概要と評価 75/100(良)
本作のあらすじ
SM性癖のある主人公が、自ら調教を志願した美華(幼馴染の姉的存在)を調教する。
感想の要旨
和姦調教が好きで、露出・羞恥プレイも好物ならオススメ。
エロシーンの属性
露出・羞恥プレイ重視。
目次
- 露出・羞恥責めが中心
- 淫乱な本性を開花させる姉
- 総評
1. 露出・羞恥責めが中心
商品画像からは緊縛調教と錯覚されそうだが、実は露出・羞恥調教もの。責めの過半数は、露出ないし羞恥プレイだ。ただし、親しい人達に行為が露呈するようなことはない。
姉は浣腸されたまま街を連れ回されたり、夜の公園で水飲み場の蛇口と交尾させられたりする。あるいは、大学の男子トイレの個室でセックスしたり、セックスしながら女友達と電話させられたりする。誰かに見つかったらどうしよう、と狼狽える一方で、それがますます快感を増幅させるという心理がよく描けていたと思う。
Hイベントは、基本CGの使い回しによってかなり多くなっている。だが、テキストがなかなか良い仕事をしているので、冗長さは感じない。同じようなプレイでありながら、少しずつ過激になっていく構成なので、調教の進行具合がはっきりと感じられる。
ややマニアックなエロシーンとしては、妊娠ボテ腹状態でのエロシーン、2本。分娩台のような台に乗せられてクスコ挿入、1本。精液とミルクを混ぜたものを餌入れでいただくのが、1本ある。
浣腸はされるものの、一枚絵付きの浣腸シーンや脱糞シーンはない。だが、排泄を我慢させられている感じはよく表現されていたと思う。アナルセックスは、1本だけある。緊縛シーンは意外と少ない(縄化粧程度)。
2. 淫乱な本性を開花させる姉
姉は脅迫されて調教されるのではなく、自ら志願する。二人の関係はご主人様とペットだが、相思相愛の関係でもある。それ故、凌辱調教のように、相手の人格を破壊することはしない。姉が調教過程で淫乱になったとしても、強制された結果ではない。パートナーが調教を望んでおり、また自分もそれを望んでいるから、という円満な主従関係に基づいて調教は行われる。
この姉には、もともと淫乱なドMの素質があったようだ。幼少の頃、特撮好きの彼女は、ヒーローごっこでは決まってヒーロー役を演じたが、なぜか最後は悪役に縛られて負けることを好んだ?らしい。
そんな彼女は、初期の調教では何とか姉の威厳を保とうとするが、一度発情してしまえば快楽の衝動には逆らえなくなる。何しろ彼女は、ボンデージを着て歩くだけで感じてしまい、また昨夜の行為を思い出しただけで愛液が溢れる淫乱体質だから、仕方のないことだ。そんな彼女に、例えば放置のような我慢をともなう責めをするのは、とても意地の悪いことをやっているようで、嗜虐心をそそられた。
3. 総評
『○りの夏休み』に続いて、アタリのほうのパルテノンだった。ただ今回は、商品画像上の煽りが実際の内容と少しズレているので、緊縛ものだと思って買うと不幸な結果になるかもしれない。しかし、露出・羞恥プレイものとしては良く出来た作品である。
- 総合評価 75/100点
- シナリオ 20/30点
- グラフィック 25/30点
- 音声 15/20点
- システム 15/20点
作品情報
タイトル | 憧れのお姉ちゃんは調教志願者?! |
ブランド | パルテノン |
発売日 | 2012年8月10日 |
ダウンロード販売 | DLsite DMM |
パッケージ通販 | Amazon 駿河屋 |