- 2010-08-26 (木) 2:21
- 商業エロゲーム レビュー | 抜きゲー レビュー
エロに係るギャップについて
(1)本作のエロは、和姦でありながら下品、純愛でありながら倒錯的である。
(2)下品なエロさは、総評でも述べたように、口淫する際の表現によく現れている。ヒロインたちの口淫は、最初こそ「チュパチュパ」「ペロペロ」と控えめだ。しかし、話が少し進めば、「じゅぼぼぉ!」「むぐっむぐっ!」「じゅずずぅぅっ!」というバキュームやディープスロートの類に発展する。
ヒロインがまだ乙女のときは、台詞に卑語をほとんど含まない初心であったが、関係が進展した後ではそれはもう過去のこと。主人公に吹き込まれた幾つかの卑語を躊躇いがちに呟くだけだった頃とは違い、そこから発展させたろう卑語の数々と、獣欲を訴える雄叫びのような喘ぎ声が、何度も叫ばれる。お口は『口まんこ』であり、肛門は『ケツ穴』であり、全身は『ザーメンタンク』であり、喘ぎ声は「あああん♥」ではなく「ほぉおお! いっぐううう♥」となるのだ。
こうしたエロ台詞の変化については、賛否両論あるところだろう。この変化を「度が過ぎる」とみるか、なお良しとみるか。どちらにせよ、フェチズムの追求とは一般的価値観からかけ離れることを本質とする以上、それがある性癖を極めた形で実現されるのであれば、度が過ぎて悪いことなど何一つない。
作中で語れるところから察するに、本作の制作者は、エロゲーのエロさとは下品かつ扇情的なものと考えているようだ。ならば、その理念を作中で語るだけに留めず、作品そのものによって上手く表現しきったことは、非難ではなく評価に値するものと私は考える。
(3)本作において下品なエロ台詞は、純愛物にありがちなノーマルセックスの最中のみに叫ばれるのでは勿論ない。主人公とヒロインは純愛の真っ只中にあるというのに、本格的調教物においてすら滅多にお目にかかれないような、ハードでマニアックなプレイの最中に「ほぉおお! いっぐううう♥」とオルガするのである。
具体的にどんなプレイがあるのかについては、後述のリストをみれば分かる。輪姦や複数プレイ以外のアブノーマルな性癖は、大体、網羅しているといえよう。特に、口淫・精飲、汗・臭いフェチ、拘束プレイ、羞恥プレイ、陰毛、アナル、スカトロ(塗糞・食糞以外)が好きならば幸いである。
(4)口淫・精飲好きにとっては、ごっくんフェラが多いのはもちろん、お掃除フェラ、チンカス舐めとりフェラがあるのは嬉しいところだろう。さらに、精液をソースの代わりとしてランチにかけて食べたり、ミルクがわりにコーヒーへ入れたりするシーンもある。
また、汗・臭いフェチにとっては、ヒロインの一人である伊織が丸ごとご褒美だ。何故ならば、彼女自身が臭いフェチで精液好きだからである。彼女のエロシーンでは、例えば、何日もお風呂に入らずに、熱気ムンムンの部屋で主人公とまぐわう場面なんてものがある。
スカトロ好きならば、咽び泣きながら本作を買い占めるべきだ。下剤を投入しておむつを履かせ、営業回りをして路上で脱糞させられるエロゲーが、本作以外にいくつあるというのか。しかもその後で、肛門の処理は主人公に任されるという神展開つきで。さらに、自分で出したうんこを眼前にして、アナルセックスするというシーンもあるから、制作者は間違いなく確信している側の人間である。
その他、AVブランド『ソドム』ばりのラバースーツ(ラバーマスク&キャットスーツ)で拘束し連続イラマチオしたり、全裸にボディペイントをしてデートしたりする場面もある。こんなマニアックなプレイばかりを、和姦で純愛の本作でやってしまうのだから、ほんとうに倒錯している。本作のエロシーンを考案した人々は、絶対に頭がおかしい(褒め言葉)。









