- 2010-05-09 (日) 17:15
- 商業エロゲーム レビュー | 鬼畜・陵辱ゲーム レビュー
黒獣 ~気高き聖女は白濁に染まる~について
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| パッケージ版 | (Amazon)(DMM)(駿河屋) |
| ダウンロード版 | (DLsite)(DMM)(DiGiket)(Gyutto) |
あらすじ
DMMの『黒獣 ~気高き聖女は白濁に染まる~』紹介ページ参照。
総評 115/200(可)
多くのヒロインを輪姦し、精液塗れにするエロシーンの詰め合わせのような作品。ストーリー展開とテキストは駄目駄目、一部声優の演技も×。しかし一枚絵の出来はとても良く、エロの内容も凝っているので、実用性それ自体は決して低くない。
完璧を求めるなら本作は駄作に違いないが、後述する数々の欠点に目を瞑れるなら、長期の実用にもたえ得るだろう。『聖奴隷学園』あたりが好きな方にとっては、むしろ良作と呼べるかもしれない。
シナリオについての評価・レビュー 10/60点
(1)ストーリーは、エロのおまけである。世界観はダイジェストに語られ、砦攻略戦の経緯もかなり端折って描かれる。序盤は、「攻略する砦の選択→調略済みのキーマン登場→彼の要望を聞くか否か→砦攻略戦→下っ端を捕らえ、陵辱→ヒロインを捕らえ、陵辱」のループを7回繰り返すだけで、非常につまらない。
それから中盤以降、捕らえたヒロインは公共娼婦として一晩を競売にかけられ、不本意にも客を取らされるのだが、この通常奉仕がヒロイン1人当たり2回しかない。しかもヒロイン全員を1回ずつ奉仕させないと、2回目の奉仕を実行できないので、選択肢の存在など無意味であり、むしろあるだけ邪魔だ。ヒロイン全員の通常奉仕を1巡させるごとに「懲罰」とよばれる個別イベントを閲覧できるが、これも合計2回しかないので、ヒロイン1人当たりのイベント数はやはり少ない。
その一方で、立ち絵すらないゲストの陵辱イベントが9本もある。この数は、全体の1割に相当する。ただ、これらはプロット上必要なイベントばかりなので、そのイベントの存在自体は否定しない。だが、このために肝心のヒロイン達のイベント数が割を食っているのだとしたら、それはそれで気に入らないことだ。
(2)エロシーンにおけるテキストは、だいぶ出来が悪い。例えば、
肉の喜びを知りながらも、同時に、本当の快絶を知らない初心な人妻の肉体が、次第に、否応なしに舅のペニスに感じ身もだえていく。
だが、同時に、張り詰めたクラウディアの精神は、感じたくない、声をあげたくないと叫び、必死に歯を食いしばる。
こんな具合に、中身の薄いテキストを冗長に引き伸ばした駄文が、延々と続く。過剰な読点の打ち方といい、無駄な修辞の用い方といい、『聖奴隷学園』の稚拙なテキストに通じるものを感じる。
(3)エンディングを網羅するための攻略は、苦行である。懲罰では2回とも同じヒロインを選択しなければ、個別または全員一緒のエンディングを観ることができない。したがって、全てのエンディングを観るためには、どれだけ合理的にやっても、第1巡目懲罰+第2巡目以降を10周する必要がある。本作のヒロインは9人だから、つまり、9種類の同じイベントを最低10回ずつ拝まされるというわけだ。
これは何の嫌がらせか? 嫌がらせ以外の理由をもって、こんなクソみたいなフラグ構成を採用できるものなのか。攻略チャートを作成し終わった直後、Liquidに対する私の感情は限りなく憎悪に近いものだった(※チャート作成者は、正誤確認のため2回以上コンプリートする必要が……)。先述の欠点も相俟って、そのままの気分でレビューしていれば、0点をつける勢いだ。
(4)しかし実際のところ、本作は0点をつけられてはいない。10点である。いったい何が10点を死守したのかといえば、それは実用性の高さだ。もっとも、その実用性の高さとはテキストの質から来るものではない。およそLiquidの正規ユーザーが期待するだろう数々のエロシーンを、ちょうど上手い具合に詰め込んだ、そのあざといバランス感覚の産物である。
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