レビュー 140/200(良)
文武ともにダメなオタク学生である早坂オサムは、クラスメイト達からいじめを受けていた。オサムがある日部屋の掃除をしていると、過去に海外から取り寄せた催眠機能つき指輪を発見。担任の小芝可憐に試してみたところ、その催眠効果は本物だと判明した。オサムは指輪の力を使って、最も憎らしい3人のヒロインたちに復讐を試みる。
学園を舞台にした催眠陵辱劇。プロローグでは、オサムに対するヒロインたちの横暴が、かなり憎たらしく描かれている。オサムは彼女たちのせいで、下着泥棒の咎を背負わされ、冤罪で停学になり、さらには唯一の心の拠り所であったアニメ研究部まで活動停止に追い込まれている。オサムが復讐する動機は充分なので、心置きなく彼女たちへの催眠陵辱を楽しむことができる。
本作の催眠は、常識改変から記憶の改ざん、さらには肉体の操作まで可能という無制限なものだ。オサムは、ヒロインごとに違った趣向の催眠をかけて、彼女たちを個別に陵辱していく。
出典:『絶対暗示マラオネット~催眠復讐ゲーム~(DL版)』
オサムを恋人と誤認し、媚びる唯奈。
例えば、野々崎唯奈は、サッカー部エースの長谷川と恋人に近い関係にある。そこで、オサムは、唯奈にオサムを恋人と誤認させ、乱暴に犯されるのを好む性癖を植えつけられる。催眠中は長谷川を嫌悪するよう操作されており、また、催眠の副作用で異性との接触に嫌悪感を覚えることもある。
唯奈のエロシーンには、彼女がクラリネット奏者であることから、オサムのペニスをクラリネットに見立ててしゃぶらされるシーンがある。普段はオサムを嫌悪しているのに、恋人催眠中は彼とラブラブな雰囲気でセックス。もちろん、オサムを嫌悪したままの状態でのセックスも用意されている。
出典:同上
肉体の自由を奪われ、快楽に敏感になった彩愛。
城戸彩愛の場合は、唯奈と違って、基本的に正気は保ったままだ。ただし、肉体の自由は奪われており、オサムに好き勝手に弄ばれることになる。
心は正気のままだという特性を活かし、彼女のエロシーンは、生徒たちの前など露出的なシチュエーションで行われることが多い。普段は正論と権力を振りかざしている彩愛が、惨めに犯されたあげく学園で噂になる展開は良い気味だった。
出典:同上
全裸に落書きされた状態で、授業させられる可憐。
小芝可憐は、立派な教師になりたいのになれないコンプレックスを利用される。例えば、慕われている先生はオチンチンを指導するのが当たり前と常識改変されたり、一流の教師ならば羞恥心とも上手く付き合う必要があるとして、露出オナニーさせられたりする。彼女への責めは、ギャラリーの前で行われることが多いが、常識改変の影響であまり羞恥している様子はない。
『絶対暗示マラオネット』は、このように、ヒロインの個性を催眠陵辱の内容にしっかり反映させて差別化しているところが評価できる。主人公がヒロインを犯す動機が明確で、決して日和らず、今まで虐げられてきたことへの復讐をちゃんと成し遂げているところも良い。エロシーンは、わるきゅ~れにしては少し大人しいように思えるが、一般的には十分過激な内容だ。
注意点としては、主人公はヒロインに復讐したいのであって、別に本当の恋人同士になりたいわけではないということ。その証拠に、オサムはどのエンディングでもヒロインを独占しようとはしない。むしろ積極的に、ヒロインを肉便器として乱交の場に提供するくらいだから、独占好きとは相性が悪いだろう。
- 総合評価 140/200点
- シナリオ 40/60点
- グラフィック 60/80点
- 音声 30/40点
- システム 10/20点
作品情報
タイトル | 絶対暗示マラオネット ~催眠復讐ゲーム~ |
ブランド | わるきゅ〜れ |
発売日 | 2016年01月29日 |
ダウンロード販売 | DLsite FANZA |
パッケージ通販 | Amazon 駿河屋 |