エロゲ評価基準の詳細 Ver.2.1

以下は、私がエロゲを評価する際のおおまかな基準です。
実際にはもっと細かく見ていたりしますが、大体こんな感じです(ADV前提)

総合

1. 同人作品は総合100点、商業作品は総合200点を満点として評価します。商業は、同人よりもシビアに評価しています。

2. 同人と商業の区別は、こちらの基準によります。こうした独自基準があるのは、当サイトが元々DL同人専門だったはずが云々、という紆余曲折あってのことです。あくまで便宜上の区別であり、深い意味はありません。

3. 採点は5点刻み。シナリオ、グラフィック、音楽・声優、システムの得点の合計が総合点になります。各採点項目ごとに得点上限があるため、シナリオやグラフィックがどれだけ良くても、他が駄目なら低評価になり得ます。点数配分は、ストーリー重視か、エロ重視か、ゲーム性重視かでそれぞれ異なります。

4. 各項目配点の50%~75%が基準点となり、採点はそこから加点・減点します。グラフィックの得点が高くなりやすいのは、私が絵買いするタイプなので、そもそも購入段階から選別されているからです。

5. エロシーンの内容がどうであれ、それが作品の趣旨に適うのであれば、減点することはあり得ません。逆に、作品の趣旨またはセールスポイントに反するエロシーンの存在または不存在は減点対象です。例えば、アナル特化を謳う作品で浣腸脱糞シーンがあるのは作品の趣旨に反しませんが、アナル特化のはずが通常セックスばかりという場合は趣旨に反します。

6. 当サイトでいうシナリオとは、ストーリー・プロット・テキスト・設定等の総合です。したがって、泣きや燃え等の感動が欠けているからといって、シナリオが悪いという評価にはなりません。むしろ、エロゲーの本分はエロにあるのですから、エロを最大限に活かすシナリオこそが優れているのです。もっとも、最初からエロ重視でないことが分かっている作品については、ストーリー重視かゲーム性重視の作品として評価します。

シナリオ

基準点はシナリオ配点の50%(可、ここから加点・減点する)。

毒にも薬にもならないようなシナリオよりも、尖ったシナリオを高く評価します。フェチズムや属性を極めた抜きゲーや、独創性あふれる問題作が大好きです。

次に、ご都合主義に頼らずに、丁寧に構成されたシナリオを評価します。様式美を追求したシナリオに好感を持てます。

評価のポイント

  • 加点:独創性やフェチズムを追及し、それが功をなしている場合
  • 加点:様式美やテーマを追及し、それが功をなしている場合
  • 加点:キャラクターの魅力を十分に引き出せている場合
  • 加点:巧妙なプロットを見出せる場合
  • 加点:甚だしいご都合主義がない場合
  • 減点:甚だしいご都合主義がある場合
  • 減点:宣伝された内容と実際の内容が乖離している場合
  • 減点:構成が破綻している場合
  • 減点:甚だしい矛盾がある場合
  • 減点:不合理な選択肢が目立つ場合
  • 減点:テキストに無用な修飾が目立つ場合
  • 減点:テキストが冗長である場合

積極的には加点も減点もしないようにしているポイント

  • 生理的に嫌いな登場人物がいること
  • 私の好みでないエロシーンがあること
  • 抜きゲーや萌えゲーにおいてテンプレート的な内容であること

グラフィック

基準点はグラフィック配点の65~75%(良、ここから加点・減点する)。

基礎が出来ていることを前提に、量産型でない確かな個性のあるキャラクターグラフィックを高く評価します。絵の完成度だけで優以上と評価する可能性のあるものには、例えば、『エロゲ絵師の殿堂』で紹介されている程度のクオリティを要求します。

また、効果的な演出や美麗な背景も評価します。

評価のポイント

  • 加点:相場よりも一枚絵の数が多いこと
  • 加点:量産型でない確かな個性のある絵柄・塗り
  • 加点:肉感のある表現
  • 加点:豊かな表情
  • 加点:一見して目立つ程の絵の崩れがないこと
  • 加点:効果的な演出
  • 加点:美麗かつ作品の雰囲気にあった背景
  • 減点:相場よりも一枚絵の数が少ないこと
  • 減点:一見して目立つ程の絵の崩れがあること
  • 減点:光と影の表現がいい加減な塗り
  • 減点:表情の変化が貧しいこと
  • 減点:テキストとグラフィックの不一致
  • 減点:粗雑なモザイク
  • 減点:不自然な動きがあること(動画)

積極的には加点も減点もしないようにしているポイント

  • 私の性癖と一致しない表現があること
  • 絵柄に個性がないこと
  • 肉感が貧しいこと

音楽・声優

基準点は音楽・声優配点の50%(可、ここから加点・減点する)。

音楽と声優についての個別配点は、音楽・声優の上限点に対しそれぞれ50%ずつです。

評価のポイント

  • 加点:作品の雰囲気にマッチしている音楽
  • 加点:私の好みに合致し、印象に残る音楽
  • 加点:キャラクターの個性にマッチしている声優の声質
  • 減点:作品の雰囲気にマッチしていない音楽
  • 減点:キャラクターの個性からかけ離れた声優の声質
  • 減点:明らかに拙い声優の演技

システム

ADVシステムの評価基準は、その時代に応じて変化します(つまり、どんどん厳しくなります)。
過去には、クイックセーブ&ロード機能、未読スキップなどを重視していました。しかし、この機能は、現在では「あって当然」です。
現在では、「ボイスを中断せずに次のテキストを表示する」機能、バックグランド動作の可否も考慮するようになりました。