euphoriaの体験版は濃い内容でした

『euphoria』2011年6月24日発売予定!

体験版をダウンロードしてから即プレイ。一気に読了し、レビューというか感想を。名作『えろげー!~Hもゲームも開発三昧~』とはまた違った方向性で、予想以上にディープな内容に驚きました。

体験版のエロシーンは、見せしめにゲームから除外される子を除けば、各ヒロインに2回ずつ収録されています。まったくの強姦ではなく、「ゲームからの解放」という共通目的から仕方なく行為に及ぶ感じです。梨香という性格がアレな子を除けば、主人公とヒロインのあいだに一応の合意はありますね。

しかしそれでも、主催者側の提示するゲームクリア条件がだいぶ鬼畜なので、エロシーンそのものはハード。明らかに快楽など感じていない純苦痛系のエロシーンもいくつかありました。ひたすらハードなのではなく、女性主導のヌルめなエロシーンも混ぜることで緩急をつけているようです。

ストーリー展開については、まだ体験版なので、良いとも悪いともいえません。ただ、冒頭からいきなりゲームに強制参加させられる展開なので、やや急すぎるかなとは思いました。日常における主人公とヒロイン達の関係が事前に描かれていないので、あまりヒロインに思い入れのない状態からはじまります。通常の物語の構造から考えるなら、たぶん、本編中で回想する形で描かれたりするんじゃないかとは思いますが、描かれないかもしれません。

違和感をおぼえたのは、1ゲーム終了時におけるプレイヤー以外のヒロイン達の反応ですね。プレイヤーが部屋の中でどんなことをやっていたのかはモニターを通して知っているはずなのに、出迎えたときの反応が淡白すぎです。もう少し、生理的嫌悪感をおぼえてドン引きしてくれたほうが人間として自然だと思うのですが……(それとも、「解錠後の映像や音声は表示されない」というアナウンスの『解錠後』というのは、鍵箱を開けることを意味してるのかな?)。

また、ストーリーの整合性から考えると、途中の話を間引いているような展開もありましたね。製品版では、補完されるのでしょうか。

体験版終了後は、いくつか不安な要素はあるものの、「euphoriaは期待できる作品だ」という感想を持ちました。私は、ほぼ確実に買うと思います。体験版時点でのエロシーンは鉄板の出来でしたしね。ただ、今時珍しいくらい”えげつない”作品なので、ダメな人は体験版でもう受けつけないだろうことは注意しておきます。