総評 130/200(可)
人妻陵辱+寝取りもの。声優さんの演技が良いほか、シナリオとCGはともに及第点。ストーリー概要や設定を読んで気に入れば、そこそこ楽しめると思う。
シナリオ 30/60点
叔父の後継として万引きGメンとなった主人公が、人妻の万引きを見逃す代償として、彼女たちの身体を弄んでいく、という内容。万引きを捕まえてエッチに持ち込むまでの展開はなかなか面白いが、それ以降は良くも悪くもグダグダな人妻陵辱+寝取りモノになる。
人妻たちは、最終的には主人公に寝取られることになるが、彼への依存の仕方はそれぞれ異なる。それゆえ、4人の人妻と迎える結末は一様でなく、いろんなタイプの寝取り(ないし不倫)を楽しむことができる。個人的には清江のシナリオが一番好きで、高飛車な清江が、その高飛車な雰囲気を残しつつも主人公に依存していく過程をとても楽しめた。
エロについて
エロについては、可もなく不可もなく、といったところ。人妻モノらしく、背徳感もそれなりにある。エロの内容に過激で痛々しいものはなく、人妻の羞恥心を煽り立てるようなプレイが多い。具体的には、バイブを挿したまま仕事や外出をさせたり、卑猥な水着を強制で着せたり、など。
不満点について
不満なのは、熱気のある密室というシチュエーションが、テキストに十分に反映されていないこと。万引きGメンのいる部屋がクーラーの利かない蒸し暑い空間だというところまでは伝わってくるのだが、「だから、そんなところでエッチすると、どうなるのか?」という一番肝心な部分がなっていない。
熱気で汗ばんだ人妻の肌の感触は? 顔色は? 蒸れた陰部の臭いはどう? 蒸し暑いのと涼しいのとでは、モチベーションがどう違ってくる?――そういう部分についての記述が圧倒的に足りていない。いったん『蒸し暑さ』というものを持ち出したなら、『蒸し暑さ』をフルに活かしたテキストを書いてほしい。
グラフィック 55/80点
基本CG枚数は、合計116枚。フルプライス作品としてもかなり多いほう。
エロシーンは、合計73本。その内訳は、みどり(18)、千代子(19)、和美(13)、静江(15)、その他(2)、千代子&和美(1)、和美&静江(4)、全員(1)となっている。
CGのクオリティは、ピンからキリまで。「これは……」と思える優れた絵もあれば、低価格ソフト以下の粗雑な絵もある。人妻たちのむっちりとした身体はエロくて良いが、迫力のある構図を追求しすぎたのか、上半身と下半身のバランスがおかしな絵がいくつかある。
音楽・声優 30/40点
BGMは全15曲。特に不満なし。
声優さんについては、みんな良かった。特に、みどり役は素晴らしい。万引きの冤罪をふっかけられたときや、夫以外の男にはじめて姦された際の演技を聞いたときは、少し胸が痛んだ。陵辱モノをプレイして、罪悪感を感じたのは久々だ。
みどり | 飯田空 | 千代子 | 紫苑みやび |
和美 | 深井晴花 | 清江 | このかなみ |
システム 15/20点
クイックセーブ機能あり。既読テキストは変色する。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 人妻喰い ~万引きGメン恥辱日誌~ |
ブランド | Guilty |
発売日 | 2008年12月26日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |
パッケージ通販 | Amazon 駿河屋 |