ストーリー概要
主人公は憧れの先輩 ミサを盗撮していたが、そのことがミサ本人にばれてしまった。しかし、ミサ自身も自分の淫らな姿を撮影し、それをWebサイトで公開して快楽を得るという性癖の持ち主だった。
「あたしたち、すごく相性が良いと思わない?」
こうして主人公とミサは”ギブ&テイク”のセックスフレンドとなり、ミサは彼との痴態を投稿サイトにアップロードしていく。
総評 75/100(良)
セックスフレンドもの(超短編)。最近のクレージュAにしては珍しく、本作は凌辱的な内容を含まない。どちらかといえば、本家クレージュの得意とする分野に近い内容である。
本作の動画の質は前作より若干向上しており、(性癖が合うなら)実用性も高い。同人動画作品が好きなら、購入して損はないと思う。
シナリオ 15/30点
物語の構成は、パッチワーク的である。特に、前半は話の流れに難がある。しかし、二人がセックスフレンドから恋人関係になるまでの過程はいちおうあって、実用に貢献する程度には盛り上げることに成功していると思う。
エロについては、実用性がある。女子便所や学校の屋上のように人目につくかもしれない場所でセックスし、「誰かに見つかったらどうしよう?」という緊張感が程よく表現されている。
ただし、鬼畜・凌辱作品のように狂ったエロシーンは存在しない。現実の投稿サイトにも投稿されていておかしくない程度の、アマチュア的なエロシーンが中心となっている。
不満なのは、『投稿サイトに自分たちの痴態を投稿する』というテーマが活かされていないことだ。パッチワーク的な物語構成が災いして、投稿サイトを巡る彼らの関係が十分に描かれていない。
投稿サイトに投稿されたミサの記事は各話終了ごとに読めるのだが、これが直接物語に絡んでこない。記事に対する架空の読者の反応も嘘臭い。せめて撮影中に彼女がみせた反応と記事の内容にギャップがあれば良かったのだが、それもない。
本作の実用性は認めるが、最初に掲げたテーマを活かせていないことが残念だ。
グラフィック 30/30点
(1)AfterEffectsによる秒間30コマの2Dフルアニメーション。エロシーン総数は、21本。ただし、うち13本は1連のエロシーンの分岐に過ぎないので、実質的なエロシーン数は8本である。
(2)断面図のOn/offは、すべて切り替えられる。
(3)本作から、動画の画質を低画質(MPEG-1)/高画質(WMV)に切り替えられるようになった。高画質化すると、画面のざらつきがほとんど無くなり、滑らかなアニメーションを鑑賞することができる。
(4)原画の水準は前作に劣るが、アニメーションのクオリティそのものは向上している。肉体の微動作(痙攣等)がより自然に表現されており、断面図のうねりが気持ち悪いくらいリアルに見える。同人のアニメーションとしては、頭一つ抜けている出来栄えだと思う。
(5)購入前の注意点としては、本作のヒロインの肉体は前作よりも肉付きが良いということ。肉体のバランスも前作よりは均整でないこともあって、人によっては萎えるかもしれない。
(6)モザイク修正は、いつも通りの激薄修正である。
音楽・声優 20/20点
BGM、声優さんの演技、ともに問題なし。
ミサ | 朝倉奏美 |
システム 10/20点
(1)前作の断面図on/offも区別してムービーを回収しなければならない仕様は改善された。本作では、本編での断面図on/offを区別せずに、ムービーが回収される。
(2)クイックセーブが無いのは、相変わらずである。面倒なムービー差分回収作業を要求するなら、クイックセーブ機能は付けてほしい。
(3)選択肢で参照にできないバックログは、地味に使い勝手が悪い。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | 投稿少女 -Uploading Girl’s works- |
ブランド | ソフトさーくるクレージュ |
発売日 | 2009年7月4日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |