あらすじ
佐藤正人は、学園のアイドル まどかに想いを寄せるクラスメイトの一人。しかし、まどかには森川という恋人がいて、正人が彼らのなかに入り込む余地はなかった。
そんなある日、正人は偶然、まどかを罠に嵌めて陵辱しようとする連中の存在を知る。正人は、彼らを止めることもできるが、あえて見逃して陵辱現場を覗き見ることもできる。
まどかを守るために行動するか、それとも見逃して出歯亀となるか? 考えた末、正人は……。
総評 55/100(可)
この作品は、どうジャンル分けしていいのか。寝取られものに近い雰囲気を感じ取れるが、別に主人公とヒロインは両思いでもなし、陵辱現場を見たときの心の葛藤が強くあるわけでもなし。主人公の立ち位置はモブキャラとされているが、実際にはなかなか行動的な側面もあるし。
何と言っていいのか、微妙だ。この作品は、あらゆる面でとても微妙だ。シナリオが微妙、グラフィックも微妙、音声も微妙。キャッチには「名前もない!」と明記しているのに、序盤で「僕の名は、佐藤正人」と名乗っているも微妙。唯一はっきりしているのは、「この作品にオススメできる点は特に無い」ということだけだ。
シナリオ 15/30点
4人の陵辱者からヒロインを守るか、それとも見捨てて出歯亀となるか? どちらを選んだとしても、
という切ない話だった。全ての主要エンディングを発生させると「EXTRA」を閲覧できるが、その内容は予想を裏切るもので、少し笑わせてもらった。さすがにモブキャラだと思った。
エロについては、特に珍しいエロシーンはなく、他作品でもよく見かけるようなエロシーンしかない。ヒロインはまどか1人だけだが、陵辱者は4人もいるので、陵辱者1人当たりのエロシーンは濃厚でない。テキストは可もなければ不可もない。
グラフィック 15/30点
基本CG枚数は、19枚+EXTRA(1枚)。
エロシーンは、15本+EXTRA(1本)。全部まどか主体だ。
作画は、商業同人としては上手くないほう。まったくバランスの取れていない人体、厚手で色気の欠片もない下着、つまらない表情など不満な点だらけ。
もっとも不満なのは、膣や肛門の露出が少ないこと。ぱっくり開いた膣や肛門どころか、そもそも膣や肛門がはっきりと映らない一枚絵が多すぎる。これでは、せっかくのズームアップ機能の存在意義が薄れてしまう。何故か男性器だけは目立って映るが、男性器のみをじっくり観察できても……全然、嬉しくない。
モザイクは、薄め。肛門は無修正。
音楽・声優 10/20点
大げさすぎる挿入音と、機械がショートしたような射精音は改善されていない。声優の演技は、二人とも上手いとはいえないうえに、何だか音が篭って聞こえる。
まどか | 水島理音 | 理恵 | 柚木美里依 |
システム 15/20点
いつも通り。ウィンドウ透過度調整、クイックセーブ機能あり。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | もしもボクがエロゲーのモブキャラだったら…… |
ブランド | ディーゼルマイン |
発売日 | 2010年4月2日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |