えろぐっず! Hなおもちゃで快感エンジョイ 感想

えろぐっず! Hなおもちゃで快感エンジョイ

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概要と評価 145/200(良)

作品のあらすじ

大人の玩具をこよなく愛する主人公は、アダルトグッズ業界の超有名メーカー『SiVA』の女社長にスカウトされ、同社の商品リサーチ室で働くことになった。主人公は、SiVAの新製品を自分や女性従業員に試し、さらなる品質向上のために貢献していく。

感想の要旨

ひたすらヒロインとエッチし、アダルトグッズの試用報告や新製品の提案に勤しむ作品。シナリオは凡庸だが、総合的には良作と言っていい、割り切ったタイプの抜きゲーだ。

エロシーンの属性

アダルトグッズを使ったプレイに特化。ローター、バイブ、アナルグッズ、SM関連グッズ、ローションなど様々な玩具を利用する。男性被虐プレイあり。イラマチオ、クスコ、拘束・緊縛、男の娘、妊娠ぼて腹ファックあり。ハーレムはない。

目次

  1. 最高のアダルトグッズを追求する求道者たち
  2. エロシーンについて
  3. コメント

1. 最高のアダルトグッズを追求する求道者たち

『えろぐっず!』は、スケベな女性従業員たちとともに、アダルトグッズの試用と改良に勤しむ作品だ。

SiVA商品リサーチ室の女性従業員たちは皆、淫乱の素質があると同時にそれなりのプロ意識を持っている。主人公と彼女たちは、製品の試用という名目のエッチで燃え上がった後は、その製品の使用感をちゃんとレポートする。そうして後日届いた改良型をさらに試して、あんあんすごい♥ リサーチを続けていたら、いつの間にか貴方のことが好きになっちゃった♥ というのが、各メインヒロインのルートに共通したストーリーラインだ。

出典:『えろぐっず! Hなおもちゃで快感エンジョイ』パッケージ版
晴琉と意見交換
試用後の意見交換。こうして人気アダルトグッズは作られる。

ストーリー前半――メインヒロインの選択を4回行うまで――は、各メインヒロインごとに試用するアダルトグッズの種類がある程度決まっている。後半はサブヒロインに(仕事上の大義名分をもって)浮気するか、それともメインヒロインとの関係を貫くかで分岐。仮に浮気しても、それまで攻略対象だったメインヒロインとの仲が悪くなることはない。むしろプロフェッショナルな彼女は、”仕事熱心な”君を応援してくれるかもしれない……それはそれで切ない話だが。

『えろぐっず!』のシナリオは、ひたすらヒロインとエッチし、アダルトグッズの試用レポート(または新製品の提案)に勤しむ内容だ。まるでストーリーの山場という概念はないかのようである。メインヒロインルートには一応オチがついているが、サブヒロインルートはどちらかと言えば不完全燃焼であるように思える。

とはいえ、このシナリオは確かに出来が良いとは言えないが、後のリストで示すように、ヒロインの差別化という最低限の仕事はちゃんとこなしている。また、彩色とシステムのクオリティが高いので、作品の総合力としては良作の域に達している。

2. エロシーンについて

『えろぐっず!』にはSD原画を除いても3人の原画家が関わっており、絵柄も統一されてはいない。しかし、本作には1対1のエロシーンしかないので、実際にプレイした上ではさほど違和感を覚えなかった。むしろヒロイン1人1人の肉体的特徴が明確に異なっているため、様々なニーズに応えることができるのではないかと思う。

CLOCKUPの美しさと下品さが同居したような彩色は相変わらずであり、ヒロインの肉感豊かな穴や脇から湯気とともに立ち籠めるスメルが、画面の向こうまで漂ってくるようだ。ただ細かいことを言えば、褐色であるはずのオナホールがピンク(サブヒロイン5)だったり、幸代6の雑な陰毛や幸代13の味気ない肛門など部分的に少し気にかかるものがあった。

メインヒロインやサブヒロインの特徴、エロシーンの概要は以下のとおり。

  • 晴琉:見た目清楚そうに見えるが、アダルトグッズ大好きな淫乱娘。ただし、処女。前半は主にローター、後半は縄や電マも使用。SMグッズにも興味がある潜在的M。子宮責めバイブを使うプレイが良かった。
  • 幸代:ぽっちゃり巨乳で淫乱眼鏡な元人妻。子宮口を突かれるのが好き。グロいリアルなバイブが好き。アナルは処女。脇毛が生えている。前半は主にバイブ、後半はローションやクスコを使ったプレイなど。おならやアナル舐めなど下品なプレイあり。妊娠セックスあり。
  • 麟:社長のツンデレ娘。アダルトグッズの使用には抵抗があるが、日頃のオナニーで自らアナル開発している。処女。前半は主にアナルグッズや浣腸器、後半はコンドーム使用セックス、SM(男性被虐)、アナルプラグを使った調教プレイなど。
  • 澪:グラマラスなワーカホリック社長(元人妻)。アダルトグッズ開発の求道者。他人のオナニーを鑑賞する快感に目覚める。前半はオナホや前立腺マッサージ器、尿道プラグなどを主人公に使ったり、逆に自分が拘束具や開口具を嵌めて被虐プレイを受けたりする。後半は比較的ノーマルなプレイ中心になる(抜きゲー基準)。
  • 恵美:アダルトグッズショップ『SHOW10』の細目のおっとり系淫乱店員。商品レビューのため、アダルトグッズの試用をする。
  • ひなの:褐色肌の人気AV女優。主人公とともにAV撮影。
  • 晶:経理部のクール眼鏡っ子。実は男の娘。アナルビーズ、S字バイブ、オナホールなどのリサーチに協力させられる。
  • 愛佳:主人公と同じアパートに住むヤンキー風の女。彼氏いない歴3年。押しに弱いようで、アダルトグッズの試用をさせられる。そのうち玩具じゃ物足りなくなり、主人公のセフレになる。

出典:同上
麟のアナル調教
媚薬入り浣腸液を注入後アナルプラグで栓をされ、お外を連れ回される麟ちゃん。

個人的には、麟ルートを一番気に入っている。様々なアナルグッズを使ったプレイを数多く楽しめるので、アナル好きホイホイなツンデレ娘だ。残念ながら暫くすると処女穴も活用するようになるのだが、そちらもコンドームの試用を兼ねるなどなかなかフェティッシュなので、これはこれで使える内容だった。

本作のヒロインはどちらかと言えば責められる側だが、女社長の澪は男性向けアダルトグッズを主人公に積極的に試してくる。ただ、彼女は真性のSではないようなので、精神的にも従属させようとするわけではない。彼女は主人公に尿道プラグなど上級者向けのアダルトグッズを試すかわりに、自分自身にもSM道具を試用させている。

3. コメント

『えろぐっず!』は『えろげー!』と同じエロ業界ものだが、こちらはあの作品と比べるとだいぶ淡白で、間口の広い作品だった。はましまさんや浅生さん抜きで、このくらいのクオリティで仕上げられる今のCLOCKUPには確かな安定感がある。CLOCKUPの次回作にも期待している。

  • 総合評価 145/200点
  • シナリオ 30/60点
  • グラフィック 65/80点
  • 音声 30/40点
  • システム 20/20点

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 大原、黒木一朗、くまっち、花笠ミヅキ(SD原画)
CG枚数 83枚
エロシーン数

74本

内訳

晴琉 13/幸代 13/麟 13/澪 14
恵美 4/ひなの 4/晶 4/愛佳 4/その他 5

アナル修正 肛門・腸内無修正
声優リスト
佐々村 晴琉 咲ゆたか 志波 麟 西乃ころね
萩 幸代 春日アン 志波 澪 和葉
須々木 恵美 夢野ぼたん ここのき ひなの 田中理々
蛯名 晶 まめのしぃ 等々力 愛佳 櫻井ありす
タイトル えろぐっず! Hなおもちゃで快感エンジョイ
ブランド CLOCK UP
発売日 2016年05月27日
ダウンロード販売 FANZA
パッケージ通販 Amazon 駿河屋