総評 70/100(良)
催眠陵辱物。陵辱といっても、催眠中のヒロインは主人公とエッチすることに拒絶感情を抱いてはいないので、無理やり感はやや控えめ。そのあたりを理解したうえで購入するなら、そこそこの満足感を得られるだろう。
シナリオ 15/30点
ビデオショップで勘違いして買った催眠講座DVDをみて、何の疑いもなく実践してみたところ、本当に女の子を意のままに操ることができた。
標的となるヒロインは、学園のアイドル(美乃里)、ロリータ保険医(雛乃)、新婚人妻(祥穂)の3人。いずれも、学園で迫害されている冴えない主人公に、人として接してくれる優しい女性ばかりだ。高慢ちきな女を陵辱するのではなく、本作では、憧れの女の心と体を催眠でいいように弄ぶ。
催眠の効果は作品内容の「本作で使用する催眠術」に明記されているとおりで、初級編~中級編~と回を重ねるごとに、徐々にえげつない効果になってゆく。もちろんそれに合わせて、ヒロインとの性行為の内容もエスカレートしていく。
○本作で使用する催眠術
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・誘導 断りたくても、承諾してしまう。
・五感変化 無理やり美味しく感じさせたり、気持ちよくさせたりする。
・感情支配 強制的に怒ったり、楽しくなったり、惚れたり、嫌いになったりさせる。
・言語支配 思い通りの言葉を喋らせる。
・記憶支配 過去の出来事を忘れる、あるいは創作を事実と思い込ませる。
・脱力 全身、あるいは特定の筋肉に力が入らないようにさせる。
・強制発情 セックスしたくてたまらないようになる。
・連続絶頂 強制的に性的絶頂を与え続ける。
エロについては、特筆すべきことは何もない。ヒロインの感情や記憶を操作し、とてもテンプレート的な性行為が繰り広げられる。例えば、人妻に主人公を夫と誤認させたり、学園のアイドルに偽りの恋心を植えつけたりしてセックスする。美乃里ルートに野外スカトロシーンが一つだけあるが、それ以外は催眠物としてはふつーだ。
本作のシナリオは、わりとそつなく纏められている印象を受けた。取り立てて褒めるところもなければ、貶すところもない。このブランドは毎回シナリオで失敗するので、このくらいの出来が標準になってくれると嬉しい。
グラフィック 25/30点
基本CG枚数は20枚。ズームアップ機能が実装されている。基本CGは特大サイズで描かれているため、ズームアップしても画像は乱れないどころか、より鮮明になる。
回想はすべてエロシーンで、12本。その内訳は、美乃里(4)、雛乃(4)、祥穂(2)、美乃里+雛乃(1)、美乃里+雛乃+祥穂(1)となっている。
本作のCGは、構図と表情がなかなか大胆で良い。特に、フェラシーンにこだわりを感じる。美乃里が精液塗れのペニスをお掃除フェラするシーンなどは、喉奥へペニスを飲み込む仕草といい、再度の射精で恍惚とした表情といい、重度のフェラスキーも満足できる出来ではないかと思う。
一枚絵そのものについて不満を感じるのは、マネキンみたいな肌の彩色と、ペンキのような精液の質感。精液がこびりついた肌を魅せるなら、もう少し質感にこだわってほしい。
音楽・声優 15/20点
声優さんの演技についてはとても上手いとは言い難いが、同人ならば問題ない。機械がショートしたような射精音は、本作においても改善されていない。
白端美乃里 | 土岐未来 | 七宮雛乃 | 霜月優 |
佳山祥穂 | 中室亜華音 |
システム 15/20点
いつも通り。クイックセーブ可、ウィンドウ透過可、スキップ速度も遅くない。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 催眠、好きですか? ~あの娘の発情スイッチON!~ |
ブランド | ディーゼルマイン |
発売日 | 2010年7月9日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |