少女玩具に忘却の褥を ~健忘陵辱~ 感想

少女玩具に忘却の褥を ~健忘陵辱~

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ストーリー概要

主人公は権力者の息子であり、親の権力を傘にきて淫行を重ねるダメ人間。彼は女性を強姦した結果のほとぼりが冷めるまで、人里離れた施設で過ごすことになる。

その施設にいたのは、女医の葵と、記憶障害のある主人公の妹 ひかり。ひかりは父親に強姦されたショックで心を病んでしまい、短期記憶と長期記憶の両方に障害が残ってしまっていた。

記憶障害のあるひかりとって、白昼夢と現実の境界は曖昧としている。主人公はひかりのその弱みにつけ込んで、彼女にエッチな行為を要求していく。女医の葵はそれを止めようとするけれども、権力者の息子に強攻策を講ずることは出来ず――やむを得ず、ひかりの代わりに自分の肉体を差し出そうとするが……。

総評 65/100(可)

近親相姦系の準和姦もの。グラフィックの出来は高い水準に達していて、CG枚数も値段以上のものがある。しかし、シナリオの出来は中途半端。良作~名作級とするには、いま一歩が届かない作品だ。

シナリオ 10/30点

物語の大まかな内容は、上述したとおり。

ひかりは主人公とエッチした事実を覚えていないか、あるいは夢と勘違いしている。けれども、彼女のからだ自体はその味を覚えているらしく、主人公との行為を重ねるたびに、彼女の性的欲求は強まっていく。

主人公がヒロインたちを姦す行為は、法的には強姦だが、抜きゲー的には和姦っぽく描かれている(※ 曲りなりにも合意はある)。エロの内容は美少女ゲームでもあり得そうなプレイが大多数で、過激なエロはまったく無い。

不満点について

不満なのは、①登場人物たちの心理描写に全然説得力がないこと ②物語の構成がお粗末で、エンディングが微妙なこと。障害のある妹との近親相姦、というネタ自体は悪くないが、プレイし終えてみれば中途半端な作品だった。せめてエロの濃さで勝負できていれば、多少はいけたのだが……。

グラフィック 30/30点

基本CG枚数は22枚(やや多め)。メモリーモードのシーン数は24本。その内訳は、ひかり(17)、葵(6)となっている。ただし、回想できるシーンのうち数本は、エロシーンとして計上しがたい内容なので注意。

CGについては、立ち絵・イベントCGともに、かなり出来が良い。ヒロインたちの表情は艶やかで良く、透明感と粘着感のある汁描写もエロい。顔の大きさその他の部分で少し不満もあるが、同人としては満点としておきたい。

モザイク修正については、並程度。もちろん、商業作品と比べるならかなり薄いが。アナルも修正済み。

音楽・声優 15/20点

BGMはクオリティが高くて、演出にもしっかり貢献している。声優さんの演技については、(企業)同人としては大きな不満はない。

ひかり 湖月紅れ葉 氷室百合

システム 10/20点

クイックセーブ機能なし。エフェクトのON/OFFは切り替えることができない。

エッチ内容について

エロシーンの詳細
ひかり(妹)(17)
ディープスロート
机下にもぐってフェラ
オナニー
主人公にオナニーを間近でみせる
シックスナイン
正常位
後背位
その他
葵(女医)(6)
フェラチオ
パイズリ
黒タイツを含む衣類を脱がす
騎乗位
後背位

(留意点) 非処女。括弧内の数字はシーン数であって、エロシーンだけの数字ではない。

作品情報

タイトル 少女玩具に忘却の褥を ~健忘陵辱~
ブランド パルテノン
発売日 2008年8月16日
ダウンロード販売 DLsite DMM