ヤキモチやきな義妹は、いつでもどこでも発情中

ヤキモチやきな義妹は、いつでもどこでも発情中

攻略はこちら

レビューと評価 70/100(良)

未来は、冴えない兄の明に恋する義妹。ある日、学園で五指に入る美少女の愛海が、明にまさかの告白をした。それを知って焦った未来は、明との既成事実を作ることによって、彼と結ばれようと試みる。

本作のエロシーンは、エロゲー的にはとてもノーマルだ。しかし一方、義妹の肉食ぶりはアブノーマル。主人公のキャラクター性は酷いが、義妹の魅力はそれを相殺して余りある。主人公の酷さと奇形なキャラクターデザインを受け入れられるなら、”買い”の作品だ。

1. ヤキモチメーター

本作の特色である「ヤキモチ値」は、とても面白い試みだ。

未来以外の女に肩入れすればするほど、画面左側の温度計のようなもの(ヤキモチメーター)の値が上昇。自分にかまってくれない兄に、義妹がヤキモチを焼いてしまう。

そうしてヤキモチ値が頂点に達すると、既成事実をネタに脅されて、またエッチしなければならなくなる。逆に、未来に優しくし続ければヤキモチを焼かれないので、それ以上は(ほとんど)近親相姦しなくてもすむのだ!

義妹とエッチするか、しないか? 義妹を本当の恋人にするか、しないか? 本作では、その選択がプレイヤーに委ねられている。もっとも、世俗の倫理に飼い慣らされた”お兄ちゃん”が本作を買うはずはないから、正しい選択は一つしかないわけだが。

2. 異常な義妹

未来とのエッチは、とてもノーマルだ。アナルセックスすらない。場所が学校の屋上だったり体育倉庫だったりするが、エロゲー的にはやっぱり普通だ。

ただし、未来という義妹自身は普通じゃない。むしろ異常である。彼女は居ても立ってもいられず兄を襲ったとき、例えばこんなことをカミングアウトした。

【未来】
「あき兄ぃのアルトリコーダー、練習に使うにはちょうど良かったよ……? あき兄ぃのよだれがついてるのも、ポイントが高かったし……ん、ちゅ……ん」

彼女は、いつか”あき兄ぃ”に奉仕するため、性欲昂る中学生男子の真似事をしていたのだ。

……なんて一途な義妹だろうか。思いの丈をぶちまけた未来は、”あき兄ぃ”専門の押しかけビッチと化す。しかし、彼女にはなかなか素直になれないところもあるので、表向きは”あき兄ぃ”が自分の奴隷だと宣言する……。

こんな義妹とエッチしないという選択肢はないのだ。

3. カスな主人公

未来は、変態だが魅力的な義妹だと思う。しかし、彼女の想い人の”あき兄ぃ”は最悪だ。

彼の最も悪いところは、義妹の処女を破った後で、近親相姦の葛藤にふけるところだ。やることはやった後で、「やっぱりこんなことはいけないと思う」と言われても、説得力に欠ける。未来のためを思っているように振舞うが、結局は自己保身に走っているに過ぎない。

その上、彼は優柔不断な性格で、自分に告白してきた同級生(愛海)と未来のどちらもすぐには選べない。ここでも何やら言い訳がましいことを考えるが、その考えにもやはり説得力がないので、「何を言っているんだお前は?」という呆れた気持ちにさせられた。

私は、別に彼の性格の悪いところが、作品の評価に影響を及ぼすほどダメだと言いたいわけではない。そうではなく、仮にも主人公の彼が、どう見てもイベント進行に都合の良い駒として扱われているところが、気に入らないのだ。

もっとも、こうしたやり方は、萌えゲーや和姦ゲーではよくある手口だ。ここを気にしないか、あるいは妥協できるなら、本作を十分に楽しむことはできると思う。最も重要な義妹のキャラクター性は、決して悪くないからだ。

評価とコメント

レビュー本編で述べた不満のほか、エロシーンのBGMが『聖ヤリマン学園援交日記』の使い回しで、いくら何でも本作には不調和だということや、声優さんの喘ぎに違和感を覚えるということもある。が、同人としてみれば、許容範囲。思ったより面白い作品だったので、私としては掘り出し物を得た気分だ。

  • 総合評価 70/100点
  • シナリオ 20/30点
  • グラフィック 20/30点
  • 音声 15/20点
  • システム 15/20点

作品情報

エロシーンの詳細
CGと声優の詳細
タイトル ヤキモチやきな義妹は、いつでもどこでも発情中
ブランド ORCSOFT
発売日 2012年2月24日
ダウンロード販売 DLsite DMM
パッケージ通販 Amazon 駿河屋