犯ワレルココロ ~隷属調教~ 感想

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総評 80/200(不可)

近親相姦調教もの。ゲーム性は単なる作業。CGコンプリートの難度は恐ろしく高いが、いくつかの要素(後述)を踏まえた上で筋道立てて考えていけば、確実に埋められる。

しかし、”お手軽さ”を売りとする低価格ソフトで、こんなに鬼畜な難度設定にする必要があったのかどうかは疑問。シナリオが良ければまだ救いようはあったかもしれないが、シナリオの質はとても低かった。
タイトルの『犯ワレルココロ』というのは、ヒロインだけでなく、自力攻略するプレイヤーの心境さえも象徴しているようだ。

シナリオ 10/60点

大学の後輩を調教したり、母親と相姦したり、あるいは後輩と母親の両方とエッチしたりする、という内容。母親によって家に招かれた後輩を、主人公が調教するまでの過程や動機は、丁寧には描かれていない。公式設定を読んだ上で本編をプレイしても、序盤の展開に無理がありすぎて興醒めした。

構成について

調教モードで、ヒロインに施したい調教内容を選んで実行する形式になっている。調教は、1日につき3回、朝・昼・晩に行われる。朝昼晩の時間帯によって実行できる調教内容が異なり、また、調教の進度によって選択可能な調教内容の数が異なる。ゲーム期間は最大で13日間だが、エンディングによっては短い期間で終わることもある。

なお、調教モード以外にも、ある条件を満たすことで発生するイベントが4つある。エンディングは7つあるが、フルコンプリートするのは非常に難しい。自力攻略するなら、フルスキップで1時間以上かかるかもしれない(※ 面倒なのが嫌いな方は、当サイトの攻略記事を参考にどうぞ)。

エロについて

調教対象の絢菜は、主人公に本格的な調教を施される前から、かなり従順というか、諦観した態度になっている。そのため、理不尽な調教を施していっても、彼女の反応には本気で嫌がっている様子がない。もちろん台詞の上ではそこそこ恥ずかしがっていて、嫌がっているようではあるのだが――喩えるなら、実写調教物のAV女優さんの演技を見ているようで、何だか白々しい。

攻略のヒント

まず前提として、①選択可能な調教内容は、朝昼晩の時間帯によって違う――つまり、同じ調教を次に選択できるまでの期間は、一定の周期で決まっているということに気づくこと。そして、②ゲーム期間は最大13日間であることに注意すること。また、③回想モードを閲覧すると、各調教の進度が階層化されているのが分かるが、そのレベルによって、選択可能な調教内容が増えたり、エンディングが分岐するだろうことに気づくこと。

以上①~③の構成上のヒントを吟味しながら攻略していくと、能率良くコンプリートすることが出来る。具体的には、①の周期に従い、②の期間から逆算して、ヒロインたちの調教レベルをどの程度まで進められるか、という方向性で考えていくと良い。また合理的に考えるならば、絢菜の調教を最短で進めた場合、調教が一段落する●日・▲日・■日目の朝あたりに、何らかの分岐点が存在するのではないか、と推理しなければならない。

グラフィック 45/80点

基本CG枚数は41枚。DL版の本体価格が約3,000円だから、相場枚数より10枚前後多い。
エロシーンは、基本32本(差分シーンは除外)。その内訳は、絢菜(17)、緑(6)、絢菜&緑(9)となっている。

イベントCGに大きく崩れた絵はなく、塗りもなかなか綺麗。修正は非常に薄くて、商業としては相当頑張っている。

不満点①

まず不満なのは、絢菜の表情が微妙なこと。これはシナリオのせいでもあるが、彼女の表情からは羞恥心がいまいち伝わってこない。特に立ち絵は表情の変化に乏しく、テキストとビジュアルがちぐはぐになっていることもしばしばある。

不満点②

これもまた純粋にグラフィックのせいかというとそうでもないのだが、基本CGの使い回しが非常に多い。

もちろん作業ゲームにある程度の使い回しはつき物だし、差分でそれをカバーできていれば問題ない、とは思う。
しかし本作品の場合、全体の尺の半分は使い回しで、しかも差分CGによる(調教レベルごとの)差異が小さい。CGモードで一気に閲覧してやっと違いが分かる程度で、プレイ中には何がどう違うのか、いまいち良く分からなかった。そして、そんな微妙な違いしかない差分が頻繁に出てくるので、それらを回収する作業もまた頻繁になり、ゲームテンポが非常に悪くなっていた。

音楽・声優 30/40点

BGM・声優ともに不満なし。

絢菜 東かりん 佐藤玲羅

システム 5/20点

①クイックセーブ機能 ②選択済みの選択肢の表示色切替機能あり。

調教モードは、ストレスの溜まる作業。中身がないのに、コンプリート難度はかなり高く、まるでクレージュ系の作品をやっているような気分になる。同人ならまだしも、純粋な商業作品でこれをやられるとつらい……。