レビュー 155/200(良)
サラリーマンの長谷川和也は、相変わらず性感マッサージ店『癒香』に通い詰めていた。そんなある日、ユカが家の事情で一ヶ月ほど店を空けることを告げられる。ユカがいない間は、彼女の友人のアヤが施術を行うという。その間一度も店に通わないというのは不義理に感じた和也は、アヤの施術も受けてみることにした。
本作は、『リラクゼーション癒香』の続編にあたる。エロシーンは当然、性感・回春マッサージに特化。前作と同じく、最初は手コキや足コキなどの通常メニューばかりだが、アヤと仲良くなるとフェラやセックスもしてくれるようになる。一方、前作との大きな違いは、今作ではマッサージだけでなく、洗体もあるということ。さらに、ユカとアヤの二人による性感マッサージも行われる。
出典:HERENCIA『リラクゼーション癒香 ~ユカとアヤ、人妻セラピスト達による癒しのマッサージ&洗体~』
ユカは「人妻のような感じ」という設定だったが、アヤは人妻だと明言されている。
アヤは、ユカと同じようにプロ意識が高く、母性を感じさせる女性だが、その一方で悪戯っぽい側面もある。彼女の施術はユカと比べてやや挑発的で、肌の触れ合いがより密に感じられる。性格はサバサバとしており、主人公がユカに惚れ込んでいても、過剰な嫉妬をしたりはしない。ユカは洗体のほうはまだ勉強中らしいので、洗体は主にアヤが担当することになる。
施術中、ユカは扇情的なランジェリーを着ていたが、アヤは露出度の高いチャイナドレスを着ている。スポーティな肉体が黒いドレスのなかで引き締まって見え、ノースリーブから覗いた上腕の鋭角に力強さを感じる。アヤにはこのドレスのほかに、洗体用の衣装も用意されており、そちらもあからさまにエロい見た目だった。
出典:同上
やや挑発的な態度がたまらない。
エロシーンにおける主観視点のビジュアルの迫力は、前作にも負けず劣らずの出来栄えだ。前作のビジュアルが良かったと思うなら、今作のそれも満足できるに違いない。洗体でローションとソープ塗れになった肉体の描写も実に卑猥で、アヤの艶やかな雰囲気とマッチしている。
前作と違い、今作には一応、ルートの分岐がある。ユカ、アヤ、ユカとアヤのどちらかに分岐するが、別に二人と結ばれたりするわけではない。二人のうち誰の施術を贔屓にするか、あるいはどちらもか、という程度の違いがあるだけだ。今作では、ユカと和也が互いに憎からず思っているだろうことが指摘されるが、それでもまだ彼らは店主と”特別な”客の関係のままだ。
『リラクゼーション癒香・艶』は、前作のグレードアップ版と言っていい内容だった。実用性の高さは前作以上だ。ただし、そう感じるのは前作を知っているからという面も大きい。このシリーズが初めてなら、まずは前作『リラクゼーション癒香』からはじめることをオススメしたい。
- 総合評価 155/200点
- シナリオ 40/60点
- グラフィック 70/80点
- 音声 30/40点
- システム 15/20点
作品情報
タイトル | リラクゼーション癒香・艶 ~人妻セラピストによる洗体~ |
ブランド | HERENCIA |
発売日 | 2015年05月01日 |
ダウンロード販売 | FANZA |
パッケージ通販 | Amazon 駿河屋 |
備考 | パッケージ版は、「リラクゼーション癒香」とセット。 |