ストーリー概要
百合の花探求クラブ――それは、その名の示すとおり、『百合の花を研究し、愛でる』ための部活動。ただし、その言葉通りの意味は学校側への面目であって、真意はもちろん裏の意味である。
クラブの創設者である二人は、普通のレズプレイにはすでに飽いていた。オモチャやコスプレはもうやったし、野外露出や放置プレイまでもヤり尽くしていた。考えうるすべてのエッチは実行済みであり、今やクラブ活動はマンネリ化していた。
そんな状況を嘆く二人のもとへ、入部を希望する女生徒が1人、現れる。しかし、どうやら彼女は、『百合の花』の真意を理解していないらしい。部員二人はそんな”初心なお嬢様”の入部を何とか止めさせようとするが、彼女――穂奈美の決意はどうにも固くて……。
総評 65/100(可)
甘々な和姦調教系のレズもの。レズ調教がツボなら、マジでオススメ。個人的には良評価をあげたくなるほど気に入っているが、ただ公平に点数化するなら、良には届かない……。
本作品のシナリオはそこそこ良いし、グラフィックも良い線を行っている。声優さんの演技については、少なくとも下手ではない。しかしシステムの使い勝手が悪いとか、その他微妙なところで減点せざるを得ず、また加点し難いため、このような評価になった。
シナリオ 20/30点
基本的には、芽衣と麻衣の二人が穂奈美を(試すように)調教する、という内容。ただし中盤以降は、攻めと受けが入り乱れるので、ヒロインたちのいろんな表情や台詞が楽しめる。
穂奈美は、男女の営みすら知らないお嬢様で、もちろん処女だ。彼女の処女は保存したままのルートと、喪失するルートの二種類がある。処女膜は男によって貫通されるのではなく、当然ながらレズプレイのなかで喪失される。
処女喪失ルートのほうがやや過激な内容になっているが、本作品は飽くまで甘々の和姦調教もの。なので、性奴隷化とかそういうエンドは期待できない。むしろ性については何も知らないお嬢様に、百合の快楽の素晴らしさを教え込み、”こちら側”へ引き込むのが本作品の醍醐味である。
エロについて
レズものなので、エロシーンに(男による)本番はない。悪戯っぽくて、尚且ついやらしい前戯や羞恥責めが中心である。
エロテキストは、なかなか良く出来ている。あまり鬼畜になりすぎず、かといって淡白でなく。心理描写もそこそこ。和姦調教はこうでなくては。
不満点について
不満点は、処女保存ルートの出来が悪いこと。これは構成がどうのこうのという問題ではなく、今時『自暴自棄になったヒロインが、シンナーをやってヤク中に』なんていうネタをやってしまうところが白ける。こんな訳の分からない筋書き、一体どんな客層を喜ばせたかったのだろうか。
グラフィック 20/30点
基本CG枚数は20枚。エロシーンは15本。その内訳は、『攻め⇒受け(ex.麻衣⇒穂奈美)』とみて下のエッチ内容についてを参照。
モザイクは、激薄。アナルは無修正。
女の子たちの表情については、レズ系らしく切なげな表情が多い。キャラクターデザインは線の細い感じだが、陰部の描写は妙に肉感があって生々しい。
音楽・声優 15/20点
BGMは少なくやや単調だが、作品の雰囲気には合っている。これはこれで良いと思う。
声優さんの演技については、大きな不満は無し。
芽衣 | ヒマリ | 麻衣 | 結野恵 |
穂奈美 | 日向野はな |
システム 10/20点
クイックセーブはないが、選択肢が1箇所しかないので問題ない。
重症なのは、動作が重いこと。また、マウスホイール操作でバックログを閲覧できないのも痛い。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 百合の花探求クラブ ~禁断のトライアングル~ |
ブランド | ShiningStar |
発売日 | 2008年10月4日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |