総評 45/100(不可)
変身ヒロインの触手凌辱モノ。シナリオとゲームシステムは、ともに地雷。CGの出来は良いが、枚数は少なく、コストパフォーマンスも悪い。
シナリオ 5/30点
上級妖魔アシモフが妖魔(触手)と刻印の力を使って、宿敵である守護天使ファルナ(唯)を凌辱する、という内容。物語の大筋は、「刻印を取得&選択 ⇒ 戦闘 ⇒ 勝てばエッチ」という流れになっている。使用された刻印の種類によって、エッチの内容は変わってくる。
エロについては、触手凌辱のテンプレート的な内容が、大半を占める。物語前半は前戯ばかりで、本番はないことが多い。
不満点について
不満は大いにあるが、致命的なのは物語の展開がぶつ切りなこと。前日にひどい凌辱をされたヒロインが、翌日にはケロっとして登校、教師に化けたアシモフと普通に会話をする――つまり、日付が変われば、前日や前々日にあったことなど、無かったのも同然という扱いである。
凌辱モノは、ヒロインの屈辱感や羞恥心を楽しむものだと思う。そうだとすれば、前日に凌辱されたなら、翌日には、ヒロインは凌辱されたことについて思い悩んでいなければならないだろう。なのに、本作品では、ゲーム内の日付がどれだけ進んでも、ヒロインは凌辱されたことなんて、ほとんど気にしていない……。
グラフィック 20/30点
基本CG枚数は15枚、エロシーンは基本18本(※ 数え方によっては、14本または28本)。基本CGは(1,890円という価格にしては)かなり少ない上に、各シーンで使いまわされることが多い。
イベントCGはサンプルCGを見たままの出来で、クオリティが高い。立ち絵は、ヒロインの顔の大きさが少し不自然だが、そこに目を瞑れば良い出来だ。
戦闘シーンの演出は、とてもショボい。雑誌付録のペーパー人形どうしをぶつけて遊ぶ”ヒーローごっこ”に、ほんの少しエフェクトを加えたような感じだ。
音楽・声優 15/20点
声優さんの演技、BGMともに不満なし。
ファルナ(唯) | 湖月紅れ葉 |
システム 5/20点
ゲームシステムは、ADVパートと戦闘パートの2つに分かれている。
戦闘パートの概要
数体の妖魔のうち1体を選択して出撃、ファルナと戦闘する。
戦闘では、『攻撃』『回復』『カウンター』『逃げる』の4つのコマンドを選択できる。基本的には『攻撃』を繰り返して、ファルナのHPを0にするのが目的となる。
妖魔が戦闘に勝利すると、ファルナのHイベントが発生する。それからボーナスポイントが取得され、このポイントを使って、妖魔の戦闘能力をさらに強化できる。
戦闘パートについて
退屈な作業。『攻撃』を繰り返して、適当なタイミングで『回復』すれば、ほとんどの場合は勝てる。しかし、『攻撃』が当たるかどうかは運で、しかも結構外れるので、非常にゲームテンポが悪い。
また、攻略記事を読んでいただければお分かりになるだろうが、フルコンプまでの戦闘回数はやたらと多い。このとてもつまらない作業を繰り返すのは、本当に面倒くさい。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 紅蓮の守護天使ファルナ ~淫獣の刻印~ |
ブランド | パルテノン |
発売日 | 2008年12月6日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |