- 2009-08-03 (月) 13:39
- 商業エロゲーム レビュー | 大人向エロゲーム レビュー
仏蘭西少女 ~Une fille blanche~について
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| パッケージ版 | (Amazon)(DMM) |
| ダウンロード版 | (DLsite)(DMM)(DiGiket)(Gyutto) |
ストーリー概要
矢旗澤子爵家当主である主人公は、織田桐伯爵家の放蕩当主 治道の遺言により、鉄塔の聳え立つ不気味な屋敷を相続した。まるで廃墟のような屋敷の地下室には、まるで仏蘭西人形のように美しく、可憐な純白少女が眠っていた。その少女に惹かれた主人公が、少女の耳元で「光在れ」と囁いたとき、彼は少女の”ご主人様”となった。
“ご主人様”は、純白少女のために、毎日彼女にマウス・トゥー・マウスで”神酒”を飲ませなければならない。そうして少女の口唇を貪り、柔和な白肌に手を馴染ませた主人公は、いつからか少女に対し、肉の欲望を抱くようになる。
己の社会的立場と、少女への淫らな欲望と――主人公は葛藤しながら、しかし確実に、純白少女の、肉欲の虜になっていく……。
総評 105/200(可)
大正時代を舞台とした、一人の少女を巡る愛憎劇。丸谷+TONYという人気クリエイター2人による作品ということと、作品のテーマが好みなこともあって、大いに期待を寄せていた。が、実際にプレイしてみれば、ただのクソゲーだった。
大金のかかった駄作というのは、時に低予算の地雷作品よりも罪深いことをする。……何がそんなに駄目かって? それはゲームデザインが根本的におかしいから、全体的に駄目なのだ。まったく、奇を衒わなければ良作にもなれたものを……。非常に惜しい作品だ。
シナリオについての評価・レビュー 15/80点
序
『仏蘭西少女』は、大正時代を舞台とし、純白少女(Une fille blanche)に魅了された矢旗澤子爵の破滅を描いた作品だ。ヒロインは、純白少女 オルタンシア、義理の妹 香純、友人の姉で上海マフィアのボス 舞子の三人がいる。
物語の前半は共通ルートであり、ここでのパラメータの変化によって、後半の各ルートへ分岐する。後半は6つのルートに分岐するが、これらのルートは相互にリンクしている。エンディングによっては、例えば少女ルートから多情ルートに入って、特定の行動をすることを要求しているものもある。
『仏蘭西少女』の物語は、かなりゆっくりと進展していく。良く言えば、登場人物の心理や状況の変化がじっくりと描かれている一方、悪く言えば話の展開が遅すぎるともいえる。エロシーンも、物語の半分を占める共通ルートが終わるまで、ほとんど出てこない。そのため、手っ取り早く抜きたい方や、テンポのはやい物語を楽しみたい方にとって、本作はまず向いていない。
また、48個のエンディングのうち過半数は、バッドエンドか鬱エンドである。それゆえ、プレイヤーはどのように攻略したとしても、バッドエンド・鬱エンドの連続を観ることになるだろう。また後述するように、本作の攻略難度は非常識に高いので、自力攻略にこだわると、同じエンディングを何度も観たり、共通ルートを何度も往復し、60~80時間ほどを浪費する破目になるだろうことは覚悟しておいたほうがいい。
私は、『仏蘭西少女』のシナリオはゴミだ、と思っている。その理由は、主に2つある。冗長なテキストが読んでいてだるいのと、ほとんど誰にもコンプリートできないような複雑なゲームデザインが致命的なのだ。以下では、これらの理由について、さらに詳しく言及していく。
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