概要と評価 50/100(可)
本作のあらすじ
主人公(琢朗)はある日、お気に入りのアニメキャラにそっくりな少女(茜)を拉致した。茜ちゃんは、強力な媚薬の効果で、嫌でも感じるようになってしまう。
感想の要旨
主人公の気持ち悪さが際立っている。あまり出来の良い作品ではない。もしプレイするなら、自力攻略はしないほうがいい。
エロシーンの属性
キモデブx少女。攻略記事を参照。
目次
- 主人公の気持ち悪さ
- 調和しないテキストと声とグラフィック
- 自力攻略は非推奨
- コメント
1. 主人公の気持ち悪さ
本作で一番印象に残ったのは、主人公(琢朗)の気持ち悪さだ。彼のキモさと比べれば、あの『姪少女』の主人公でさえ善良な人間に思えてくる。琢朗は、中年の引きこもりで、無職で、良いところが何一つないばかりか、精神年齢が低く、ストーカー気質で、口癖は豚の鳴き声のようだ。
エロシーンでもその悍ましさは遠慮なしに発揮されるので、多くの人は、性的興奮を感じる前に、嫌悪感で胸がいっぱいになるだろう。どんなエロシーンがあるかについては、攻略をみれば一目瞭然。こんな男にいいように犯されるなんて、茜ちゃんは本当に気の毒な少女だ。
2. 調和しないテキストと声とグラフィック
吐き気をもよおすほどの気持ち悪さをどう評価するかによって、テキストの良し悪しは人によって変わってくるだろう。「キモデブが飼育して特濃SEXに嵌らせちゃう」という本作の趣旨から考えれば、テキストから気持ち悪さを感じるのはむしろ趣旨にかなうことだから、私としてはプラスに評価したい。
残念なのは、テキストと声とグラフィックとがあまり調和できていないことだ。ヒロインの表情をみると、テキストの描写からズレているように感じることが多かった。また、キャラクターボイスは、ヒロインの喘ぎ声の演技がよろしくない。棒読みとまでは言わないが、ひどく浮ついて聞こえるので、あまり興奮できなかった。
3. 自力攻略は非推奨
本作を自力攻略することは、時間を捨てることだ。射精箇所の選択によって、警察に捕まるかどうかが決まるなどという、選択と結果の因果関係が無視された構造は、ゲームとは呼べない。こんなものは、ただの当てずっぽうの作業だ。
すべてのエンディングを発見するのは苦行である。攻略チャートでいうところのEND(1)~(3)は簡単に導けるが、END(4)は条件が厳しすぎて、なかなか発見できない。また、最後の調教選択からエンディングまでの間には数シーンをはさむので、選択の結果を知るだけでも時間がかかり、イライラさせられる。
4. コメント
主人公の気持ち悪さ以外、特に優れた点があるわけではないから、オススメはしない。怖いもの見たさならぬ、気持ち悪いもの見たさで買うなら、安いのでアリかもしれない。
- 総合評価 50/100点
- シナリオ 10/30点
- グラフィック 20/30点
- 音声 10/20点
- システム 10/20点
作品情報
タイトル | 生意気だった、茜ちゃん ~47才無職キモデブが飼育して特濃SEXに嵌らせちゃう日記~ |
ブランド | ディーゼルマイン |
発売日 | 2012年11月7日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |