淫烙の巫女NTR ~淫烙の二日間~ 感想

淫烙の巫女NTR ~淫烙の二日間~

レビュー

第1話第2話第3話と続いてようやく最終話……かと思いきや、実はこれがシリーズとしての終わりではないようだ。第4話のエピローグと公式の記事によると、「次回作鋭意製作中」(原文ママ)。「次回作」というのが直接の続編かといえば、説明が難しいそうだが、「この岩淵家のお話が今回で終わりではない」とのことだ。

第4話は、最後の最後でサプライズがあるものの、全四話構成の最後としては中途半端な出来だと言わざるをえない。夫が出張で居ない間、エロい下着を身につけてエッチしまくるだけのエピソードだ。[ネタバレ]遥はこれまでの調教で身も心も墜ちかけてはいたが、まだ夫を愛する心を失ってはいない。[/ネタバレ 終]

シナリオの尺は、全4話中一番短い。第4話のプレイ時間は第1話の2分の1、第2話の3分の1にそれぞれ届かない程度であり、第3話と比べても若干短かった。収録されている新規CG枚数は5枚で共通しているけれども、シナリオの尺でいうと、各話の配分はまるでバランスが取れていないようだ。分割で売っていくなら、今後はこのバランスを調整する必要があるだろう。

もっとも、本作は1000円未満(キャンペーン中は388円、通常価格は594円)の小作品であるから、実際はこれで価格相応なのかもしれない。しかし、第1・2話が質的にも量的にも優れていただけに、質的にも量的にも劣った第3・4話にはがっかりさせられた。件の次回作が正統な続編なら、それがシリーズにとってのカンフル剤となることを願いたい。

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 麻倉桜
CG枚数 5枚
エロシーン数 5本(内訳はすべて遥)
声優リスト
花澤さくら
タイトル 淫烙の巫女NTR ~淫烙の二日間~
ブランド Nomad
発売日 2014年08月15日
ダウンロード販売 DLsite