鋼殻のアイ ~潜在意識へのメス豚刻印~ 感想

鋼殻のアイ~潜在意識へのメス豚刻印~

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感想と評価 140/200(良)

組織犯罪強襲部隊の上級捜査官である藤崎愛は、班長(宮村由香里)の指揮の下、国際的な人身売買組織サクリファイスを追っている。愛は、捜査のため上流階級が集うパーティに潜り込むが、そこでサクリファイスの罠にはめられてしまう。囚われの身となった愛は、組織の重要人物である調教師Xの手によって、潜在刻印によるメス豚調教を施される。

機械責めを重視した戦闘ヒロイン調教もの。いつもの黒リリス作品と比べて、マニアックかつグロテスクな内容だった。

ストーリー展開やエロシーンの作りに大雑把なところもあるが、全体的には良い出来だ。機械責めのほかに、口淫・精飲、快楽系の輪姦、アナル系のエロシーンが好きなら、十分満足できる作品だと思う。

1. エロシーン総論

両手を拘束され、口を犯されるアイ

本作のエロシーンの7割は、愛単独だ。愛以外の単独シーンは全体の1割未満。他は、愛と他ヒロインを交えた複数プレイになっている。

エロの傾向は、いつものBlack LiLiTHと比べて、ずいぶんとマニアックだ。他所の作品でもお目にかかれないようなエロシーンが目立ち、また、流血をともなうグロテスクな場面も複数ある。

処女喪失時の秘所はあからさまに血塗れで、痛々しい。性交中に相手を殺害する場面では、切り裂かれた肉体から飛び散る鮮血が、性交中の一枚絵にはっきりと描かれている。

序盤のエロシーンついては、1本に様々な要素を詰め込みすぎた嫌いがある。1本のエロシーンで1個の責めに特化せず、次々と別の責めが追加されていく。そういう演出自体は悪くないのだが、個々の責めがあまり丁寧に描かれていないのが問題だ。

展開が性急で、男は早漏。たいして盛り上がらないうちに、途中で画面暗転して「長時間が経過した」と演出されても、釈然としない。また、こちらの性的興奮が十分でないのに、男達にさっさと射精されてもつまらないのだ。

しかし中盤以降は、段々と丁寧な描写になっていく。ようやく潜在刻印の真価が発揮されたこともあって、プレイヤーのエロシーンを観る目も変わってくるだろう。マニアックなエロシーンを適当に詰め込んだような序盤さえ乗り切れば、本作の一番美味しいところを堪能できる。

2. エロシーン各論

乱交する舞

エロシーンは、機械責めを重視。他には、口淫・精飲、輪姦・乱交、アナル関係を重視している。

機械責めでは、人間の男も参加して責めることはほとんどない。無骨な有線バイブで責め立て、マジックハンドで乳房を揉みしだき、針で局部を刺し、電気で責める。

監禁中の食事は精液や流動食で、開口具とチューブを通して強制的に食べさせる。人体改造も行われるが、これに関しては肉体的な改造よりも精神的な改造のほうが印象的だった。

口淫・精飲は、一度射精されてからがむしろ本番である。精液塗れのペニスのお掃除や口内に残った精液のごっくん、さらに多くのペニスを貪るなど、なかなか凝った内容だ。射精以前には、チンカス掃除や皮剥きもある。

輪姦・乱交は、快楽寄りで、嫌悪感はかなり弱めだ。無理やり系が好きな方には、まず向いていないだろう。快楽系や肉便器のシチュエーションが好きなら、そこそこ使えるかもしれない。

アナル関係は、ビジュアル面で恵まれている。肛門を自ら拡げてみせたり、ペニスを出し入れして拡がった無修正の肛門を何度も見せてくれるのが嬉しい。排便を我慢させたり、腸内に異物を詰め込んで犯す場面もなかなか良かった。

ただ、排泄物の見た目はもっと工夫してほしい。あんなの、切られる前の沢庵にしか見えない。コンニャクとともに噴出する場面も、一気に出し過ぎである。

3. 終わってみれば、なかなか良かった

ストーリー展開は、序盤が雑すぎるので、途中で読み進めるのを止めたくなった。愛は、エロシーンでは毎度快楽に溺れるが、その後はまた反抗的な態度に戻る。そのギャップはとても滑稽なものだ。この繰り返しでサクサクと話が進んでいくので、このまま行けば達成感に欠ける展開だと思えた。

しかし、序盤を耐えて中盤まで読み進めると、愛の置かれた過酷な状況を真の意味で理解できる。調教師Xに逆らうことができず、味方からも疎まれ、四面楚歌の状況に苦悩する愛の姿には、嗜虐心を唆られた。

今作では、『対魔忍ユキカゼ』や『堕ちる人妻』と違って、真エンディングにしっかりとオチがつけられいる。それでいて、次回への架け橋もちゃっかり架けられている。

続編を意識したエンディングとしては、かなり頑張ったほうではないか。実際に続編が作られるかどうかは分からないが、次回を期待できる終わり方だった。

  • 総合評価 140/200点
  • シナリオ 35/60点
  • グラフィック 65/80点
  • 音声 30/40点
  • システム 10/20点

エッチ内容について

エロシーンの詳細

機械責めでは、誰が操作しているかに関係なく、責めの主体を「機械」で統一した。また、調教師X以外の男性キャラクターは「男」で統一した。主体が重要だと考えられる場合は、個別に明記してある。

乳首ピアスや刺青の有無は、ビジュアル上それが確認できる場合のみ明記してある。

便所の個室で、立ったままオナニーする
(ボンデージ)×機械
四肢を壁に固定されたまま、機械ペニスで膣→アナルの少女を奪われる
背を海老反りに固定されたまま、両穴をバイブで責められる
卑猥な安楽椅子に座らされたまま、機械ペニスで両穴を犯される
 →チューブを通して精液ゼリーを飲まされ、乳首や陰核に注射される
がに股中腰で拘束されたまま、両穴をバイブで責められる
 →真空ポンプで搾乳され、チューブを通して濃厚精液ゼリーを飲まされる
うつ伏せに宙吊りにされたまま、両穴をバイブで責められる
 →乳首に注射されて乳房が肥大・変形し、搾乳される
(ソケットスーツ)×機械
その他(拘束,失禁,電気責め等)
×機械
蛙の格好で拘束されたまま、乳首と陰核に注射され、電気責めにあう
 →両穴を犯されながら、怪しげなヘルメットを被せられる
 →ピアスを乳首と陰核に装着され、下腹部に刺青を彫られる
(ボンデージ)×調教師X
ディープスロートさせられた後、精液塗れの胸でパイズリさせられる
メス豚のポーズで、チンポをおねだりさせられる
騎乗位で犯されながら、陰核を抓られる
精液塗れのペニスを口で綺麗にする
まんぐり返しで拘束されたまま、浣腸される
 →アナル栓をされ、乳首にローターを装着、膣にバイブを挿入される
 →排泄許可を懇願させられた後、極太糞を排泄
排泄後のアナルにペニスを何度も出し入れされる
(ドレス)×調教師X
(※以下のシーンは回想登録されない)
両手足を拘束されたまま、腹部を殴られる
両手足を拘束されたまま、鞭打たれる
両手足を拘束されたまま、快楽と苦痛を増幅される
(ドレス,乳首ピアス,刺青)×調教師X
濃厚に接吻しながら、手コキで奉仕する
四つん這いになって、アナルを犯してもらう
騎乗位でセックスしながら、乳首のピアスを引っ張られる
×男
同僚の包茎を剥いて、無理やり口淫→パイズリする
騎乗位で無理やり同僚を犯す
×男達
両手を拘束されたまま、部下を含む多数のペニスを口淫させられる
部下を含む男達とまぐわう
街灯に肉便器として拘束されたまま、浮浪者達に犯される
便器に肉便器(落書有)として拘束されて浮浪者達に犯され、尿をぶっかけられる
(ボンデージ)×男達
大勢とまぐわう
チンカスを舐めとり、精液を絞りとる
乳首と陰核にローター装着、両穴にバイブを挿入されたまま放置される
宙吊りのまま背後から犯され、開口具をはめられてイラマチオされる
宙吊りのまま背後から犯され、チューブを通して大量精飲させられる
宙吊りのまま背後から犯され、口も犯される
(ボンデージ,乳首ピアス,刺青)×男達
複数のVIP達に口淫奉仕する

×男達
大勢とまぐわう

由香里

×調教師X
膣にバイブを挿入されながら、アナルセックス

複数

{愛(ボンデージ)+舞}×調教師X
ダブルフェラで奉仕する
舞が双頭ディルドで愛を責める
 &調教師Xが愛のアナルを犯し、舞のアナルにバイブを挿入する
{愛(乳首ピアス)+美和子}(ボンデージ)×調教師X
ダブルパイズリフェラで奉仕する
両手足を拘束にされた美和子の秘所を、愛が舐める
愛が美和子に愛撫し、調教師Xが美和子の子宮を犯す
{愛(ボンデージ)+由香里}×男
まんぐり返しにされた愛の肛門を、由香里が舐める
まんぐり返しにされた愛の腸内に、男が多数のこんにゃくを詰め込む
 →そのまま男が愛のアナルを犯した後、愛が自ら肛門を拡げて排泄
{愛(乳首ピアス,刺青)+由香里+美和子+舞}(ボンデージ)×調教師X
愛が騎乗位で性交し、美和子が愛の陰核を舐める
 &由香里がアナルバイブで責められ、顔騎した舞は秘所を舐められる

作品情報

CGと声優の詳細
CG・エロシーン
原画 ZOL
CG枚数 42枚
エロシーン数

24本

内訳

愛 17/舞 1/由香里 1
愛&舞 1/愛&由香里 1/愛&美和子 2
ハーレム 1

アナル修正 肛門無修正
声優リスト
新世有希乃 由香里 榊木春乃
美和子 有賀桃 青空ラムネ
タイトル 鋼殻のアイ ~潜在意識へのメス豚刻印~
ブランド Lilith
発売日 2012年02月24日
ダウンロード販売 DLsite FANZA
パッケージ通販 Amazon 駿河屋

※本作には、完全版があります。