モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~

moraliste(モラリスト) ~性渇指導 房江の放課後~

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レビュー 110/200(可)

藤島房江は、私立青葉学園の優秀な国語教師であり、彼女の夫である義男もまた同じ学園に努めている。房江は、処女喪失時のトラウマから性行為を忌避していた。妻とのセックスレスに耐えられなかった義男は、学園の女生徒である小川好美の誘惑を受けて、手を出す。房江はその現場を偶然目撃してしまい、女としてのプライドをひどく傷つけられた。そしてその日から、彼女のプラトニックな価値観は少しずつ変わっていくのだった。

『モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~』は、(1)新たな自分への変化 (2)夫の浮気相手への報復という2つのテーマを描いた作品だ。

出典:『モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~』
房江の処女喪失
夫との初めてのセックスは、痛いだけだったから。

夫の不倫を目撃して傷心の房江は、憎き好美の弟の小川利明から愛の告白を受ける。利明は、姉と違って真面目な性格の少年だ。房江は、自分が好美より劣った女でないことを証明するかのように、利明に対して性的接触をはかる。そして精液の味を覚えた房江は、最初吐き気を覚えながらも、その匂いを嗅いでいるうちは安らぐ自分に気づく。そうして彼女自身も、利明との性行為にはまっていくようになる。

出典:同上
房江と好美
浮気の理由が愛情ではないと知り、房江の心はさらに傷つく。

その一方で、房江は、くだらない理由で夫婦関係を弄ぶ好美への敵愾心を募らせていく。房江は当初、好美から義男を取り戻すことに執着していたが、利明との関係を続けるうちに、段々と目的意識が変わっていくことになる。

房江は、その内心の変化を反映して、容姿も二段階に変化していく。最初は夫の気を引くために眼鏡を変えてみたが、次の変化は彼のためではない。その変化は、以前までの自分が嫌っていた性行為を通じて得られたものであり、房江が新たな自分を手に入れた証でもあるのだ。

出典:同上
房江の変身
以前のプラトニックな彼女はもういない。

『モラリスト』は、こうした一人の地味な女の変化を、房江自身の視点から描いた作品だ。読み物としては、そこそこ良くまとまっていると評してもいい。ただし、抜きゲーとしては微妙な出来である。

何故なら、本作のエロテキストはあっさりとし過ぎているからだ。房江の心の動きを描くことだけに注力されており、肝心の実用性を高めるための工夫があまり見当たらない。房江の心理描写以外は最低限にしか描かれておらず、エロシーンがさっさと終わってしまう。

エロシーンで行われるプレイは、抜きゲーとしてはだいぶソフトだ。レイプ、乱交、妊娠セックス(臨月ではない)が相対的に過激なほうだろう。イラマチオらしき描写もあったが、とてもあっさりしているので、抽送の激しさは感じられなかった。

CG枚数は価格のわりに少なめで、コストパフォーマンスも良くない。あえて誰かに勧める気にはなれない作品だった。

  • 総合評価 110/200
  • シナリオ 25/60
  • グラフィック 50/80
  • 音声 25/40
  • システム 10/20

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル モラリスト ~性渇指導 房江の放課後~
ブランド CYCLET
発売日 2016年06月24日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋