リーヴェルエステート 感想

リーヴェルエステート

短評 ※評価せず※

勝てば女の子達とエッチできるモノポリー風ボードゲーム。かつて雨宮財閥の謀略によって全てを奪われた青年が、復讐のため、財閥令嬢 雨宮はるかと不動産売買で勝負する。いくつかの不満点はあるが、一回30分~1時間程度の暇つぶしには丁度良いゲームだ。価格は千円と安い。体験版をやってみて気に入ったなら、少なくとも買って損した気分にはならないだろう。

(注)以下、サンプル画像を除く全てのスクリーンショットは、readmeに明記されている使用条件に基づき掲載してあります。無断転載禁止。

具体的に、どんなゲームなのか?

ゲーム画面

平たく言えば、不動産を利用してマネーを奪い合うゲームである。
クリア条件は相手を何人か破産させるか、総資産が目標金額に達すること。
共存共栄なんて概念は存在しない。

主人公と対戦相手たちはそれぞれサイコロを振って、出た目の数だけ盤上を進む。そして止まったところに空き物件があったなら、それを購入するかどうかを選ぶ。購入した物件に他のプレイヤーが止まった場合、一定の金額を徴収できる。もちろん、主人公が他のプレイヤー所有の物件に止まった場合には、今度はこちらが支払わなくてはならない。

基本戦略は、地域独占

地域独占

各物件はそれぞれ色付きの枠で囲まれており、この枠の色を同じくする物件は同一の地域に属している。同一の地域内の物件を複数購入すると、徴収費と増資可能額が増えるので、地域独占は本作攻略の要である。

モノポリーと違うのは、アーツと呼ばれる特殊技能の存在

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アーツとは、キャラクター固有の特殊技能のことである。
対戦相手 はるかが発動したアーツは、「所持物件数×100万円」の臨時収入を得るというもの。
上のスクリーンショットの例では、一度に700万円の収入を得ることになる。

アーツには、ユーズアーツオートアーツの2種類がある。ユーズアーツは、テンションゲージ(Max100)を消費して使用する能動的な技能であり、オートアーツは確率的に、あるいは常に発生する自動的な技能である。

はるかの場合、ユーズアーツは上述の「ツェアシュテーラ」。オートアーツは「金色の王気」と呼ばれ、このアーツがあることによって、はるかは「絶対に破産しない」という特性を持っている。その上、何故か持ち金がゼロを下回ることがないので、どれだけ損害を被っても、不動産を競売にかけられることがない。つまり彼女の場合、不動産資産は増えはしても、絶対に差し押さえられることがない。

主人公のアーツ

主人公が使うアーツは、強力無比なヒロイン達のアーツと比べて、正直見劣りする。
しかし主人公だけは、複数のアーツをセットし、使い分けることができる。

主人公が使用できるアーツは、ユーズアーツ(23)+オートアーツ(12)の合計35種類。ユーズアーツは3個、オートアーツは2個までセットできる。アーツをほとんど取得していない序盤は苦労するが、有用なアーツを揃えて組み合わせれば、高い確率で勝てるようになるだろう。

負け犬とのセックス

勝負を終えれば、自分より成績順位の低い相手とエッチすることができる。
このエロシーンは、どうやらストーリーの進行も兼ねているようだ。エロの濃さは、普通の萌えゲーくらいだと思っていい。
基本CGは各ヒロイン2枚ずつ、回想エロシーンは4本ずつある(※同じ基本CGによるエロシーンで、2段階のレベルに分かれている)。

はるか
処女喪失
足コキ
あすか
騎乗位
フェラチオ
サラ
後背位
パイズリ

不満点について

不満点は、ヒロインが3人しかいないこと。この手のボードゲームで登場人物が少ないと、どうしても後半がマンネリ気味になってしまう。

また、理詰めで攻略するのが好きな私としては、あすかの「組織破壊の話術」(他のキャラクターの物件に止まったとき、低確率で空き物件に変える)はひどく理不尽に思えた。どんなに大切に育てた物件も、かのアーツが発動すると、一瞬にして消えてしまうというのはつらい。とても、つらい……。

あとこれは要望だが、キャラクターボイスもぜひ欲しい。千円程度じゃキツイだろうから、500~1000円くらいで追加パッチなどがあると良かった。

作品情報

タイトル リーヴェルエステート
ブランド constructor
発売日 2009年6月13日
ダウンロード販売 DLsite DMM