
評価:145/200(良) ダークエルフ(褐色)+近親相姦(姉)+ハーレム。
被差別ハーフダークエルフから神託により一発逆転、将来ダークエルフを統べる存在の父(予定)となり、自分を見下してきた姉たちと子作りをする。ストーリーは一貫してファンタジーコメディであり、様々な魔道具を使ったエロシーンを楽しめる(記事文字数は5,000字以上)。
あらすじ:主人公オーベルは、人間とダークエルフの混血児であるため、パブス家3姉妹との血の繋がりこそあれども、使用人の立場に甘んじていた。
しかしある日、「オーベルが愛する者との間に成す子が、ダークエルフの頂点に立ち、数千年の栄光をもたらす」という神託が下されると、オーベルの立場は一変。
これまでオーベルを見下していた3姉妹は逆に、彼を次期当主とし、姉妹のうち最低1人は彼の子どもを孕まなけれならない立場に追い込まれる。
目次
「なまいきダークエルフ3姉妹(略)」の特徴
本作は、ダークエルフ3姉妹との近親相姦ハーレムものだ。ただし、ダークエルフにとって近親相姦は禁忌ではないので、背徳感はない。
公式のストーリー紹介には、
かくして、オーベルに中出ししてもらおう(なるべく簡潔に)と奮闘する3人の姉たちだったが、
オーベルは、
「こんな美味しい状況で、すんなり子作りなんてもったいない!」
と、このチャンスを利用して、様々なワガママを姉たちに叶えてもらおうと、ムチャぶりを言い始め――!?
と、オーベルの今後の非道を示唆する記述があるが、実際の彼はそこまでクズ野郎ではない。
オーベルがムチャぶりするのは、神託の書に
「マンネリによって性的刺激が失われば着床率が下がってしまう」
という趣旨の記述があり、父アンビシオからも
「これらのアイテムを使い、マンネリを打破し。ダークエルフの栄光を導く子を作るのだ」
と言い含められているからである。

ダークエルフ3姉妹は、自分勝手な言い分でオーベルの子種を求めてくる。長女のディアーノにいたっては、中出しどころか性的接触さえ許さず、精液だけを要求する。
オーベルは、そんな3姉妹に対し、はじめは受け身で応じるものの、神託の書と数々の魔道具を譲り受けてからは、自分の立場を自覚し、エッチの主導権を握るようになる。3姉妹は、そんなオーベルの変節した態度に戸惑うものの、神託の子を孕むためにしぶしぶ彼の要求に応じていく。
ダークエルフ3姉妹とのエロシーンでは、彼女たちへのプレイや性的嗜好にあわせて、様々な魔道具が利用される(ヒロイン別感想を参照)。3姉妹は普段着からしてエロいが、話が進むと固有のエロ衣装――ディアーノはボンデージ、シーラはエロメイド服、スプラは牝犬衣装――を身につけるようになる。
個別のエロシーンとしては、ディアーノは絶倫セックス、シーラはスパンキングや恥辱プレイ、スプラは野外露出プレイが目立つ。異種姦や獣姦の要素もあるが、オーベルが魔道具によって変身した異種族や獣が相手となるので、純粋にそれらを異種姦、獣姦と呼べるかは微妙だろう。

本作には2つのエンディングがあるが、いずれもハーレムエンドである。ハーレムでのエロシーンは、それまでの個別エロと比べてとても豪華な内容だ。和姦ハーレムに相応しい大団円であり、過度にストレスがかかる要素はない。
本作のストーリーは、3姉妹とのセックスライフを中心に描かれるが、それと並行する議会や権力者たちの喜劇もなかなか面白い。私は購入当初、シナリオにはまるで期待していなかったものの、コメディとして意外にしっかりとした内容で驚かされた。
ディアーノ ~ダークエルフの未来に尽くす冷酷長女~
ディアーノは、3姉妹のなかで最もオーベルに対して辛辣な態度を取る長女。
神託が下されてからも、ディアーノにはオーベルとセックスする気はさらさらない。汚らわしい行為により子を産むのではなく、体外受精により子どもを作ろうとする。さらに、体外受精に成功した暁には、浮気防止のためオーベルを去勢するつもりだという。

ディアーノは、どうせ結婚するなら自分よりも優れた男性、という願望を持っている。また、ディアーノには、人間の奴隷商人に拐かされ、危うく性奴隷にされかけた過去がある。そのため、オーベルのようなハーフダークエルフに対しては良い感情を持てない。半分人間である男に処女を捧げるなどもってのほかだというわけだ。
ディアーノが子作りするに至った経緯
ディアーノは本気で体外受精による子作りを目論んでいたが、その計画は他の姉妹の裏切りにより早くも頓挫してしまう。さらには、パブス家現当主アンビシオから説得され、ダークエルフの未来のために我が身を捧げるべきだという考えに至るのだった。
ディアーノというキャラクターの面白いところは、本当に滅私奉公の精神でオーベルとセックスしようとするクソ真面目な性格だ。
ディアーノはオーベルとの子作りを悍ましい何かとでも思っているようで、自分が犠牲になるのだから他の姉妹は彼とセックスする必要はないなどと、善意によって主張している。シーラやスプラからすれば大きなお世話だが、傍から見ているぶんには面白い女傑だと思う。

ディアーノとの子作りとエロシーン
ディアーノは当初、汚らわしいものでも扱うように、オーベルと性交しようとする。オーベルには自分の肉体を目視することさえ許さず、常に自分がリードしようとする……が、なかなか思い通りにはいかなかった。オーベルとのエッチで不覚にも感じてしまったが、それは絶対に認めたくないようだ。

ディアーノはオーベルに主導権を握られるのが嫌で、性交に関する書物を読んで自学自習する。だが、それで学んだ知識は墓穴を掘る程度にしか役立たず、かえって自分自身を辱める結果に。
ディアーノとのセックスで用いられる小道具は、「磁石の粉入り口紅」や「思ったことを全部口に出してしまう魔法の指輪」など。ディアーノの高すぎるプライドを刺激し、根本的に淫らな自分の本性に気づかせるには都合の良い小道具ばかりだった。
- オーベルに目隠しをして、後背位(素股)
- フェラチオ。正常位で処女喪失(挿入したまま5時間耐久セックス)。
- まんぐり返しセックス
- 背面騎乗位。途中、自ら尻にローター挿入。後背位。(何度も連続射精)
- ボンデージ:立側位。失禁。
シーラ ~強さへのコンプレックスを抱く脳筋次女~
脳筋次女のシーラは、強さを信奉するダークエルフの戦士だ。シーラには、昔か弱かったせいで他種族から馬鹿にされていた過去があり、そのことが今の強さへのコンプレックスに結びついている。
シーラが子作りするに至った経緯
シーラは、かねてより軟弱者のハーフダークエルフであるオーベルを見下していた。神託が下ってからも、自分より弱い男の子を孕むなどあり得ないと思っていた。
しかし、三女のスプラがオーベルとエッチし始めると、考えを改めざるを得なくなる。このままいけばオーべルがパブス家当主となり、シーラは彼の下につく羽目になるからだ。

シーラは、軟弱者との子作りと、将来の屈辱を天秤にかけ、悩んだ末に前者をとったのだ。
シーラとの子作りとエロシーン
シーラは当初、オーベルはただの自慰の道具だと考えることで、自分をごまかそうとする。しかしもちろん、そんなごまかしが上手くいくはずもなかった。
強さへのコンプレックスを抱くシーラには、その裏返しとしてか、マゾの素地があった。シーラは、屈辱的な扱いを受けると、かえって感じてしまうような女だったのだ。
シーラとの子作りでは、「躾けの玉」や「痺れ薬」、「変身の杖」などを用いる。
「躾けの玉」とは、本来はダークエルフの子どもを躾けるための道具だ。シーラに使用されるそれは大人向けに改造されたもので、反抗的な態度をとると、見えない手が容赦なく対象の尻を叩く。
シーラは、スパンキングされて感じてしまう真性マゾだ。鍛えあげられたシーラの尻は、叩かれるたびにとても良い音を響かせてくれる――もっとも、同時に鳴る彼女自身の甘い嬌声ほどではないのだけれども。

- 騎乗位
- 風呂場でローションプレイ(パイズリ。まんぐり返しセックス。)
- トイレで便器扱い(恥垢舐め取りフェラ。強制飲尿。)
- エロメイド服:スパンキング。アナル指責め。アナルセックス。
- エロメイド服(貞操帯):娼館で見世物に(ゴブリンに化けたオーベルと、尻コキ&乳首苛め。後背位。)
スプラ ~ダークエルフの王妃になりたい腹黒三女~
スプラは、ダークエルフのアイドル的存在……という設定だ。何やら彼女のファンも結構な数がいるらしい。
スプラが子作りするに至った経緯
スプラも、神託が下る前は使用人にすぎなかったオーベルを見下していた。しかし、スプラの差別意識には、他の姉妹のように過去のトラウマによる裏付けがなかった。
また、スプラは地位欲のある野心家でもあるので、オーベルの子を孕むことで得られるメリットが大きいのなら、彼とエッチすることに躊躇する理由はないのだった。

スプラとの子作りとエロシーン
とはいえ、今まで見下していた相手と子作りする、というのには抵抗がないでもない。それに、スプラは未だに処女だったのだ。そのため、スプラは自分をオーベルの自慰のおかずとして提供し、射精するときだけ子宮を使っていいなどと無茶振りをするが、もちろんそれは他の姉妹と同様に上手くいかなかった。
スプラのエロシーンは野外で行われることもあり、露出・羞恥系のプレイが目立つ。使われる小道具は、「犬に見える首輪」や「通信用魔道具」など。ファンの多い彼女を公然と辱めるにはもってこいの小道具だ。そうやって散々スプラを辱めて、みんなのスプラから自分だけのスプラにしてしまうのだ。

- 裏路地でキス。立ちバック(処女喪失)。
- 半裸をみせて、オナニー補助
- 尻コキ(後背位)
- マイクロビキニ:ビーチで、汗だく騎乗位
- 牝犬衣装(ほぼ全裸):街道で、犬の格好で放尿。人前で交尾。
- 牝犬衣装(ほぼ全裸):ディープスロート。服従ポーズでセックス。
ハーレム ~中出しを求めるダークエルフ3姉妹~
3姉妹がオーベルを愛し、他の姉妹に譲りたくないという独占欲に目覚めると、最初にオーベルの子を孕んだものが一番愛されているのだとして競争になる。そうして3姉妹はオーベルの子種を求めるのだが、最初のハーレムセックスで妊娠するかしないかで、ルート分岐することになる。
どのルートに進もうと、3姉妹のからだには淫紋が刻まれる。これは、「ダークエルフの女が男に身も心も許したときに現れる文様」であるという。

ハーレムのエロシーンは小分けにされるのではなくて、一度にどっさりと連続して投入される。これまでの姉妹単体エロシーンよりも内容的に豪華で、夏祭り最後の花火のように満足度の高いエロシーンだった。
- 4P:尻を並べて順番セックス(後背位)
- 4P(妊娠ぼて腹):公開種付けパレード(公の場でいろいろと。母乳あり。)
- 4P(粘液まみれ):順番セックス
- 4P:父に化けたオーベルにトリプルフェラ。騎乗位など。
- ディアーノ(ボンデージ):後背位(膣→アナル)
- シーラ(エロメイド服):見世物小屋で、オーク(オーベル)の巨根で腹ボコセックス(背面位)
- スプラ(牝犬衣装):街中を四つん這いで散歩。犬(オーベル)と公開獣姦。
総評
長所
- ダークエルフオンリーで褐色肌に特化している。
- 褐色肌の質感が良い(明所暗所の塗り分け、肌に滴る液体表現がエロい)。
- 三姉妹の性格や性的嗜好が差別化され、それがエロシーンに反映されている。
- 立ち絵の変化が富んでおり、日常のストーリー演出に貢献している。
- 単なるエロシーンの継ぎ接ぎに終始せず、喜劇としても面白いストーリー。
短所
- 非常に少ない基本CG枚数(36枚しかない)。
- ミドルプライスとしては尺が短めなストーリー。
不満を感じるのは、主にボリュームに関して。購入前から予想できていたこととはいえ、量的なコスパは良くない。
しかし、コンテンツの質に関してはとても満足している。グラフィックだけでなく、シナリオのほうも出来が良かったのは望外の喜びだ。褐色ヒロイン――特にダークエルフ――が好きな方にはオススメできる。
- 総合評価 145/200点
- シナリオ 40/60点
- グラフィック 60/80点
- 音声 30/40点
- システム 15/20点
作品情報
タイトル | なまいきダークエルフ3姉妹が僕に中出しを求める。 |
ブランド | WAFFLE |
発売日 | 2018/04/27 |
ダウンロード販売 | FANZA |
パッケージ通販 | Getchu 駿河屋 |