剛蔵の調教計画の一環なのかどうか。それは、第2話の時点では分からない。『淫楽の巫女NTR』は全4話のシリーズだから、第2話はおそらく起承転結の「承」にあたるエピソードだろう追記:後の情報によると、次回(直接の続編かは不明)があるらしい)。今回の話では何も解決しないし、核心的なネタがあがることもない。が、遥と剛蔵の関係が徐々に深まりつつあるのは確かだ。

エロシーンには、第1話と違ってアナル責めがない。テキストを読むかぎりでは一応アナルも責められているが、ビジュアル的には描かれていない。かわりにあるのは、(抜きゲー的には)ノーマルなプレイばかりである。

第2話のエロシーンは、妻視点の寝取られの醍醐味である精神的陥落の過程を描いたものだ。見るからに過激なプレイではなく、貞操観念と肉欲との間で揺れ動く遥の内心に焦点をあてている。

肛門快楽をさらに追求して強引に堕とすという展開もあり得ただろうが、それではもともと開発済みの肉欲のほうに依存しすぎる。現時点で好意的に解釈するなら、本作はあくまで遥の精神面を揺さぶって堕とすという趣旨だろうか。

なかなか面白い展開である。引き続き第3話も購入する予定だ。

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 麻倉桜
CG枚数 5枚
エロシーン数 6本(内訳はすべて遥)
声優リスト
花澤さくら
タイトル 淫烙の巫女NTR ~泥濘の新婚生活~
ブランド Nomad
発売日 2014年08月08日
ダウンロード販売 DLsite