総評 60/100(可)
女子アナ陵辱もの。シナリオは骨抜きで、グラフィックは貧しい。誰かに薦めたくなるような美点に乏しい作品だった。
シナリオ 15/30点
メインヒロインは、性格の悪い人気女子アナウンサー 霜野凛。彼女は、三流カメラマンの倉田に男女間スキャンダルを握られ、それをネタに肉体関係を強要される。凛は当初陵辱されるばかりであったが、そのうち彼を利用して、他の気に入らない女子アナを陥れることを思いつく。
陵辱対象は、4人。凛の他は、同じ女子アナの先輩(植野)と後輩(皆野)、そしてアイドルのひなたが主人公(倉田)に陵辱される。ひなたは倉田個人の欲望によって陵辱されるが、前二人は凛の奸計に嵌る形で陵辱される。
しかし、凛が倉田を利用して他の女子アナを陥れることに思い至るまでの心理過程は、ごっそりと省かれている。物語的にはそこが一番重要だと思われるので、たいへん残念なことだ。
エロについては、とても月並。陵辱物としてはおとなしい内容で、ドSの心を揺さぶるような意外性はまったく無い。かといってテキストがそれを補うほど優れているわけでもなく、私としては欠伸が出るような内容だった。
グラフィック 15/30点
基本CG枚数は、18枚。エロシーンは、17本。その内訳は、凛(8)、ひなた(4)、皆野(2)、植野(2)、凛+皆野(1)となっている。
一枚絵は、単なるCG集としてみるぶんには良いほうだ。しかし、差分が枚数も変化も乏しすぎて、グラフィックとテキストが一致していないことが多くある。特に表情は、強姦されている最中・直後にしては、あまりに大人しすぎる。白々しい絵だ。
モザイクの濃さは、それほど雑ではないがソフ倫並。肛門すら修正されている。
音楽・声優 20/20点
音楽・声優ともに不満なし。
霜野倫 | 渋谷ひめ | 植野美希 | 櫻井ありす |
皆野亜耶 | 佐倉もも花 | 阿澄ひなた | 朝倉奏美 |
システム 10/20点
クイックセーブ無し。動作が遅く、画面効果をカットできない。おまけに、アイキャッチまで入る。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 堕としアナ |
ブランド | パルテノン |
発売日 | 2010年3月26日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |