ばくあね2 弟いっぱいしぼっちゃうぞ! レビュー

ばくあね2 弟いっぱいしぼっちゃうぞ! タイトル画面

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レビューの概要と評価 125/200(可)

作品のあらすじ

武坂宗高は、所属サークルの部長である桐生深蘭と恋人どうし。彼らは半年間の清い交際を経て、ついに初体験の機会を得たものの、宗高が挿入直前で萎えてしまう。彼が萎えた原因は、昔、姉の和奏に襲われたというトラウマにあった。宗高のことを大切に思う2人の姉(律香、和奏)と従姉の真白は、宗高と深蘭の関係修復への協力を建前とし、彼が本番でちゃんと勃起できるようにエッチなレッスンを開始する。

レビューの要旨

セックスシーンが少ないわけではないが、主観的にはペッティングばかりに思える構成。浮気者の主人公の態度が不誠実なわりに、恋愛関係がどう転んでも周囲は受け入れてくれるため、かえって闇が深く感じられる。絵の魅力で実用性は確保されているが、シナリオの出来は良くない。

エロシーンの属性

ソフトなペッティング(パイズリ、フェラ、素股、コキなど)が多め。アナルセックスもある。妊娠ぼて腹セックス、3人の姉とのハーレムあり。射精はぶっかけが多い。

目次

  1. ソフトなペッティングが基本
  2. 3人の姉の違い
  3. 姉と恋人の二者択一
  4. コメント

ソフトなペッティングが基本

『ばくあね2』は、エロシーンの半分近くが本番行為を含まない。これは、宗高へのレッスンにセックス禁止というルールが盛り込まれているためだ。3人の姉は何だかんだ言ってもこのルールを律儀に守るので、最終レッスン手前までのエロシーンはペッティングのみで終了することになる。

出典:アトリエかぐや BARE&BUNNY『ばくあね2 弟いっぱいしぼっちゃうぞ!』
レッスンのルール
さすがにタブーは冒せないので、本番は無し。

『ばくあね2』には、特定の性癖への偏りが見られない。どの姉も、パイズリやフェラチオ、素股などの定番ペッティングを一通りこなす。体位やシチュエーションなどには違いが見られるものの、どの姉もソフトなペッティングが基本なことに変わりはない。

姉たちとセックスできるようになるのは、個別ルートに入ってからだ。個別ルートでは思う存分、生ハメセックスを楽しむことができる。セックスを含むエロシーンは、姉の全シーンの半分以上はある。ただし、姉たちの個別ルートは2つに分かれるため、主観的にはさほど多くは感じられないかもしれない。

出典:同上
レッスン選択画面
恋愛値と新愛値の大きさが最終レッスン(=個別ルート)を決める。

恋人の深蘭についても、個別エンディングが確定してからでないと、セックスはできない。深蘭の場合は、ペッティングのみで終わるエロシーンが過半数を占める。隠しヒロイン?の沙也加のみ、すべてのエロシーンでセックスまでいく。

3人の姉の違い

3人の姉はみんな処女だが、エッチのテクニックに関しては熟達している。その理由について、和奏と真白は、宗高に奉仕する日にそなえて、人形や玩具を使って日々練習していたのだという。律香の場合は、はじめてのエッチではやや初心な一面をみせるものの、持ち前の学習能力の高さゆえに、すぐにテクニシャンとなる。

3人の姉が弟とエッチする名目は、彼にトラウマを克服させて無事恋人と結ばれるようにするためだ。律香と真白はこの目的にそってレッスンを施すが、和奏だけは違う。和奏は最初から自分が宗高と結ばれるのが目的であり、宗高と深蘭が交際するのを妨害さえしてくる。

出典:同上
深蘭に宗高を奪われたくない和奏
大好きなダーリンを奪い取る女狐など許せない。

姉ものというと、姉がたっぷりと甘やかしてくれる展開を期待してしまうが、その趣旨に最も適っているのは真白だ。真白とのレッスンでは、最初から最後まで存分に甘やかしてもらえる。律香については、最初は自ら主導権を握って指導しようとするが、レッスンを重ねると、むしろ彼女のほうが弟への依存を深めるようになる。

出典:同上
キスを要求する律香
もはや自分の欲望を露わにするのに躊躇しない律香。

和奏のほうは、脅したり拗ねてみせたりして、自分の言うことを聞かせようとする。レッスン中もややサディスティックな言動が見受けられるものの、願望としてはむしろ自分が宗高に犯され、孕まされたいようだ。そして、その願望は、エッチの最中にもダダ漏れになっている。

姉と恋人の二者択一

宗高は、恋人である深蘭には内緒で、姉たちのエッチなレッスンを受け続ける。宗高はそのことで強い罪悪感を覚えたり、思い悩んだりはしない。レッスンのことが深蘭にバレる場合もあるが、すべて深蘭のためだと言ってエッチに付き合えば許してもらえる。

宗高は、姉との個別ルートが確定しても、深蘭をキープし続けることが多い。この場合、名目上の恋人は深蘭で、ルートによっては彼女ともエッチしているようだが、エロシーンがあるのは姉だけだ。

しかし最終的には、宗高は姉と恋人のどちらか一方を選ぶことになる。もちろん、選ばれなかったほうが諦めきれずに付きまとってくる場合もある。だが、宗高が選ぶのは、あくまで姉か恋人かの二択である。姉の好意を分かっていながら散々利用したあげく恋人と結ばれるか、気持ちの離れた恋人を捨てて近親相姦の日々を送るか、だ。

出典:同上
パパラッチを気にせずセックス
深蘭への気持ちが薄れ、姉とセックスしまくりな日々。

宗高のこうした態度は、あまりにも不誠実に思える。しかし作中では、どう転んでも世間は彼らの関係を認めてくれるし、深蘭も宗高を強く責め立てたりはしない。

これは、制作者的には、プレイヤーに余計なストレスを与える展開を排除したつもりなのかもしれない。しかし私見では、宗高の不誠実さと周囲の不自然な暖かさとのコントラストが際立っているせいで、純粋な浮気系インモラル作品よりもかえって闇が深く感じられる。

もし『ばくあね2』がライトな雰囲気で通したかったのなら、せめて姉も恋人も参加するハーレムくらいは用意すべきだった。姉か恋人かの二者択一ではなく、「どちらも選べないから、どちらも俺の嫁にしよう」とでも強弁して、すべての問題を解決すべきだった。しかし本作では、申し訳程度に用意されたハーレムルートにおいてさえ、深蘭は蚊帳の外に置かれてしまっている。

コメント

全体的に雑な作りの作品だという印象が強かった。

攻略難度は『えろゼミ』ほど高くないが、面倒さはそれに準ずる。「親愛値」と「恋愛値」の値で2つのルートに分かれるが、値を変動させる選択肢が主にエロシーン中に仕込まれている。差分回収の手間を考えると、「親愛値」と「恋愛値」のバランスを保ったまま進める手は使えず、結局最初のレッスンをスタート地点として2周する羽目になる。

基本CG枚数は『えろゼミ』からさらに3枚減らされ、77枚に。choco chipさんの絵の魅力で何とかエロの実用性を確保できているが、シナリオのほうは無駄に長いだけで読むのも面倒だった。せめてヒロインの性的嗜好をきっちり差別化できていれば、多少は刺激があったかもしれない。

  • 総合評価 125/200点
  • シナリオ 15/60点
  • グラフィック 70/80点
  • 音声 30/40点
  • システム 10/20点

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル ばくあね2 弟いっぱいしぼっちゃうぞ!
ブランド アトリエかぐや
発売日 2017年01月27日
ダウンロード販売 DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋