妻ネトリ ~女教師の調教日誌~ 感想

妻ネトリ~女教師の調教日誌~

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概要と評価 110/200(可)

本作のあらすじ
数学教師の史郎が体育教師の真琴を逆恨みし、調教を施す。

感想の要旨
テキストの質がかなり酷い。ストーリーにもエロシーンにも悪影響を及ぼしている。グラフィックも微妙。

エロシーンの属性
詳しくはレビューの3を参照。

目次

  1. 低質なテキスト
  2. ストーリーについて(ややネタバレ)
  3. エロについて

1. 低質なテキスト

本作をプレイし始めてすぐに感じたことは、テキストの質がかなり低い、ということだった。

本作のテキストは、修飾過剰だ。説明的で、冗長な駄文が目立つ。一部、例をあげると、

下手をすれば、細い缶ジュースの口径はあるかのような、
史郎の肉棒の亀頭部分を咥え込んだ途端に、
真琴の肉ヒダはヌメリ、うねる。

赤く紅潮した肌に白濁液を纏った真琴を、
史郎はペニスの後始末をしながら
満足げに笑う。

このように、非常に読みにくい文章ばかりが目につく。主語がことごとくセンテンスの深いところにあり、また、主語と目的語の文中における位置関係がおかしい。二文以上に分ければ少しは読みやすくなるのに、わざわざリズム感を損ねた一文で書き切る意味が分からない。

エロシーンでは、真琴視点での描写が続いた後、場面転換もなしに、いつの間にか史郎視点に切り替わっていることが多い。おかげで、史郎にも真琴にも感情移入できない。まるで出来の悪いAVを眺めているような、萎えた気持ちになる。

本作のテキストは、ちゃんと推敲されたとは思えない低質なものだ。レビューする目的がなかったら、全文スキップしていたかもしれない。

2. ストーリーについて(ややネタバレ)

ストーリーの前半では、監禁された真琴がひたすら史郎に調教される。真琴は、なぜか調教し始めた頃から、台詞の語尾に☆などの記号をつけて喘ぐ。エロテキストは、説明的な描写ばかりで、肝心の心理描写は薄っぺらだった。

後半、真琴の監禁調教が終了してからは、多少マシな内容になってくる。真琴が夫とのセックスに失望する場面は、それまでと比べて心理描写が濃く感じられた。このあたりから、ようやくまともに読んでみる気力が湧いてきた。

そのうち、真琴だけでなく彼女の夫まで、調教されることになった。ただし、夫のほうは、史郎の性奴隷である加菜子に調教される。真琴は、自分の夫も調教されていることを知らない。夫婦そろって調教されて、互いのセックスへの認識が改められる展開は面白いと思う。

しかし、以降の展開はやや冗長に感じられた。その原因は、プロットよりもむしろテキストにあって、相変わらず読みにくい駄文が、スムーズな展開を阻害し続けていた。エンディングは3つあるが、内容自体はそれほど悪くなかったと思う。とにかくテキストがダメなのだ。

3. エロについて

ストーリー前半は、ボンデージ着用、拘束状態でのハードプレイが多い。特にマニアックなものでは、低周波治療器での責め、水責め、目隠しヘッドホン着用で四つん這いになって連れ回されるなどのプレイがある。

後半は、ある程度調教された真琴に対し、学園内での責めや、夫にバレるかもしれない状況での責めが多くなる。また、加菜子が真琴の夫を調教する場面もある。

グラフィックは、原画がZOLさんということで期待したが、正直微妙……。秘部がクローズアップされた絵がある一方で、アングルや男のからだによって秘部がまったく見えない絵も少なくない。ヒロインの顔はやや面長に描かれたものが目立ち、古臭さを感じさせる。恍惚とした表情には、アヘ顔ともアヘ顔でないともとれる曖昧さがあり、中途半端だ。一部良いと思える絵もあるが、全体的には期待はずれと言わざるを得ない。

  • 総合評価 110/200点
  • シナリオ 10/60点
  • グラフィック 60/80点
  • 音声 30/40点
  • システム 10/20点

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 ZOL
CG枚数 45枚
エロシーン数

33本

内訳

真琴 24/加菜子 6
真琴+加菜子 2/その他 1

アナル修正 肛門無修正
声優リスト
真琴 本城亜夜 加菜子 和葉
タイトル 妻ネトリ~女教師の調教日誌~
ブランド Lilith
発売日 2013年02月22日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋