監獄戦艦 ~非道の洗脳改造航海~ 感想

監獄戦艦~非道の洗脳改造航海~

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あらすじ

人類が宇宙へと広がりはじめた時代。宇宙連邦政府は、旧人類派(ネオ・テラーズ)と、宇宙植民派(ニュー・ソラル)の2派に分裂し、暗闘していた。

主人公(ボーガン)は、宇宙連邦軍の要人輸送用戦艦の艦長。今回、艦長としての彼の任務は、ニュー・ソラル派の女上級捜査官二人(リエリ、ナオミ)を無事地球へ送り届けることだ。彼女たちは、ネオ・テラーズ派大物政治家の非合法活動の証拠をつきとめ、地球で開かれる連邦政府会議で告発を予定している、という。

しかしボーガンには、ネオ・テラーズ派の特殊部隊という裏の顔があった。彼は、リエリとナオミを護送しているあいだに彼女達を篭絡し、ネオ・テラーズ派に不利な告発を防がなければならない。

ボーガンは、ネオ・テラーズが開発した最先端の洗脳・催淫乱技術を駆使し、リエリとナオミの洗脳を――ついでに、人体改造も――試みる。だがそう易々と、美しく有能な女上級捜査官たちは完全な洗脳状態に陥ってはくれない。ボーガンは、無事に任務を果たすことができるだろうか。

総評 145/200(良)

LiLiTHで最も売れた、最も人気のある作品の一つ。LiLiTHの陵辱作品は購入時の期待の斜め上をいきやすいが、本作に限っては、その期待に直球で答えてくれている。洗脳で人体改造で陵辱でSF、という設定がとてもシンプルに活かされた良作だ。

シナリオ 40/60点

このシナリオが、数多くあるLiLiTH作品(黒系)のなかで相対的に優れている理由は、シンプルだから、ということに尽きる。LiLiTH作品には味のコンセプトの定まらない闇鍋が多いが、本作のシナリオには一貫性がある。

興醒めな戦闘シーンがそぎ落とされ、お涙頂戴がいっさい無く、エロシーンは陵辱に徹している。なぜそこで陵辱するのか、と疑問に思う場面がなく、むしろ陵辱することが任務の目的に適っているため、ストーリーの軸がぶれていない。気の強い女性士官二人を洗脳して、人体改造して、意のままになる淫乱牝奴隷に作り変えてやる! という、陵辱ゲームとしては非常に模範的な、理に適ったシナリオである。

リエリとナオミは、昼間の日常では少しの隙も見せてくれない、可愛げのない女たちだ。しかし夜になると、洗脳と暗示の効果が発動し、兵士たちの慰安任務を遂行する娼婦のような女になる。本人たちには慰安をした記憶はないが、日々敏感で淫らになっていく肉体の違和感だけは残っている。昼と夜のギャップだけでも十分エロいのに、肉体の感度にうろたえる二人を見ていると、ニヤニヤが止まらない。

さらに、リエリとナオミでは、夜の慰安における反応がまるで違う。リエリは自分から進んで慰安の義務を果たそうとするが、ナオミは上官のリエリに促されて嫌々やっているという感じだ。この明確な反応の違いがあるおかげで、どちらにも異なる魅力が感じられ、マンネリした気分になることがなかった。

エロシーンについては、輪姦と1対1で半々くらい。属性は、どちらかといえば、口淫・精飲寄りだ。主人公が仮性包茎で、チンカス掃除を含むチンカス絡みのテキストが目立つので、そっち系が好きならなお良い。

人体改造については、リエリが乳房を改造され、ナオミがクリトリスを改造される。改造といっても、最近の人体改造物と違って、ニプルファックが出来たりクリチンポになったりするわけではない。せいぜい、リエリの母乳が出て乳首に指を挿入できるようになったり、クリトリスがやや肥大化して敏感になるくらいだ。また、二人とも、連続口淫するために口内を敏感に改造されたりもする。

グラフィック 65/80点

基本CG枚数は、40枚。相変わらずコストパフォーマンスが高い。

回想は、すべてエロシーンで17本(そのうち、アニメが4本)。その内訳は、リエリ(8)、ナオミ(7)、リエリ+ナオミ(2)となっている(※回想のサムネイル画像に映っているキャラクターを基準に分類)。

一枚絵は、全体的に迫力があって、表情もエロい。個人的には、監獄~ムラサキのカガミさんの絵が好きだ。ただ、二人一緒に人体改造されているシーンについては、視点が後ろに引かれすぎて細々としているように見える。

アニメーションの出来については、正直あってもなくてもいいレベルだ。手足を大きく動かすのはいいが、その動きがまるで操り人形のよう。どちらかというと、精液が垂れ流されるとか、乳ゆれとか、そういうところにこだわって欲しいのだけれど、まだまだ動きがぎこちない。

モザイクは、サンプル画像と同程度。

音楽・声優 30/40点

声優・音楽ともに不満なし。

リエリ・ビショップ 榊木春乃 ナオミ・エヴァンス かわしまりの

システム 10/20点

いつもと変わりないLiLiTHのシステム。タイトル画面からクイックロードできない、ウィンドウ透過できない、回想が使いにくい等々、細かい不満点は本作でも有り。

作品情報

タイトル 監獄戦艦 ~非道の洗脳改造航海~
ブランド Lilith
発売日 2007年3月23日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋