バカだけどチンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん 感想

バカだけどチンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん

本作には射精場所以外の選択はありませんので、攻略チャートは作っていません。

概要と評価 95/100(秀)

作品のあらすじ

室戸浩太は、太っているけど勉強も運動もできるハイスペックなデブ。天真爛漫でエッチ大好きな椎名ちえりから勉強を教えてほしいと頼まれ、浩太は途中で投げ出さないことを条件に承諾した。その日からちえりは浩太をこーちんと呼び、自分をちーちゃんと呼ぶよう強要し、勉強を教えてくれるかわりに、こーちんのチンポの面倒を見ることになった。

感想の要旨

非常に完成度の高い作品。フェティッシュな実用性とストーリー性が高いレベルで両立している。褐色好きでオーラルセックス好きなら、迷わず買おう。

エロシーンの属性

オーラルセックスに特化。口淫のバリエーションが豊富。口淫以外では、オナホコキ、尻コキ、素股、オナニー、顔面騎乗などがある。

目次

  1. セックスのないセックスフレンド
  2. エロシーンについて
  3. コメント

セックスのないセックスフレンド

『バカだけどチンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん☆』というすごく頭の悪そうなタイトルから判断すると、本作はエロシーン以外何もないタイプの抜きゲーに違いない。きっと無茶な展開のシナリオだろうから、頭空っぽにしてプレイするのが良いだろうーーなんて考えていたこともあったが、それは間違いだった。確かに、本作は非常にフェティッシュな抜きゲーだけれども、それだけが全ての作品ではなかったのだ。

ちーちゃんは、本当にバカだけれども、魅力的な褐色娘だ。彼女はまあ実際バカなんだけれど、勉強が出来ないとか、そういう意味でのバカだ。

ちーちゃんは勉強はできないけれども、ちゃんと他人を気遣うことができるし、目標のために努力を続けることもできる。めちゃくちゃフェラが上手くて、エッチ大好きだけれど、まんこやオナニーを見せるのはとても恥ずかしいそうだ。何やら複雑な家庭の事情を抱えているみたいだけれども、普段は健気に明るく振舞っている。そんな感じの娘だから、ちーちゃんは本質的には馬鹿じゃない。けれども、「パコらなければ浮気じゃない」という謎理論でこーちんのチンポのお世話をするというのだけは、やっぱりバカなんじゃないかと思う。

出典:ORCSOFT『バカだけどチンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん☆』DL版
上半身裸のちーちゃん
立ち絵だけでもエロいナイスバディ。ただし、おまんこはそう簡単に見せません。

主人公のこーちんのほうも、ちーちゃんと同じくらい複雑な事情を抱えている。その意味では、こーちんとちーちゃんは似たもの同士だ。同病相憐れむというように、彼らは勉強とエッチを繰り返してどんどん仲が良くなっていく。

けれども、ちーちゃんにはすでに社会人の彼氏がいるので、こーちんは一線を超えることができない。彼らは互いに必要なものを求め合い、与え合う関係だけれども、互いの深い事情には踏み込もうとしない程度の関係でもある。それは、作中のこーちんの言葉を借りれば、「セックスのないセックスフレンド」という関係だ。

どれだけちーちゃんと仲良くなっても、彼女の言動には常に彼氏の影がちらついて見える。ちーちゃんは、こーちんの精液をたくさん飲んだ後で、今度は彼氏と激しくパコって、まんこで精液飲んでるんだろうなーと嫌でも想像させられる。それはとても不愉快な想像だが、セックスのないセックスフレンドふぜいには踏み越えられない現実の壁でもある。

出典:同上
パパと娘プレイの告白
彼氏がある日突然爆発しますように。

本作のエロシーンは一つ一つが最高に抜ける出来だけれども、その一方で、ストーリーはフラストレーションをどんどん溜め込ませるような展開をみせる。エロシーンで一発抜いて賢者モードになった後、軽く憂鬱にさせるのが本作だ。エロシーンの前後にあるちーちゃんとのトークは楽しいものだが、同時に切なく、胸を締め付けるような情感を伝えてくる。

ではもしかして本作は鬱ゲーなのか、と問われると、核心的なネタバレを避けて明言するのは難しいのだが、エロゲーらしからぬ洗練されたプロットが最終的に生み出すカタルシスは、憂鬱とは程遠いものだとだけ言っておこう。これまでにさり気なく貼られていた伏線が、これまたさり気なく回収されていくシナリオの妙は、素直に賞賛できるものだった。

エロシーンについて

事前に告知されていたとおり、本作はオーラルセックスに特化している。後日談シナリオがどうなるかについては、このレビューの初稿時点では分からないが、少なくとも本編においては、本番セックスはほとんどない(注:後日談は、本作が一万本売れた時点、もしくは発売後1ヶ月が経過した時点で配布される予定)。

本編のエロシーンの約6割は、口淫を含むプレイになっている。口淫以外では、オナホコキ、尻コキ、素股、オナニー、お母さんプレイなどがある。

一纏めに「口淫」と言っても、そのバリエーションは豊富にある。イラマチオやバキュームフェラ、壁穴フェラなどの派手なプレイだけでなく、尿道口への舌責めや高速ペロペロ、玉舐めなども行われる。射精した精液は基本的にごっくんされるが、プレイヤーの選択によってぶっかけることができる場面もある。また、射精後の処理も単に飲むかぶっかけるかに終始せず、ペニスをウェットティッシュで拭いたり、精液うがいしたりすることもある。

本作は、すべてのビジュアルにフェティッシュなこだわりが見られる。例えば、ヒロインがガニ股で座り込んだときはショーツの両脇からハミ毛が見えたり、使い捨ての貼るショーツ(→こういうの)が肛門を隠しきれていなかったりする。

出典:同上
壁穴プレイ
精液滴る舌の肉感がたまらない。

特に、オーラルセックス時のこだわりは凄まじい。射精差分は当然として、ちえりの手や口、胸の動き、それにともなう浩太のペニスの動きにも執拗に差分が当てられている。激しい口淫時にはチン毛がちえりの口元に付着することもある。また、ちえりが亀頭を責める際には、亀頭と舌先をアップしたカットインが挿入されるという演出まである。

エロテキストは、ちえりがチンポを口に含む前は、エッチな台詞で煽ってくるけれども、いったん咥え込んで吸い出したら、時々喋る以外はジュパジュパ鳴らすことに専念する。口淫描写をビジュアルだけに頼らず、きっちり地の文でも描写している。

コメント

非常に完成度の高い作品。フェティッシュなビジュアル、ストーリー性と実用性の両方を追求したシナリオ、そのどちらも申し分のない出来だ。褐色好きでオーラルセックス好きなら、本作は絶対に買っておくべき作品だ。

  • 総合評価 95/100
  • シナリオ 30/30
  • グラフィック 30/30
  • 音声 20/20
  • システム 15/20

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 はましま薫夫
CG枚数 19枚+後日談5枠
エロシーン数 18本(全てちえりと浩太)+後日談4枠
アナル修正 肛門無修正
声優リスト
椎名 ちえり 御苑生メイ
タイトル バカだけどチンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん☆
ブランド ORCSOFT
発売日 2016年08月12日
ダウンロード販売 DLsite FANZA