ストーリー概要
無愛想で友達のいない少女 名々瀬は、家庭の事情で家に帰りたくなかった。そこで、最近縁のあった臨時教師の主人公に無理を言って、彼のアパートに宿泊させてもらった。
主人公は当初、名々瀬を飽くまで「生徒」として見ていた。しかし、一緒に暮らすうちに、彼は彼女の性的な面を意識していく。そしてある日、主人公は教室で、名々瀬が自慰に耽っているところを偶然見かけてしまうが……。
総評 85/100(優)
『Real intention ~ココロのクサリ~』は、教師と女生徒(三編み+眼鏡)の背徳的な調教ゲームだ。良く練られたシナリオと膨大な量のCG、上質なBGMは、いずれを取っても優以上と評価できる。システムの使いにくさはマイナスだが、それが気にならないのであれば秀とみなしても良い。
エッチの内容がとても陳腐なのに、それでもなおこんなに興奮できるゲームは数少ない。調教モノが好きで好きで堪らないドSの方々は、他のどんな同人ゲームを差し置いても、まずはこれをプレイしてみるべきだ。
シナリオ 35/40点
名々瀬は真性マゾの女学生だが、自分ではその本質に気づいていない。主人公はそんな彼女を強姦し、それでも何故か逃げない彼女にさらなる調教を施していく。
『Real intention ~ココロのクサリ~』のストーリーそれ自体は、調教モノでは昔から使い古されてきたテンプレートだ。しかし、それでも本作品が優れている理由は、真性マゾ娘が自分の本性に目覚めていき、快楽に堕ちていく過程がしっかりと描かれていることにある。
本作品のエッチシーンは、ただ実用性があるというだけではない。それまでに行ってきたことが、そのまま終盤の展開へと繋がっていく。8つあるエンディングはそれぞれ『純愛』と『主従関係』の2タイプに分類できるが、どちらのタイプにしろ、調教フェチの歪んだ性癖を満足させるのに十分な趣向が凝らされいる。
CG 30/30点
『Real intention ~ココロのクサリ~』のCG1枚1枚のクオリティは、同点数の他作品と比較して劣るかもしれない。
しかし本作品(1,155円)の基本CG枚数はなんと104枚もあって、他作品のそれを圧倒している。差分を含まない大量のCGが惜しみなく投入されたエロシーンは、動きの乏しい美麗なCGなんぞよりも、実用性においては遥かに優れている。
ヒロインのボディバランスは少し変なところもあるが、表情や構図はとても良い。目から涙、鼻や口から体液と精液の混合液をだらだらと垂れ流し、泣き叫びながらよがり狂う少女の姿は、ドSとしてはかなりそそられるものがある。
音楽・声優 10/10点
ボイス無し。BGMは、演出に効果的に用いられている。オープニング曲はけっこうお気に入り。
システム 10/20点
セーブ機能に不満がある。選択肢が多くてセーブ必須のゲームなのに、クイックセーブ&ロードがない。また、セーブ枠も少なすぎて、すぐにいっぱいになる。
たたみかけシステム(※選択肢を連続で選び好感度を上げていくシステム)は、畳掛けている間はセーブできない。わざわざ「たたみかけ」を用いたからには途中セーブをさせたくない、という製作者側の意図だと思うが、そんな自己満足はプレイヤーにとってストレス要因にしかならない。
エッチ内容について
作品情報
タイトル | Real intention ~ココロのクサリ~ |
ブランド | ネガティブギャング |
発売日 | 2007年7月6日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |