三射面談 ~連鎖する恥辱・調教の学園~

三射面談 ~連鎖する恥辱・調教の学園~

攻略はこちら

総評 145/200(良)

どんぶり調教もの。「ダーク&ハード調教」路線をうたっているが、実際の内容は通常のBISHOP作品と大差ない。美点・欠点の所在も大体いつも通りなので、BISHOP的な様式美が好きな方にはおすすめ。

シナリオ 25/60点

主たるヒロインは5人いるが、どのヒロインを調教するにせよ、物語の基本構造は以下のとおりに同じである。

  1. ヒロインを脅迫するための材料集め
  2. 有力なネタが掴めたら、ヒロインをレイプ
  3. ヒロインを調教し、調教後の様子を逐一観察する
  4. 追い詰められたヒロインが抵抗を試みるも、失敗
  5. 絶望したヒロインをさらに追い詰め、堕落させる
  6. 堕ちたヒロインとの性生活がはじまる
  7. 個別のエピローグ

要するに、いつものBISHOPの様式美に沿った展開を辿るわけである。本作は、単独調教ではなくどんぶり調教だという点で通常と異なるが、様式美の本質部分は何も変わっていない。

愛奈と優奈

初期の脅迫過程(前掲1-2.)に関して、本作における描写はやや興醒めさせられるものであった。初期に集めた脅迫材料が、調教開始以降ではあまり意味のないものになるからだ。

初期に集めた脅迫材料は、ヒロインを誘き出すための餌に過ぎない。誘き出したヒロインを強姦した後の展開では、「お前の大切な姉妹/母娘を今後も陵辱されたくなければ、お前自身を俺に捧げろ」という新たに生じた脅迫材料が軸となり、初期の脅迫材料の存在意義はどんどん薄れていく。

こうした脅迫材料のすり替えは、あまり褒められたやり方ではない。初期段階で費やした(プレイヤーの)労力を無駄にしないためには、脅迫材料は一貫させるべきだからである。そもそも初期段階で得た脅迫材料に重大性が欠けているから材料のすり替えが起こるので、初期の脅迫材料は、よりドラマ性のある――例えば、犯罪や汚職等に発展する可能性のある――内容であるべきだった。

調教過程(前掲3.)については、各ヒロインの調教計画に彼女たちの性癖をしっかり反映させ、もっと差別化を図ってほしかった。本作ではいちおう性癖に配慮されてはいるものの、どれも中途半端な印象が強い。また、女教師と女生徒でせっかく分かれているのに、どちらにも共通のコスプレをさせたり、どちらにも同じような趣旨の羞恥プレイを用意したりするのは、差別化の観点からみて良くない。最近のBISHOP作品では『学園3 ~華麗なる悦辱~』がまあまあ差別化を図れていたが、本作の差別化の水準はこれに及ばない。

ヒロインが追い詰められる過程(前掲4.)については、及第点。個人的にはもう少し捻りがあってほしいところだが、本作でもまあまあ楽しめた。やはり何も抵抗しないままに堕とされていくよりも、少しくらい抵抗してくれたほうが堕とす甲斐があるというものだ。

堕ちた後の過程(前掲6.)について、『学園3』でも指摘したことだが、エロシーンのやっつけ仕事ぶりが改善されていない。使い回しのシーンだけで構成するのは、いい加減止めて欲しい。

エンディング(前掲7.)については、ここでも差別化が十分に図られていない。どのヒロインと結ばれようと、その後に大差がないのは面白くない。ただし、孕ませものとして見るなら、これでもいいという考えも成り立つかもしれない(∵個別エンディングは、孕み→出産後までいく)。

高津成美の騎乗位

エロについては、ハード調教を謳っているわりには随分とおとなしめであった。いつものBISHOP系陵辱作品との差はないと言っていい。

エロシーンそれ自体の実用性は十分だが、これはシナリオよりもむしろグラフィックの功績である。テキストの質は及第点。調教が進むたびにヒロインの反応が変わってくる、あるいは尺に過不足がない程度には仕事をしている。ただ、地の文がくどすぎる(1文が3行に渡るのが当たり前)ので、ADVで読む気になれるような簡潔な文章に改善してほしい。

各ヒロインについて(ネタバレ注意)

姉妹丼(萩浦 愛奈&優奈)

精液まみれの愛奈と優奈

愛奈は、主人公に最も強く抵抗してくるヒロインだが、同時に最も淫乱なピンクでもある。姉想いであるところをつかれて、調教される破目になる。

優奈は、主人公の悪事を一度は暴いて転校に追い込んだが、その大胆な行動力はプロローグまで。本編では、妹を人質に取られて狼狽えるだけのヒロインに成り下がる。主人公への嫌悪感が強いこともあってか、個別エンディングで妊娠したときの反応は意外であった。

母娘丼(上条 真璃香&美冬)

美冬を責める真璃香

真璃香は、学園長の娘で風紀委員長。細かい校則違反や言い掛かりで絡んでくる、とてもウザい小娘だ。しかし乱暴されることにはあまり耐性がなく、ウザい普段と比べて弱々しい。彼女の性癖は精液好きという設定ではあるが、その割には際立った精液プレイがないのは残念だ。

美冬は、欲求不満の人妻学園長。孕む前から母乳が出る母乳要員。娘を守るために我が身を差し出す。

他人丼(天城 初音&高津 成美)

天城初音

初音は、眉目秀麗で学業優秀、性格も家柄も素晴らしい学園の『女神様』で生徒会長。世間知らずの彼女にとって、セックスとは子作りのためにする行為であって、快楽を得るための行為ではない。オナニーとは何かという性知識すらないので、真っ白な紙を自分色に染めていくような調教を楽しめる。

性癖は設定上『露出癖』となっているが、実際に行われる露出プレイはあまりハードではない(衆人に直に見つめられるようなプレイはほぼ無い)。

初音は、仲の良い教師である成美を守るために我が身を差し出す。しかし実は、成美は主人公の義姉で共犯者だったと初期に発覚。以後は自分自身の痴態を脅迫ネタにされるだけなので、どんぶり物としては如何なものかと思う。

成美は、個別エンディングはあるものの、本編での扱いはサブヒロイン。コスプレセックス中心だ。

グラフィック 75/80点

基本CG枚数は、134枚(=CG枠164-水増30)。相場よりもかなり多い。

エロシーンは、81本(=回想87-通常6)。その内訳は、愛奈(11)、優奈(12)、美冬(11)、真璃香(11)、初音(11)、成美(7)、愛奈+優奈(5)、美冬+真璃香(5)、初音+成美(6)、ハーレム(2)となっている。

萩浦優奈

エロシーンにおける視覚効果は、素晴らしいの一言。1本のエロシーンには2枚以上の基本CGが当てられ、それからさらに十数枚(場合によっては20枚前後)の差分によって演出が行われる。差分による変化は表情の微妙な変化に終始せず、状況に応じてかなり大きく変化する。一枚絵の構図上見えにくい部分にはカットインによるフォローが入れられ、絶頂時のアヘ顔ないしイキ顔にも大胆な迫力がある。

以前からのBISHOPの弱点である彩色は、最近は改善傾向にあるようだ。時代遅れの毳々しい塗りがだいぶ洗練され、21世紀現代の水準に到達している。あとは美意識に欠けるパッケージさえ現代化されれば、とも思ったが、一目でBISHOPだと分かるパッケージはそれはそれで貴重なのかもしれない。

不満点は、シナリオの項目でも述べたが、ヒロインが堕ちた後のエロシーンが(エンディングを除いて)すべて使い回しであること。人数を減らすか、中弛みのときに使い回すかをして、どうにか改善してほしいところだ。

モザイクによる修正は、サンプル画像と同程度。最近のエロゲーのなかでは、相当に頑張ったほうではないか。肛門は挿入前から修正済。

音楽・声優 30/40点

BGMは、我が道ゆく疾走感溢れる個性的なもの。

声優さんの演技については、愛奈役・美冬役・初音役はとても安定していた。他役は、普通。真璃香役については賛否両論ありそうだが、あのたどたどしい演技が逆にマッチしていたように思う。

萩浦 愛奈 氷室百合 萩浦 優奈 あぐな琴流
上条 美冬 ももぞの薫 上条 真璃香 黒岩心々
天城 初音 榊木春乃 高津 成美 富樫ケイ

システム 15/20点

クイックセーブ&ロード等の基本的な機能は揃っている。キーボードで、大体の操作はショートカットできる。スキップはかなり高速で、攻略チャート作成者として非常に嬉しい。

エッチ内容

エロシーンの詳細

作品情報

タイトル 三射面談 ~連鎖する恥辱・調教の学園~
ブランド BISHOP
発売日 2011年2月25日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋