Summary
本作のあらすじ
三千雄は、割礼したチ○ポの皮から生み出された触手生物。彼は凶悪な外見に反して、真面目な性格をしている。幼馴染(やどり)と妹(菜々美)は、そんな三千雄を自分のものにするため、日々猛烈なアタックを仕掛けてくる。
感想の要旨
エイプリルフール企画の実現例。奇抜なストーリーはなかなか面白い。しかし、コストパフォーマンスは低く、実用性という面ではあまりオススメできない。
エロシーンの属性
状況を想像しづらいと思うが、触手のほうが「受け」。エロシーンの内容は、端的には説明しづらい。公衆の面前でセックス(?)したりもするが、女の子は嬉しそうだ。残念なことに、3P以上はない。
目次
- 触手は被害者
- 実用性とコストパフォーマンス
- コメント
1. 触手は被害者
本作の初披露目は昨年、脳内彼女のエイプリルフール企画として行われた(参考)。当時は『受け触手』という電波ビンビンのタイトルにやられて笑いこそすれ、まさか本気で製品化するとは誰も思わなかったろう。
しかし、脳内彼女はやってしまった。やらかしてしまった。さすがにフルプライスで勝負に出るほど無謀ではなかったが、チープな価格でこの邪悪を世に広めてしまった。
本作において、レイプの加害者はモンスターではない。化物じみたヒロインのほうが加害者であり、触手の三千雄は被害者である。
ヒロインたちは、全員、恐るべき魔女だ。およそ人界の倫理とは相容れない価値観を持っており、かなり自己中心的な性格をしている。三千雄の幼馴染と妹は、嫌がる彼に無理やり彼女たち自身を犯させ、彼の魔性を呼び覚まそうとしている。彼を生み出した母は、彼女たちの奇行を止めようとせず、むしろ彼が「人を襲い、女を犯す」ことを奨励している。
出典:脳内彼女『受け触手』
このくらいの暴言は普通。
狂った人間の魔女たちが、真人間の人外を脅かす――そんなアベコベのブラックコメディが、本作のストーリー前半では描かれている。後半からはどんどんシリアスな展開になってゆくものの、尖った内容であることには変わりない。
本作の奇抜なストーリーは、なかなかの面白さだった。ややブラックな笑いのセンスの良さも、いつもの脳内彼女。菜々美ルートの終盤はだいぶ強引に感じられたが、まあ妥協できる範囲だ。
2. 実用性とコストパフォーマンス
本作のエロシーンについては、タイトルにもあるように、触手のほうが「受け」。といっても、ヒロインがガンガン責めて搾精するわけではないので、純粋に「受け」を期待すると微妙かもしれない。
私は、本作を実用目的で買うことをオススメしない。圧倒的な力を持つはずの触手が、イカれたヒロインに翻弄される様は、エロさよりもシュールさが際立って感じられるからだ。
また、本作には一枚絵がたったの13枚しかない。低価格ゲームの基本枚数は、通常、税別定価100円あたり1枚といったところなので、本作の基本枚数は通常より3~4割少ないことになる。差分が充実していればまだ救いはあるが、本作の差分は特別多くはない。
3. コメント
面白かったのは確かだが、一発ネタの域を出ない作品だとも思えた。どういう層に勧めていい作品なのか、いまいちよく分からない。しかし、本作は二千円で買える作品なので、気になって仕方ないなら買ってしまったほうが楽になれるとは思う。
作品情報
タイトル | 受け触手 |
ブランド | 脳内彼女 |
発売日 | 2013年08月23日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |
パッケージ通販 | Amazon 駿河屋 |