淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~

淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~

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Summary

作品のあらすじ

ヤマトたち退魔屋本舗黒猫支店の面々は、月白姉妹の要請を受け、緋緋色金の祠の調査に乗り出した。祠の前で月白姉妹を過去へ飛ばす術式を発動させるも、サポート役の深琴が集中を乱したために、菊花や桜花の代わりに深琴だけが数百年前の過去へ飛ばされてしまう。ヤマトたちは、一時的に霊力が落ちている深琴を救うため、彼女のいる過去へ向かう。

レビューの要旨

凶以降の淫妖蟲シリーズファン向けに最適化された作品。ファンが喜びそうな要素がてんこ盛りである一方、新規プレイヤーへの配慮はあまり感じらない。ただし、ストーリーに関心が薄く、グロテスクな猟奇プレイや異種妊娠・出産にのみ期待しているなら、新規に対しても購入を勧められる。

エロシーンの属性

異種妊娠・出産を最重視。グロテスクな猟奇表現が多々あり。人間または鬼による輪姦・乱交、浣腸、スカトロなどがそこそこある。過激な嗜好は、拷問、電気責め、ボディピアス、獣姦、人体改造、子宮脱、恥垢掃除フェラ、大量精飲、焼印、抜歯など一通り揃っている。むしろ無いものを探すほうがしんどい。

目次

  1. 凶以降のシリーズファン向けの作品
  2. エロシーンについて
  3. コメント

1. 凶以降のシリーズファン向けの作品

『淫妖蟲 獄』は、『淫妖蟲 凶』『淫妖蟲 零 深雪編/結衣編』の続編だ。作中では前作までの流れはほとんど説明されないので、凶と零をまだプレイしていないなら、そちらを先にやったほうがいい。新規プレイヤーが本作からはじめると、漫画やライトノベルを半ばの巻から読みはじめるのと同じくらい、話についていけないおそれがある。

『淫妖蟲 獄』本編のストーリーを端的に説明すれば、「深琴を救出に過去へ向かうも、ミイラ取りがミイラになる」というもの。ヤマトたちが訪れた過去は、『淫妖蟲 零』の時代で無事に結依の救出に成功するも、朱鬼に再び城を占拠されているという状況にある。本編は「深琴・武編」「水依・鈴子編」「月白姉妹編」の3つに分かれ、それぞれ名を題するヒロインとともに、ヤマトは深琴の救出へ向かう。しかし、朱鬼の力は強大であり、ヤマトたちは囚われの身となってしまい……というのが大まかな話の流れだ。

出典:TinkerBell『淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~』
水依に逆上する深琴
凶でも嫉妬していた深琴だが、力をつけた水依に劣等感すら抱いている。

『淫妖蟲 獄』本編は、凶や零と共通点の多いプロットに基いている。また、零で登場した先祖との共闘、月白姉妹の両親や過去の月白姉妹との遭遇、そしてついに武にハッピーエンドらしきものが用意されるなど、シリーズファンにとっては感慨深い要素が盛り込まれている。それ故、本編は、新規プレイヤーを置いてけぼりにしている感がある一方で、ファンディスク的な面白味のある内容に仕上がっている。

出典:同上
白猫支店にて
淫妖蟲シリーズでは、迂闊な選択はろくな結果を招かないと決まっている。

本編クリア後は、「白猫本舗編」と「萩尾杏依編」が待っている。白猫本舗編は、本編の事件解決後、水依と白猫支店メンバーたちが遭遇した事件を描いている。一方、萩尾杏依編は、白猫本舗編の前日譚。ナイトメアに与する蟲使い――萩尾杏依が主人公となり、彼女のエロシーンを継ぎ接ぎする形でストーリーが展開される。ちなみに、この2編は続編を匂わせる終わり方になっており、今回は新ヒロインたちの顔見せ程度の内容だった。

2. エロシーンについて

エロシーンは、『淫妖蟲 凶』以降の性的趣向を引き継いでいる。つまり、異種妊娠・出産をメインとしつつも、異種姦以外の過激な陵辱要素も孕んだ内容になっている。では凶より前のシリーズ作品はどう違うのかについては、以前私が書いた『淫妖蟲 凶』のレビューをまず読んでほしい。

本編のエロシーンでは、深琴、武、水依、鈴子、菊花、桜花が淫妖蟲を植え付けられ、蟲十郎にある程度調教される。その後は鬼たちの慰み物にされたり、朱鬼の巨根に貫かれたり、肉体改造されて苗床にされたりするわけだが、どのヒロインのエロシーンも異種妊娠・出産が徹底されている。

本編で私が最も戦慄したのは、お気に入りのヒロインである鈴子の拷問シーン。鈴子は普段高飛車ぶっているが、実は非常に情の深い娘である。彼女は犯されている最中も、弟子にして友達の水依の安否をずっと思っている。今回もまた鈴子に課せられるのはエクストリームな拷問プレイであり、乳房串刺し、石抱、抜歯など無慈悲な暴力に晒された彼女は、友達と母親の名を呼びながら衰弱していくのだ。実に哀れである。

出典:同上
拷問への秒読み
赤く焼けた火箸を――――

他に本編で特筆すべきことは、水依への責めはスカトロ要素が比較的強めで、菊花と桜花は不死という属性を利用した過激なプレイになっていること。それと、深琴だけは本題に入る前に、行きずりの男たちに引っかかって乱交系のAV撮影をされるという展開がある。ピルと偽ってビタミン剤を飲まされ続けた結果、ヤマト以外の男の子を孕み、肉便器に堕ちていく深琴の様子を楽しめる。

白猫本舗編では、水依、鈴子、空、香織、京子が、蟲使いの杏依の手にかかる。ここでもヒロインは容赦のない異種妊娠・出産を経験するわけだが、白猫本舗編は本編と違い、犯す主体が人間の男たち中心だ。ヒロインはまず人間の男たちに輪姦され、蟲を植え付けられてそれぞれ異なる調教を受けた後、最後は杏依の主であるナイトメアの贄として給されるか、ろくでもない実験の被験体扱いされる。本編と比べて、浣腸排泄などのスカトロ色が濃いのも大きな特徴の一つだろう。

萩尾杏依編は、杏依が、主であるナイトメアの仔を産む儀式に臨む様子を描いている。杏依は男の精液を大量摂取しないと体内の蟲が暴走して死んでしまうらしく、チンカス臭いペニスどもから搾精するシーンもある。基本的には自分の意思で犯されているわけだから、彼女の場合は和姦といえないこともない。

和姦といえば、脇役の琥珀や小春のエロシーンは、ヤマトの筆おろしセックスだ。各1本ずつしかないが、彼女たちのような役にもエロシーンが当てられているとは意外だった。

出典:同上
深琴の自虐
本作では、この深琴が特別悲惨なわけではないのがすごいところ。

『淫妖蟲 獄』のエロシーンには、食人を含むグロテスクなリョナ表現が含まれていることが多い。出産される蟲は膣から出てくるとは限らず、口や肛門は当然として、臍や乳首から出てくることもある。露出した子宮にペニスを挿入されるのはまだマシなほうで、生きたまま卵巣など臓器を引き抜かれたりもするので、その手の描写に飢えているなら迷わず買いの作品だ。

3. コメント

ストーリーにもこだわる新規プレイヤーには勧めにくいが、シリーズファンとしてはとても楽しめた。ストーリー性とエロのバランスは今作くらいが丁度良いのではないかと思う。次回作にも期待している。

作品情報

CGと声優の詳細
タイトル 淫妖蟲 獄 ~凌触地獄退魔録~
ブランド TinkerBell
発売日 2016年04月28日
パッケージ通販 Amazon 駿河屋