あらすじ
主人公 正義は、お嬢様学校の男性教員。彼は教師として女生徒達からの信頼を得るように努め、世間知らずのお嬢様達をつまみ食いしていた。
一方、桐原ユキノは、日本有数の財閥のご令嬢。他の女生徒達と比べても格の違うお嬢様であるため、ユキノは虐められてはいないものの、皆から避けられ孤立していた。
そんなユキノに目をかけてくれるのは、正義だけだった。ユキノは正義に恋をしていた。しかしある日、ユキノは、正義が学校中の女生徒にHなことをしているという噂を耳にし、その証拠も入手してしまう。
箱入娘であるがゆえに、そのことを正義本人に問い詰める愚を犯すユキノ。正義はいきおいユキノを強姦するが、しかし彼女は財閥のご令嬢。このままでは学校をクビになるだけでは済まなくなる。そこで正義は、世間知らずのユキノを騙して恋愛関係に持ち込むか、あるいは陵辱写真で脅し、これからも陵辱し続けることを思いつく。
総評 80/100(優)
教え子のお嬢様との恋愛・陵辱もの。原画は癖が少なく万人に薦めやすいビジュアルであり、アニメーションの質は、派手な動きはないが安定している。
シナリオは純愛・陵辱どっちつかずのメロドラマなので、人によって大きく評価が分かれそうなところ。敢えて言うなら、無垢な少女を騙して弄んでいたつもりがいつの間にか……という展開が好き方向けだ。そういう展開が好きで、ボリュームがすごく少ないということに目を瞑れるなら、おすすめできる。
シナリオ 15/30点
箱入りのお嬢様を騙して、その心と身体を弄ぶ。ユキノが桁外れのお嬢様であることを伺わせるイベントもちゃんとあって、キャラクターは十分に立っている。和姦ルートの場合、自分を好きだという正義に一生懸命尽くすユキノの姿が愛らしくて、とてもそそられる。
エロシーンは、悪くない出来だ。尺は短すぎず、長すぎず。過激なエロは一切ないが、テキストが安定していて読みやすい。本作は美麗なビジュアルで抜かせる種類の作品だが、テキストのほうも良い仕事をしている。
本作の欠点をあげると、それはまず物語の尺が短すぎることだ。尺が短すぎて、和姦ルートにしろ陵辱ルートにしろ、話の展開に無理が出ている。
和姦ルートなら、ユキノが正義の子種を求めるまでに、せめてあと数本くらいエロシーンが欲しいところ。一方、陵辱ルートはユキノが快楽に身を任せるようになるまでが早すぎる。元々従順な性格をしているため、途中から陵辱している気分になれず萎える。
フラグ管理には甘いところがあって、進め方によっては違和感のある展開となる。例えば当サイトの攻略チャートでいうと、家出ENDに駈落ルートの最終選択肢以外から到達した場合がそうである。その場合、今までラブラブだったのが突然突き放されることになり、たいへんな違和感を覚える。
グラフィック 30/30点
AfterEffectsによる秒間30コマの2Dフルアニメーション。画質はMPEG-1(低画質)、WMV(高画質)から選べる(デフォルトはMPEG-1なので注意)。
回想は、9本。すべてユキノと正義のエロシーンだ。断面図は殆どのエロシーンにあって、On/offはすべて切替可能。いつものように適度に生々しく、使える断面図だ。
どのシーンも、ユキノの恥ずかしげで懸命な表情が良い。動画は、派手な動きはないが、乳揺れや尻揺れ、口内射精や精液の吐き出しなど、細かくても重要な動作についてはよく出来ている。
特に、腰からお尻にかけての肉感と動きは素晴らしい。ティーバックのように引き締まった尻の谷間は、少し日焼けした色合いの二つの丘よりも肌白い。ぷるぷると控えめに揺れるお尻の動きが若々しくて、むしゃぶりつきたくなる。
不満点は、まず少女の秘所がぼっこりと盛り上がり過ぎなこと。あれで揺れられては、秘所だけが独立駆動しているようにしか見えない。騎乗位の際に断面図を少女の腹の上に被せるのも駄目。純粋に気持ち悪いし、膣と子宮が大きすぎて違和感も大きい。
モザイク修正はいつもどおり極薄。肛門無修正。
音楽・声優 20/20点
シックなBGMは、メロドラマ的な作品の雰囲気に良く合っていた。声優さんの演技もベストマッチで、申し分ない。
桐原ユキノ | 佐倉もも花 |
システム 15/20点
今回はクイックセーブ有。スキップ速度はものすごく速い。あとはマスター音量調整機能をつけてくれるとありがたい。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 箱入少女 -Virgin Territory- |
ブランド | ソフトさーくるクレージュ |
発売日 | 2010年5月1日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |