レビュー
第1話、第2話、第3話と続いてようやく最終話……かと思いきや、実はこれがシリーズとしての終わりではないようだ。第4話のエピローグと公式の記事によると、「次回作鋭意製作中」(原文ママ)。「次回作」というのが直接の続編かといえば、説明が難しいそうだが、「この岩淵家のお話が今回で終わりではない」とのことだ。
レビュー
『淫楽の巫女NTR』の第1話は、遥の肉体が過去に調教された快楽の味を徐々に思い出していく展開であった。今回レビューする第2話は、肉欲に抗えなくなった遥が、精神的にも墜ちていく過程を描いている。
※本作には選択肢がないので、攻略記事は書いていません。
レビュー
私が『淫烙の巫女』をレビューしたのは5年前で、当サイトのレビュー様式が今とはまるで異なる昔の話だ。正直、内容の細かいところは覚えていない。巫女の輪姦・乱交もので、とにかく実用性の高い作品だったということだけは覚えている。その頃のつたないレビューを読み返してみると、実際、当時もそんなふうに思っていたことが分かる。
『淫烙の巫女NTR』は、その『淫烙の巫女』のスピンオフだ。現在の夫(健)の父親(剛蔵)に肛虐調教されるも処女だけは守り通した遙が、昔の淫行写真をネタにした脅迫をきっかけとして、再び剛蔵に調教されてしまう。
『淫烙の巫女NTR』は全四話(追記:後の情報によると、次回(直接の続編かは不明)があるらしい)。テレビアニメのように毎週一話ずつ公開され、今月(2014年8月)の22日に第4話が公開されることになっている。今回レビューするのは、その第1話だ。
あらすじ
母親を亡くした結城七海と靖明の姉弟は、蔵海津島を統べる名家 水城家に引き取られることになった。
水城家は蔵海津島の金脈を管理し、島の湖の神を奉じる神主の一族である。水城家の現当主 清彦は病床に伏せっており、現在の実質的な支配者は、清彦の弟の晴彦であった。晴彦は水城の血を最も濃く引き継いでおり、その事実は紅い瞳に顕現し、島の全てを把握できる神通力さえ行使できた。
一方、結城家は、蔵海津島の神に仕える巫女の一族である。結城の巫女は、十数年に一度の本祭に際して、淫蕩を好む神を慰めるために、輪姦という神楽舞を神に捧げることを使命とする。
晴彦が結城姉弟を今になって引き取ったのも、姪の七瀬とともに、七海の肉体を供物として神に捧げるためだった。そうとは知らされず島に訪れた七海は、本祭の期日が近づくにつれて昂ぶっていく肉欲と、毎夜夢に見る何者かの視線に不安を募らせていく。
総評 160/200(優)
伝奇風の巫女陵辱物。シナリオは、エロシーンの実用性の高さはもちろんのこと、ストーリー展開も優れている。一枚絵は大胆な構図がとてもエロく、『淫烙の巫女』からの進歩が目覚しい。本作プレイ後は、1月末に早くも年間ベスト級の陵辱ゲーに巡り合えた、という気分になれた。
ただ、無理やりに女を犯す種類の『輪姦』のみを求めて本作を買うと、やや釈然としない気分になるかもしれない。どちらかというと、羞恥プレイ、口淫、精飲等が好きな方に向いている作品なので、そこのところは注意してほしい。
総評 130/200(可)
巫女の輪姦・乱交その他複数プレイ、または衆人環視プレイに特化した作品。つまらない欠点が多くて点数は伸び悩んだものの、実用性それ自体はものすごく高い。純粋に実用目的で買うなら、大正解! 複数プレイや衆人環視プレイ好きには、強くオススメしたい作品だ。