姦禁少女 ~生挿入地獄~ 感想

姦禁少女 ~生挿入地獄~

ストーリー概要

女子○生 ちとせは、男癖の悪い母親のために、売春して生活費を稼ぐ日々を送っていた。ちとせは身体を売っても、しかし貞操だけは守っていた。

ある日、ちとせはいつものように、母親からの置手紙――売春の指示を受け取った。そして、いつものように身体を売りに出かけた。出向いた先でちとせを招いたのは、一見してお金持ちの太った中年男。彼に促されるまま、ちとせはマンションの一室に招かれ、そこで身体を嬲られるが――でも、その様子は、”いつも”と何だか違っていて……。

総評 85/100(優)

う~ん……満足! コンプリートするのに1時間程度の超短編作品だが、エロアニメの出来は期待以上に良かった。シナリオも典型的な監禁調教モノながら丁寧にまとまっているし、声優さんの声もマゾっぽくていい。同好の変態紳士たちには、かなりオススメできる。

シナリオ 20/30点

『姦禁少女』は、その名の示すとおりの監禁調教モノなので、必然的に物語の大筋はいくつかの定型に限られてくる。だから物語の設定を把握してしまえば、それ以降の流れはどうあっても予測の範疇を超えない。

だが真性の監禁調教ファンにとって、そんなことは当然の前提に過ぎない。むしろ「監禁調教の典型は様式美」といっていいくらいだ。重要なのは、監禁された少女が、変態的な性欲の捌け口にされ続けるなかで何を思い、どのようにして堕落していくか――そこに尽きる。

『姦禁少女』のヒロイン ちとせは、屑な母親に振り回されながらも、そんな母親に愛情を抱いている。母親が指示した先で見知らぬ男に姦され、一筋の陽光さえ射さない部屋のなかに監禁されても、「いつかお母さん、お父さんが助けてくれる」と信じている。

そんな健気な女の子が、醜悪な中年男に姦され、人格を無視され、そして変態的に姦されていくのは……すごく、いい。プレイヤー側は彼女に絶望しかないことが分かっているのに、その本人は未だに淡い希望を抱いているというのは……やはり、興奮せざるを得ない。

――この少女はいつ気づくのか? いつ堕ちるのか? そういう紳士的な気持ちでプレイできる方にのみ、本作品をオススメしたい。

CG 30/30点

ビジュアルはすべてアニメーションによる。アニメーションの本数は、重複を含めなければ12本。エロシーンはもちろん、立ち絵も少しだけ動く。

アニメーションは、基本的には延々とループし続ける類のもの。だが、見せ場では画面がズームアップして、一回性のシーンが見れる。例えば、ちとせの陰部を両手でぱっくりと開くシーンとか、アナルビーズを一気に抜いたり、あるいはゆっくり抜いたりするシーンなどがある。

アニメの動きの滑らかさはもちろん素晴らしいが、陰影のつけ方もなかなか美しい。室内の闇が少女の白い肌をひき立てて、とてもエロティックに映えている。

音楽・声優 20/20点

ボイスは、伏字・ピー音なし。声優は、苺野あいすさん。マゾらしくて虐めたくなる良い声だった。

システム 15/20点

基本システムメニューは、メッセージウィンドウ付近ではなく、画面中段右側に配置されている。クイックセーブは出来ないけれど、本編が短すぎるので、特に必要性を感じない。アニメ回想では、選択した動画でプレイリストを組んで連続再生できるというのが、なかなか気が利いている。

作品情報

タイトル 姦禁少女 ~生挿入地獄~
ブランド ソフトさーくるクレージュ
発売日 2008年9月21日
ダウンロード販売 DLsite DMM