MISAO ~淫辱忍法伝~

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あらすじ

「焔の里」女頭領 操は、里の存続のため、「伊賀の里」頭領 半蔵に嫁入りすることになった。しかし、操は伊賀の里へ向かう途中、新興の忍勢力「羅刹」の罠にはまり捕らえられてしまう。

「羅刹」の頭領 骸は、背中に刻印を刻んだ女を自在に操れる「傀儡の術」の使い手である。骸は操に「傀儡の術」を施し、10日間の淫辱調教によって、彼女を完全なる傀儡に貶めようと試みる。

総評 120/200(可)

くノ一調教もの。Black LiLiTH作品としては、いつもの冗長でつまらない戦闘場面などが比較的少なく、エロに集中できる単純な内容に仕上がっているのは評価できる。しかし、ただでさえ面倒になりがちなパラメータ式のゲームデザインが、使いにくさと古臭さにかけては信頼できるLiLiTH伝統のシステムと共鳴し、さらにストレス要因を強化している事実などは看過できない。実用性という幹の部分はそう悪くないのだが、剪定されていない枝葉が全体の価値をやや損ねた作品である。

シナリオ 20/60点

(1)10日間の調教により、敵対勢力の女頭領を性奴隷に仕立て上げる。シナリオは、世界観を敷衍する序盤以外すべてがエロシーンに直結している。尺に余裕のない低価格ソフトとしては、中途半端にストーリー性を追求するよりも好ましい構成である。

(2)調教は、1日に2回ずつ行われる。調教の選択肢は最初3つしかないが、各調教により操の各パラメータを上昇させることで、他の調教選択肢も開放されていく。

こうしたシステムでは、各パラメータの値によって開放される調教選択肢の種類は異なって然るべきだ。しかし本作では、どのパラメータを上げようと、そのパラメータが一定値に達したときに開放される調教選択肢の種類と数は同じである。パラメータの値の違いは、エンディングの種類を決めることにしか意味を持たない。

(3)この無意味な調教システムは、エロシーンを無意味に分割し、水増しし、ゲームの進展を冗長にすることに貢献している。「粘液責め」「決闘調教」などの各調教の演出は、1・2・3回目でそれぞれ異なっている。これによって操が徐々に堕ちていく様子を演出したかったのかもしれないが、実際にやってみた感想としては、これこそが本作の癌だと言わざるを得ない。

無駄に分割したせいで、初回の調教は不完全燃焼で終わってばかり。2回目では、どんなに実用的な場面も新鮮味がない。3回目となれば、もはや出涸らしのお茶のようなもの。ここでようやく新たな一枚絵を投入しても、その時点では機を逸しているのだ。1~2回目ですでに見た展開などスキップされて当然であるし、そうなると、3回目の新たな展開への繋がりも十分には把握されないだろう。

(4)本作のエロシーンは、ハード路線だがグロテスクになり過ぎないように配慮されている内容であった(具体的には後述のリスト参照)。例えば、口から胃のなかまで犯されるという触手系ではホットなシーンでも、リバースはない。温泉浣腸や失禁、尿まみれになるシーンはあるが、脱糞などのきついスカトロはない。人体を切断したり思い切り殴ったりするなど、凌辱ファンにもあまり好まれないようなバイオレンスシーンもない。このブランドが好きなら、好みの違いによる不満はあっても妥協できる程度だと思われる。

そういう目線でいえば、本作は駄作ではなく、むしろLiLiTHのなかでは良い部類に入るだろう。「マニアックすぎずノーマルすぎないエロさを少ない出費で堪能できる」のが、このブランドの良いところだからだ。

(5)しかしある程度の内容を備えているとはいえ、調教システムのほうは改善される必要がある。そもそもこの種のシステムは、低価格ソフトには向いていないように思われる。これが良い方向に転ぶのは、多数のCGを投入してマンネリ感を払拭できる大作くらいのものだろう。また、このシステムは基本的に自力攻略が面倒であることからしても、お手軽さという低価格の利点に反している。

グラフィック 65/80点

(1)基本CG枚数は、36枚。いつものように大した量だ。

(2)エロシーンは18本(調教鑑賞は各調教の1・2・3回目ごとに分割されているが、合わせて1本とみなす)。その内訳は、操(11)、蛍火(2)、操+蛍火(2)、操+すみれ(1)、すみれ+火蜂(1)、操+蛍火+すみれ(1)となっている(サムネイル上にヒロインが映っているかどうかを基準とする)。

(3)原画は、『クルースニク~催淫に悶える吸血鬼ハンター~』や『AYAME~人形婬戯~』の”のぶしと”さん。ヒット作には恵まれていない方だが、この方の描くヒロインの表情には独特の艶があって非常に良い。特に、つり目のヒロインが素晴らしい。それは本作でも言えることだが、今回は蛍火の泣き顔のほうにより強い魅力を感じた(CG鑑賞1-6,2-2)。

(4)本作の一枚絵それ自体の出来には満足しているが、残念なのは差分による演出が十分に機能していないこと。エロシーンのはじめに表示される一枚絵が、ネタバレし過ぎている。テキストでこれから描かれるはずの調教内容を、一枚絵が先行して見せてしまっているため、調教がエスカレートしていく高揚感があまりない。差分が足りないせいもあるが、もう少しテキストとの連携を取ってほしいものだ。

また、くノ一というコスチューム属性を当てておいて、ほとんどのエロシーンがほぼ全裸というのもおかしなものである。個人的には、エロ忍者衣装のコスに興味はないが、くノ一という属性に期待される要素はなるべく備えておくべきではないかと思う。

(5)モザイクは、サンプル画像と同程度。肛門無修正。

音楽・声優 30/40点

音楽・声優ともに不満なし。

榊木春乃 蛍火 安堂りゅう
水瀬すみれ 緒田マリ

システム 5/20点

もともと使いづらいLiLiTHのシステムだが、今回はさらに「調教選択画面でセーブできない」という酷い欠陥を抱え込んでしまっている。パラメータ式の自力攻略なんてものは、要はひたすらパラメータの意味を探る作業だから、気楽にセーブできないと非常に面倒くさい。私たちは、制作者と違って、はじめから構造を理解しているわけではないのだ。こんなにも気の利かないシステムは、10年以上前でないと通用しないだろう。

エッチ内容について

エロシーンの詳細

作品情報

タイトル MISAO ~淫辱忍法伝~
ブランド Lilith
発売日 2010年12月24日
ダウンロード販売 DLsite DMM
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