レビュー

大陸開拓SRPG。現実時間の10秒がゲーム内の10分となる時間制であり、タイムスケールは5倍まで加速可能。物語は二人称によって語られ、強力な聖光源を生み出せる”あなた”は、銀の勇者フィリアと協力し、世界に光を取り戻すことを目的に行動する。

出典：『正しい性奴隷の使い方-暗黒大陸開拓記- 体験版Ver.1.0.1』

クリスタル型のオブジェクト（聖光源）の周囲だけが明るく見える。

物語の舞台となる大陸は、闇の魔神が生み出した闇に包まれている。この闇を打ち払うには、「聖光源」が必要となる。”あなた”は強力な聖光源を生み出すことができる存在だ。搾精娼婦たちに材料の精液を集めさせ、聖光源の塊をフィールドに設置して領土を拡大していこう。領土には、搾精小屋や防衛隊の砦など様々な施設を建設し、領内の生産性を高めることができる。

出典：同上

戦闘は自動的に進行する。

フィールドにはモンスターが徘徊しており、シンボルエンカウトで戦闘に入る。戦闘は、事前に設定した戦闘武装に基いて、基本的にはオートで進行する。戦闘武装とは、戦闘中の行動を定めるアビリティに、フィジカルリソースと呼ばれるポイントを割り振ったもの。チュートリアルによると、防御が重要とのことだ。

出典：同上

各勢力の幹部らしき人々は女性率が非常に高い。

大陸には、”あなた”以外にも、闇の眷属、暗黒街、教団の3つの勢力が存在する。3つの勢力は、急に現れた新興勢力である”あなた”は味方か、それとも敵なのかと、その動向を注視している。DLsiteの特設サイトによれば、共存するか戦争するかの選択は自由らしいが、体験版では外交システムの概要も分からなかった。

体験版は、ゲーム時間で24時間経過すると強制終了する。しかし、それまでに発生するイベントが少なすぎて、ちょっとこれだけでは面白そうかどうか判断できない。他勢力の聖光源を壊して回っても何も反応がないし、「領内出来事」の娼婦イベントではエロシーンがなかった。

この体験版をプレイして分かるのは、チュートリアル程度の内容だけだった。あまりにも味気ないので、2回ほどやり直してみたが、結果は変わらなかった。

本作は、同人としてはビジュアルや音楽の出来が良く、解像度も高い。それで最初は期待していたのだが、体験版をプレイした後は少し不安な気持ちになった。

現在、制作サークルは不具合修正作業を行っているらしく、修正完了予定は明日（1月4日）の午前までとのこと。発売日がいつになるのか分からないが、購入予定の他の作品と被らなければ、買うかもしれない。

作品情報